整体経済学

高潮期ぎみです。

夜中の12時にやたらギラギラします。
サイバーマンデーの残りカスを食い入るように見つめてしまいます。
買いませんが。

整体を始める以前は草食系でした。
最近は肉食系に傾いています。
臍下丹田に力があるからですね。
臍下丹田の力の有無は、性格や行動パターンに強い影響を及ぼします。
体が強いときは心も勝手に強くなります。

いわゆるモテ期というのも、実は臍下丹田の力の有無に関係しています。
身体の余剰エネルギーが増えている状態だからです。
心身が強くなるので、仕事や学業・スポーツもタフにできるし、恋愛面でも異性から魅力的に見えています。
身も蓋もない言い方をすると、臍下丹田に力のあるときは発情期です。
特に虚証の人から見たら、実証の人は魅力があるように見えるのでしょう。虚証の人が多い現代日本では珍しい存在です。

虚証の人は、地味で控えめな印象です。声も小さい。
「陰キャ」というのも実は中国医学でいう虚証です。
ボディーワークのネタはここ数千年焼き回し状態なので、あらゆる語彙に置き換えることができます。

身体状態をチェックすることで、自分の行動パターンをある程度コントロールすることができます。
例えば買い物依存症は、性欲をうまくコントロールすることが重要です。物欲とは性欲にもっとも近しい欲望の代数だからです。

アメリカ人はブラックフライデーからホリデー期間にかけてとんでもない浪費をしますが、それは性欲が、余剰エネルギーが人一倍あるからです。
アメリカ人の浪費癖は、プロテスタントのメンタリズムだけをバックボーンに持つモノではありません。あらゆる宗教性がひしめく移民国家なので、マックス・ヴェーバーの『プロ倫』解析だけでは間に合いません。
国民の余剰エネルギーは、摂取カロリーや平均年齢層と、明らかに相関関係があります。

逆に日本人は企業も含めて貯蓄ばかりしていますが、それだけ余剰エネルギーが足りないのです。憂っ散できるだけの余りがない。
これが経済的に表現された状態が不景気です。
景気とは、身体の趨勢を反映した現象なのです(知ってました?)。

つまり相当数の日本人は臍下丹田から力が抜けています(特に都市部の人)。アメリカ人はどうだか知りませんが、大方の日本人の臍下丹田から力が抜けたら、それは間違いなく衰退期です。「虚の時代」です。水をかけられたアンパンマン状態です。

これらを国家の経済状態として表現すると、「インフレ」と「デフレ」です。
インフレは実証、デフレは虚証です。
単純な話です。
ボディーワークで臍下丹田ばかりを鍛えるとジャイアニズム的な独占欲というか、フォースの暗黒面に傾きます。自己中になります。これは現代アメリカのキャラクター性にとてもよく似ています。
逆に日本人はスネ夫ポジションですね。「おもいやり予算」というファジーな言葉を聞くと、いじめられっ子にたかられている、日本の政治家の馬鹿面が浮かびます。

私たちの身体をていねいに見ることは、国家や経済を考えることでもあります。

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