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My Lifework

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noteであれこれ活動しながら、まとめていきたい考えを整理しておきます。
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【まとめ】異世界転生ベルゼブル ~猫耳少女ベルは1歳児ゼブルとともに「本当のストーリー」を探す~

前書き: 「小説家になろう」というサイトで、連載していたものですが、noteの創作大賞2024応募のために、最初の数話だけ転載させていただきました。 粗筋:  村を魔獣に襲撃され、母を殺された赤ん坊のゼブルは、義勇の盗賊団「黒ぎつね」の女団長、白銀のシルフィによって保護された。その次の日ゼブルは、黒ぎつね団がダンジョンで発見した、超レアもののアーティファクト、古代妖精のペンダントの特殊効果を発動させ、古代妖精との契約を結ぶことになった。  1年後、古代妖精の力を借りて、大

【まとめ】長編SF小説「インテグラル」

前書き 以前、とあるサイト向けに執筆したSF小説です。その頃はまだスマホもなく、AIも今ほど実用的なものはない時代でした。そんな中、「人間的な感情を持ったICチップがもし開発されたら」、というのをテーマに描き始めました。その後、驚くほどのスピードで、AIは進化して実用化されたのですが、現時点でもまだ、「人間的な感情を持つAI」は、実現されておりませんね。そういうのが実現するとしたら、どのようなことが世界に起こるのか。この小説では「ジョン・キューブリック」という科学者が、そんな

【まとめ】長編文学小説「MとRの物語」

前書き  タイトルの「M」というのは、あの、三島由紀夫さんのことです。三島由紀夫さんが現代によみがえり、女子高生とともに小説を書いていく、というお話です。ファンタジーっぽいですが、純文学です。  三島さんが死の直前に書き上げた、「豊穣の海」全4巻の大長編小説は、実は全5巻となる予定だった、またエンディングは実際に発表されたものとは違う予定だったという、わりと信ぴょう性の高い噂があります。本小説は、作者である私(超プリン体)が三島由紀夫さんになりきり、三島さんを現代によみがえ

ショートSF「ウサギとカメはオワコン」

とある小学校の朝礼で、校長先生が挨拶をしようとしています。 たいてい、校長先生の挨拶というものは、つまらなくて長いものなのですけれど、この校長先生の話はとてもおもしろいので、生徒たちはとても楽しみにしています。 でも、この日は少し違いました。 「おはようございます、みなさん、ウサギとカメのお話を知っていますか?」 「しらなああああい!」 「えっ!」 驚く校長先生。生徒たちの全員が全員、首を横に振ったのでした。驚愕の展開。 このあと校長先生は、ウサギとカメのお話をおも

ショートショート「猫が卵を温める」

その猫は、ミケという名前だった。ミケには生まれつき、子供を 生む能力が無かった。生物としては致命的ともいえるその自分 の特徴を、ミケは知らなかったし、またその飼い主である家族達も知ら なかった。ただミケは、「なんか違う……」、と感じていた。 ある日ミケは、近くの柿の木の上で、一匹のスズメをしとめた。 そのときミケは、その木の上で、ある妙な物体を発見した。それ は藁の中にうずもれた、小さな白くて丸いもの。1,2,3……、 4個のスズメの卵だった。 ミケの心に、何かピンとくる

ショートショート「眠るバナナ」

バナナは眠っている。 木製の戸棚の奥の、 少し湿った闇の中で、 誰かに食べられるときを待っている。 ふっと目ざめたバナナは、 はあ、今が一番おいしいときなのに、とため息をつく。 そしてバナナはまた眠りにつく。 誰かが戸棚を開け、 自分を優しく手にとってくれる情景を 夢に見ながら。  もしも。 バナナに手足が生えていたらどうするだろうね。 闇の中でじっと待っていたりなどするだろうか?  答えはきっとノーだ。 バナナはきっと、闇の中ですっくとおきあがり、 引き戸に

アートについて、色々考えてみよう・その2

とある事情から、2023年4月まで、noteでの活動を休止していた私。 その理由を今明かせば、、noteでのちょっとした、軽微なトラブルだったのですけど、まあそれは置いといて、活動を復活させたいなと思ったきっかけは、「アート」について考えはじめたことでした。 いろんなことを、つらつら考えてきましたが、ひとつにまとめたいなと思い、ひとまずそれらへのリンクを、ひとつの記事にまとめておきます。 で、この記事上で、あれこれ悩みつつメモしたりしながら、「アートに関する記事まとめ・