実家に帰るだけだから 今ある家具は別に何も必要ない。 本当に捨てられないものだけを カバンに詰めたって 大きめのリュックサックで十分だった。 スーツケースだって必要ない。 携帯を開き着信がない事を確認して 要る物と捨てる物の分別を続けた。 通過者には昨日までに連絡が来ている。 連絡がない人はダメだったという事だ。 この3年が長かったのかどうか…。 3年という時間が長いのかどうか…。 私は考えていた。 高校の3年間よりは早く感じた。 だけれど自分の過ごした時間しか 比較
22時を過ぎた頃, 空を見上げると曇っていて なんだかくすんでいる。 天気予報では21時から晴れになっているのに。 まだ目的地までは100キロ以上離れていて カーナビは到着時刻に1時37分を表示している。 まだ時間はある。きっと大丈夫。 そう思って見上げるのをやめて シートに背中をつけた。 信号が青に変わってドリンクホルダーのコーヒーを慌てて飲んで, 僕はまたアクセルを踏んだ。 「雨?」と聞かれて 「ううん, 寒いかなって思って」と誤魔化した。 僕は今から行く場所を秘密
着火剤に火をつけて その上に炭を積み上げていく。 30秒もすれば間から煙が上がって 後は炭に火が移るのを待つだけだ。 食材の準備も順調に進んで行って 手の空いた純菜がみんなにビールを配って回る。 「さて、ひと段落ついた所で!」 という純菜の乾杯の挨拶に 純菜だけだよ!!と総ツッコミをいれながら 僕らはビールを流し込んだ。 「いやぁ最高だね やっぱり夏のバーベキューって」 「天気も良いしそんなに暑くないし キャンプにして正解だったね!」 「まさか飲み会での思い出話から 本当に
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