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ネーム個別相談を受けたの巻

年末に撃沈したネームを、プロットから(もっと言うとテーマと箱書きから)組み直し、1月末から1週間で描き上げた。前回より約10ページ減。内容はガラリと変わった。自宅では集中できなかったので、カフェや快活に通いつめた。

ところが、指摘されたところが改善されているのかまったく自信がなかった。お話作りもコマワリも、完全に独学だったから、きちんと学んだことが活かされているのかわからなかったのだ。
担当編集さんと連絡がしばらく途絶えているので、できるだけ早く提出したかったけど…なんかこわい。勇気がなかった。ドチャクソ怖がりなんです。


そんなとき、東京ネームタンクさんの個別相談なるものを知った。なんだか評判が良いみたい。藁にもすがる思いで予約した。

個別相談はオンライン。持ち込み経験すらゼロなので、めためた緊張した。
まずzoomのマイクがどうしてもミュート解除できなくてアセアセした。テストミーティングまでやったのにこのザマである。(ちなみに私はteamsユーザーである)
そらそうや、私よ。録音するか否かポップアップ出てるんだからさっさと押しなさい。

てな感じで、初っ端からバタバタでスタートした。(すみません…)
序盤でも書いたが、持ち込み経験が皆無である。なので、目の前で、リアルタイムで漫画を読まれて尚且つコメントをいただくという行為に、この上なく緊張した。学生の頃、友達や先生に漫画を読まれていたあの頃のドキドキ感と近い。でも今回はプロなので、話が違うんですけど…

画面には拙いアナログネームを一生懸命撮って加工した(これが結構時間かかるんよ)画像が共有されており、表示されっぱなしの状態である。先生が読んでいる間はゆっくりしてくださっていいですよ〜とのことだった。
でも持ち込みでは、「読まれている間の相手の様子をよく見るべし」って言うじゃないですか。だからボーッとせず、画面をずっと凝視していた。講師の先生は読んでいる間、コマにカーソルを合わせながらずっとリアクションしてくださっていた。以下、私のメモ。

はずかしい!!
めっちゃ笑ってくれてる!(※私の気持ち)
ひゃ〜〜〜〜〜そうか〜〜〜
女の子かっこいい! うれしい〜〜〜〜
あ!!!このシーン!!!
読後感よし! 好感度高い主人公 ネーム力高い

主人公、性格悪すぎて大丈夫かなと思ったけどよかった。てか、ネーム力高いなんて言われたら、調子に乗っちゃうよおお!



漫画の内容とともに詳細は伏せるが、このメモだけで熱量は十分に伝わると思う。
最初はなんだか恥ずかしかったのだが、ほんとに真剣に向き合ってくださっているのだな…と思った。
たった30分と短い時間なのに、なんて的確なコメント。
バッキバキのブロークンハートだったから、こんなにいろんな反応をいただけて、めちゃくちゃ嬉しかった。感涙。


最も悩みの種だった「何の話かわかるか(前回はテーマ皆無だった)」に主軸を置いてお話を聞いた。
「テーマははっきりそのまま書いてはならぬ」という脚本術のおきて?に倣って描いたので、自分の意図は伝わりにくかったかもしれない。でも受け取り方は読者の自由だから、まぁいいのかな?
少なくとも、作者の自分は仰られたことにスーパー納得している…!

「ピンポイントに修正できるようなアドバイス」として数箇所具体的に教えていただいた。どちらも頷きすぎて首が折れるほど納得のアドバイスだったので、これを踏まえてブラッシュアップしたいと思う。

あと、先生とわたしが良い!と思ったコマが一致したのは胸熱だった。同担と推し語りする時と同じテンションになる。


最後に「自信をもって!!」と背中を押していただいた。
ありがとうございます!!!!!




東京ネームタンクさんは「相手にとことん寄り添う」方針だそうで、それには合う人合わない人がいると思うけど、私には抜群に合っていたと感じている。
モノを書く(描く)・生み出すという行為は孤独でつらいもの。だから、どんな形であれ、誰かに背中を押してもらえるのはものすごく心強いことだ。

ほんとは用事がなければ、「8pネーム制作ワークショップ」も参加したかった…。またいずれ!!


おわり。






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