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今年の誕生日に想う感謝

53

今日はボクの53回目の誕生日
享年52歳だった、父の年齢を
越えるときがやってきました。
そんな今日は
父のことを話したいと想います。

とにかく、やさしかったという印象しかなかった父
それが、
いつしか、
父はメンタル疾患になっていました。
もちろん
当時はそんな概念は認識されておらず
貼られたのは、
ただの仕事をしない怠け者というレッテル。
母やボクと離れ暮らすようになり、
いつしか、
うちは実質的な母子家庭となりました。

そんな父が急死したのが、彼が52歳の時。
今日その年齢を越えたことになります。

今日を迎えるまでにボクも
メンタル疾患を患いました。
心理学の本によると遺伝的要素もあるそうです。
それ以上に父をガサツに扱ったことへの
レクイエムだったと思っています。

人生最大のショック
それから
父の死を受け入れ、
昇華していくなかで
考えつづけてました。
父が死と引き換えに伝えてくれようとしたのは
きっと、
「やさしくなれよ」
そんな想いであったのだろう、と。

過去の自分を顧みるに、
優しさのかけらもなかった自分に気づいたのは、
彼がなくなった21歳の冬。
もう30年も経ち、
大切な人たちにはやさしいねと言われます。
嬉しい言霊に感謝する一方で、
そのたびに過去の自分を思い出します。

やさしさは父からのギフトとして、
常にもっていたいと想っています、
大切な人に対しても、
優しかった父の息子である自分に対しても。
父への恩返しとして、
優しく楽しく生きていくことにしています。
R.I.P

次の節目はボクにはやさしかった、
酒乱だった正美じいちゃんの65歳。
#lifeisabeautiful

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