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「ふたりのアリーナ」講評

こんにちは。なかのです。
このところ担当さんに送るプロットとキャラ表を頑張ってまとめてるのですが、どうも頭打ち状態になりまして。
今日は友達にもくりで相談しました。やっぱり読者目線大事!
5つくらいネタがあり、うち2つはとりあえずまとめたのですがしっくりこず。
その中での学び。
・女性向け漫画の読み切りではメインキャラ3人はキツい。2人がベストである。(内容による)
・キャラクター固め大事。ブレないように。

わりと当たり前なことだと思うんだけど、どーしてもつまづくよね〜。
相談してよかった!!
結局ほぼ振り出しに戻ったけど!!
なんかさわやか!
推しの命日に…(例のジャンプのやつです)
ありがとう!!



投稿してみてわかったことは


さて、9月半ばにX(旧Twitterですな)に投稿した「ふたりのアリーナ」という漫画。
結局当初投稿予定だった某サイトの賞レースへの参加を(わりとしょーもない理由で)逃してしまい、(ムシャクシャしたので)様々なサイトにぶち込んできました。
とりま今の所、pixiv・ジャンプルーキー・デイズネオ(お初)・ミタイ!の4つです。
今回の講評は「ミタイ!」になるんですけど、まずはそれ以外のサイトにぶち込んでみた感想をば…

pixivはこの中で1番長く使っているけど、BLは人気だなぁと思う伸びだった。
りゅうのすけの意中の人が誰かについて、ミスリードを誘うために「BL」ワードやタグをあえて付けてなかったんですが(描いてて「これBL?」って思ったのも大きな理由…笑)、pixivはなんとなくつけちゃった。「のとP」や他の過去短編より伸びが良かった。

・デイズネオはキビしい。評判通りですね…。
おすすめとか担当希望に上がってる人、レベチすぎる。元プロの人多い。スルーされるわこれは…直接持ち込みの方が良さそう。(めげずに使うけどね)

・ジャンプルーキーは夢がある。
もちろんバッジ貰ってる人や担当希望ついてる人はそれ相応なレベルの人多い印象。小手先の技術以上の面白さを求めてる感がある。そういう作品にはやっぱりたくさんコメントがつくしスタンプもつく。編集者だけじゃないから寛容な雰囲気。あと読み切りの方が伸びた。

あと、サイトじゃないけど、「マンガイチ」っていう拡散型のやつにも投稿しました。仕組みがあまりよくわかってなかったので、アカウントフォローする前に投稿しちゃった。まぁええか。

では、「ミタイ!」からもらった簡単な講評に参りますん。

講評ですん

・印象に残った点
楽しく拝見させていただきました。方言とトークのテンポがリアル学生感を出していてとても好印象でした。

方言は紀州弁です。意味は伝わるかと思うんですが、クセがすごいんじゃ!(☜これは岡山か)
人によっては要らないと思うくらいしょーもない会話シーンだったんですが、ほんとにこんな感じだからな中学生って。
しばらく仕事休んでて、最近は中学生と絡んでないので思い出しながら描きました。あの土砂降りのとき、あの子達はどうしたかなーとか。

あと、他の方のツイートか何かで、「セリフを口に出して読んでみるとよい」っていうのを見て実践しました。
朗読するとイントネーションばかり気になってしまったわ…恥ずかしい…
しかし、会話のテンポ感の良し悪しや、「このセリフのが自然かも?」「このセリフいらんかな?」という気付きもありました。


また、ちあきの真剣さが寝言の「ごめんなぁ」の一言に集約されていて、彼に惹かれるりゅうのすけの気持ちに説得力がありました。

今見たんですが、このセリフ、プロットになかった。
「りゅうのすけに甘えるちあきのかわいさ」というのは最初からあったのですが、なんかいまいち弱いなーと思ったのです。やっぱり涙って武器だよな。
しかもそれだけだと、りゅうのすけがどうしてちあきに惹かれるようになったのかがわかりづらかったので、描き足したんだと思います。もしかしてファインプレーですかね?!(え?)

BLものの登場人物が、どういう感情をもって相手を好きだと思うのか(そこら辺は少女漫画とはちょっと違う気がする)、よくわからなかったので苦労しました。ただ「居心地がいい」とか「かわいい」だけでは本当の意味での恋愛にはいかないかな、と思ったのです。

余談ですが、この回想シーンは「アッコにおまかせ」を観ながら描いてました(本当に余計)


次の項目です。

・良かった点
物語を通して読者に何を伝えたいのか、どんな感情になってほしいのかの狙いが明確にあり、読み手が最後まで引きこまれるストーリーが作れていました。ドラマチックな見せ場も意識されていてとても良いです。

仕掛けをつくるのは好きです。どんなに短い話でも、アッと言わせたいとおもってしまうのです。たぶん「のとP」読んだことある方は特に分かるかと思います…(マジで無茶苦茶なことを無茶苦茶なテンションでやっています)
最初らへんで述べた「ミスリード」もそのうちの一つでした。

あと、「ここは見せ場だゾ!」ってとこを、バシッと決められたのは自分で自分を褒めたいところです。ネガティヴ人間が珍しく自画自賛。
以前「1ページあたりのコマ数の改善」と「見せ場は大ゴマで」という指摘があり、それ以来ずっと意識して構成してましたが、ここでやっと上手くいった実感がありました。ほぼ1ページ5コマ以内守れてる。うれしい。



また、全体を通して丁寧に作画されている点が好印象です。登場人物に表情のバリエーションもあり、喜怒哀楽がダイレクトに伝わるため物語に引きこまれます。今後も物語に説得力を出すためにも、高い画力をいかして自分にしか描けない画面作りを目指してください。

このあたりは前回の「先生!推してます!!」とほぼテンプレ……同様です。
でも「先生!」よりも描きこみ量は圧倒的に増えているし、作画も安定してるのではないかしら…(クリスタと友達になりつつあるゾ)

あと、今まで講評であまり絵について言われたことがなかった(にいがたの時「アフタヌーン系」って言われたくらい)のですが、

「高い画力」だってサ…
はじめて言われたワ…
テンプレだとしてもとてもうれしい(やめれ)


今後の活動

さてさて、今後なんですが、とりあえずプロットとキャラ表を片付けて(まだやってる)、「のとP」を再始動させて…って思っています。
小ネタもそこそこあるので、読切ネームも描こうかな〜と思ったり。

あと!
秋のコミティアの出張編集部に行こうかな〜!
なんてことも思ってたりします。まだ迷ってるけど。
ただ、短編しかないんですよね。それも10ページ弱が3本…まぁいけるか?!
(「のとP」はちょっと古いし、修正めっちゃしないといけないレベルなので、持っていく気力がない)

おやすみ期間もあとひと月ほどなので、まだまだゆるゆるやりまっせ!


【追記】
先日DMがきて、このまんがが9月期の「マンガイチ」いいね!賞に選出されたそうです。DM来た時は男性ブランコのコント並みにアワアワしました。調べてみたら(知らんまま投稿してた!!)、編集さんのいいね!がつくともらえるらしいです。正式発表は月末。ウヒョッ。
そしてどうやら担当編集さんがついてくださる…らしい、わからんけど
サンキューアマギフ。
おおきにマンガイチ。



おわり。

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