9 言葉を紡ぐ、チームを繋げる。 #2023年5月14日。 #南葛SC 1-1 #ジョイフル本田つくばFC #オシム #千田善 #サガン鳥栖 #アビスパ福岡 #関口訓充 #下平匠 #大前元紀 #今野泰幸 #稲本潤一


言葉を紡ぐ、チームを繋げる。
#2023年5月14日
#南葛SC 1-1 #ジョイフル本田つくばFC
#オシム #千田善 #サガン鳥栖 #アビスパ福岡
#関口訓充 #下平匠 #大前元紀 #今野泰幸 #稲本潤一

勝ちたいとか、この試合を落としてはいけないとか、それは願望であって適切な準備とは言い難い。
バランスを崩した中で連勝できている問題を素直に修正しないと意味がない。
引分けは負けより素晴らしい。
明日の試合も大事だけど、条件を満たして、#JFL 昇格するのが一番の目標。
やるぞ!
#南葛SC

https://www.nankatsu-sc.com/38923.html


マッチプレビューに前日の晩入れたのが、この水を差すコメントだった。

(その直後にGMの壁に入れたコメント)
ちょっと危ういので、水差しました。
明日の試合も大事ですが、JFL昇格が達成目標で、両者に必ずしも連続性はないです。
たまたま偶然が運んだ連勝を、安定した戦いに書き換えたい。
安定した試合運びができれば、地域CL決勝までは行けるでしょう!
#南葛SC
・・・
という事で、幸か不幸か、その通りの結果になってしまった。
ファンタジスタ大前のフィニッシュが噛み合わない。
そんな日もあるし、そういうふうにエースが不調の日でも強いチームは勝ち星を落とさない。
それは何故ですか?
それが、基礎の技術や戦術の積み重ねによる地力の差。
まだ、何人かは、俺様のラストパス、フィニッシュだけで、試合を決定づけて見せるという雰囲気をぎらつかせていた。
スタメンの選手も、交代で入った選手もそうだった。
そういう意識は必ずしも悪いわけではないと思うが、相手からすれば読みやすい。

そして、それこそが、ベンチまで高速ドリブラーを並べたカウンターアタックの昨今の前に一世を風靡したスペインのティキタカの神髄。
どこの誰もが起点になれる。
もちろん、足元やスペースでのパスレシーブの技術や使い分けの能力を複数の選手に強いるため、それで選ばれないフィジカルの優れた選手を多用されると、本当の盟主が併存しないと成立しない難しさがあって、今は違う流行に移りつつあるが、なぜヨハンクライフがそれを礎にしようとしたかは、それが基本だから。

そういう意味でいえば、戦犯はみんなとも言えるが、やはり、優秀な奴ほど叩かれるわけで、下平匠だろう。
確かに、キックミスから失点したのは、GK中林で、キックミスの数でいえば6番も多く、ボールをレシーブする位置から、下平に渡すタイミングをことごとくミスっていたのは24だ。
間違いない。
24番はインサイドパスの教本から読み直す必要がある。
近い距離で、次のダイレクトパスの出しどころのイメージもなく、責任逃れのボールを下平に渡すのは、貰う前に、貰う場所や、出す先、その出した先からのパスの繋げ方をイメージ出来ていないから。

一方で、下平は、パスが出なくても、次にダイレクトではたく先への視野と体勢を確保するべきだったがそれを途中からサボり始めた。
ライバルでもある若手に、一つ一つ教えてやる義理もない。
けど、パスコースを準備し続けるようにしないと、前線からGKまでがボールロストにより走行距離を無駄に伸ばす羽目になる。
それは、失点後に顕著だったのでわかるはず。
相澤も同じ傾向あるけど、自分が受けても受けなくても味方のパスコースを作ってやるのは勝利のためのロンドの基本。

一方で、ベテランも苦悩しているのはわかる。
顕著だったのは、一番最初の大前のプレーだ。
なぜか相澤がサイドに高くクリアしたボールを右足のインサイドで止めて、インサイドではたこうとしたら、14番は何故か全速力で突っ込んで行った。
そういうボールを適切な姿勢で受けに行かない選手が試合に出れているのは不思議といえば不思議だけど、伸びしろともいえる。
実際、スピードもスタミナもある。
けど、どこで、何をして、その結果としてできた時間やスペースを誰に使わせるかがイメージできないと、あるいはイメージできなくても実行できないと上のカテゴリーでは難しい。
あそこは、トップスピードではなく緩やかに走って行けばトラップも出来ただろうし、仮にトラップできないとしても、相手はそこでトラップされる可能性を想像して、大前へのプレスの方向や強度に制約がかかる。
そこは経験もあるし、練習で何度も話し合うべきところ。

もっとも、チームとしても探り探りだろう。
下平がCBの手助けをサボり始めたので、途中から大前が左サイドで下がり始めた。
もちろん、下平が分かりやすいから、下平を連呼しているだけで、本当の問題は、適切なタイミングで、相手の裏や中盤で顔出しをする選手が発生しなかったこと。
そのへんが修正出来ていたのが、右サイドに回った関口さんで、4-4-2の右サイドにもかかわらず、前半はスプリントでボールを呼び込むことが少なかった。
良くも悪くも右ボランチ。
個々のケースでの良い悪いはビデオを見ながら、個々人で話し合ってもらうとしても、関口さんはこの試合でバックステップが多かった。
左サイドがアップダウンをしていたせいもあるが、比較的スペースがある状況が多い中で、無理に仕掛けず、ボールを足元に収めてはたいていた。
また、終盤は、前半に使わなかったスタミナで何度も仕掛けた。
本当は、序盤から仕掛けたかったのかもしれないが、チームのバランスを見た良いやり方だと思う。
出来れば、雨の足元でも、何食わぬ顔でたまに左足でカットインしたら、相手はもっと嫌だったと思う。

次の試合も誰が先発して、誰がベンチで、誰が試合に出るのなんか僕は知らないが、そういうチーム全体の味を調えるプレーを期待したい。
後半出場の楠神さんは、関口が上がる分、中盤で受けて捌いていた。
ロングキックはなかったけど、若手がバラバラな部分をナントカ繋ぎ止めていたと思う。

6番が何度も下平の後ろに蹴っていたが、雨で落ち着かなかったのか、下平に起点になってほしかったのか、どっちだろうか?
24番も落ち着いて蹴らせてもらった時はたまにピンポイントのフィードもあったので、そういう部分で、下平は24にもっと自信をつけさせたかったのかもしれないが、そのへんの齟齬を修正したい。
後半から出てきた23番が引いて受けて、蹴りたがっていたが、それが良くも悪くもと言うのは、ここまで書いてきた通り。
大人の事情は知らないけど、上のカテゴリーに引っ張られる奴は、味方に使われたり、味方の足を使うのがうまい。
今野さんが休みで、今野さんよりキックのうまい選手が出るメリットがあるとすれば、起点の数が多いほど、相手はプレッシャーのかけ方に困る、その一点なのだから。

サッカーをええ年こいてやっているやつなんか、皆エゴイストだったり、変な奴だと思う。
その中で、良い意味で、エゴをぶつけながら、勝利の方向を向いていく必要がある。
プレーや意見に多様性があっても良い。
皆が同じタイミングで同じスペースでボールを受けに行っても仕方がないのと同じ。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230513-OYT1T50249

ということで、何人が読んでいるか知らないけど、今日の読売新聞朝刊のオシム監督と千田善さんの記事を最後に引用したいと思う。
通訳が間違えてばかりで練習が進まない、というオシム監督の発言。
これは、多分、オシム監督のジョークやとんちだと思う。

アーセナル時代の稲本潤一とか言う選手の名言に、サッカーはどこに行ってもサッカーというものがあるけど、じゃあ、なぜそうならないのか?
同じものを見ても、わいてくる思考や感情は多様性に富んでいて、チームとして何を作り上げて、相手のどこを突くかという事がうまくいかないのは何故なのか?

ある意味で、日本における英語という科目に似ていると思う。
恐らく、アメリカやイギリスの多くの地域では、英語は国語。
言葉を交わすように、ボールを動かすなら、身体を動かすなら、どうするか?
その背景には、個々の性格や国民性もある。
伝えることと伝わることのギャップ、伝わることと理解させること動かすことのギャップを上手に考えて、言葉とパスを紡いでいかないといけない。

とりあえず、守備の致命的なミスの数はだいぶ減ったし、今日は結果こそ引き分けだったもののだいぶ守備のミスも減った。
その僕の評価や意見が正しいのかは知らない。
僕は正しいと思って書いているけど、意見の間違いや、動作の見落としもあるかもしれない。
63分のタックルは審判によっては相手にPKが与えられてもおかしくなかっただけに、本当にラッキーだったともいえる。
今日の試合が幸運だったか、不運だったか、それは人によって感じ方が違うと思う。
それで良いと思う。

今日のアビスパ福岡とサガン鳥栖のダービーは、前半にサガンが退場者を出したにもかかわらず、0-0でアビスパのファンがツイッターで、勝ちしかありえないからブーイングしたと書いていた。
2年前まで、5年に一度昇格してたチームが2012年の昇格から一度も降格してないチームによく言えるよなと思う。
一方で、それを言えるくらい、アビスパは強くなったし、今日は僕も認める天才の金森健志が外れての引分けなのだから勝ちに等しい。
いま、佐藤凌我とか、鶴野怜樹とか、若いイケメンを引っ張り出してきているけど、下げ止まりや状況判断は多くの場合中堅ベテランのほうがしっかりしている。
大前さんや関口さんのボールロストが圧倒的に少ないのと一緒。
経営判断とか、若い選手たちの意見や出場機会と言ったチームの政治も絡むけど、そのへんは、やっぱり、若い選手たちが目先の結果や数値目標だけでなく、サッカーについて学んでいかないといけないと思う。

僕は監督でもスタッフでもないけど、今後の怪我人や試合の状況では、戦い方も変わると思うし、自分のポジションや役割を広げられるように、練習や練習試合で、あるいは、練習のない時間の読書やビデオ学習でやって行くべきだと思う。
それは、本来人に言われることではないけど、オシムさんの記事を見たから教師面して書いておきます。
2023年5月14日 20時26分。 寺田次郎 拝

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