見出し画像

今回のサポーショウ日記

新4年生のヨウスケ(仮名)にとっては新年度が始まって最初のサポショウ。

さっそく汗だくで来室(笑)

少し涼ませながらおしゃべりをしていると、

なにやら授業が始まる前から算数の100マス計算をやる気満々のよう・・・?

ヨウスケの入塾当初の口グセは「めんどくさい!」でした。

勉強は国語も算数も苦手で、全然好きではありませんでした。

そんなヨウスケが、なぜ算数をやる気満々で来室したのか、そしてなぜ苦手だった算数が得意っぽくなってきたのか?

まだハッキリと「算数が得意!」とは言いきれないので、得意っぽくと表現してます(笑)

そんなヨウスケの今日の様子を、これまでの流れを踏まえて日記にしました。

けんしょう先生の今日のミッション

今日の僕のミッションは、

ヨウスケに「俺は算数が得意だ!」と思わせること

です。

とにかく「できた!」をたくさん積み重ねて自信に繋げます。

僕はいつも、その日の受講生の様子で今日のミッションを決めます。

それはなぜかというと

子どもたちは日々の生活の中で、常に様々な課題とぶつかっています。

しかしほとんどの場合、

その課題と向き合うことをしないため、「いつもと同じようなメリハリのない毎日」になり、

  • 勉強嫌い

  • 学校楽しくない

  • だるい、めんどくさい

  • ゲーム、YouTube

こんな風になってしまうのです。

だからサポーショウでは、学校に行っていても、不登校でも、そんなのは関係なく、常に受講生の「今、向き合うべき課題」を見つけ、整理してあげます。

そして、その課題解決に向けてサポートしてあげることで、受講生は「いつもと同じようなメリハリのない毎日」から抜け出し、「自分の課題に向き合い頑張る日々」を過ごすことができます。

「自分の課題に向き合い頑張る日々」なんて、それこそめんどくさそうですよね(笑)

でも違います。

自分の「なりたい姿」や「達成したい目標」に向かって努力すると、人は生き生きと充実した日々を過ごすことができるんです。

それは子どもも大人も同じです。

むしろ、大人になってからの方が、その充実感はより一層ハッキリとわかるようになります。

だから、小中学生という学びと成長の大事な時期から、サポショウでは子どもの社会的自立を目指してサポートしているのです。

おっと、話がそれました(笑)

今日はヨウスケに「俺は算数が得意だ!」と思わせることがミッションです。

「その日の様子を見て今日のミッションを決める」と書きましたが、どんな時も大きなミッションは受講生の勇気と自信を育むことです。そこはブレずに常にサポートしています。親御さんとも常に連携を図っています。その日その日で気まぐれにサポートしているわけではありません。

自信を育む個別サポート

実はヨウスケ、どちらかというと算数は苦手な方でした。(ちなみに国語はもっと苦手…。)

かけ算九九がスラスラと言えない状態で3年生の終わりまで来てしまい、このままでは4年生になって苦労しそうだなと思い、どうにかヨウスケに自信をつけさせてあげたいとの思いで、これまでサポートしていました。

そこで、わかりやすく算数の100マス計算に挑戦しました。

親御さんとも相談し「とにかくまずは、かけ算九九が一瞬で言えるようにしておきましょう」と、親御さんにもできるだけお家で100マス計算に取り組むことをお願いしていました。

100マス計算は、かけ算九九100問をランダムに解き、そのタイムを縮めていくという有名な学習方法です。

ここから無料ダウンロードできます▷100マス計算

ある教育本では、100マス解き終わるのに「2分」を目安にしましょうと書かれていますが、ヨウスケは「10分以上」かかっていました。

ただ、タイムはあくまでも手段です。

大事なことは、100マス計算を使ってヨウスケの自信を育むことです。

ヨウスケ本人には「タイムをできるだけ縮めるぞー!まずは目指せ5分だー!」などと伝えますが、本当のねらいは、

  • 課題解決のための努力

  • 課題解決のための継続

  • その過程で感じる悔しさ

  • その過程で感じる喜び

これをヨウスケに実感してもらうことです。

2ヶ月前に僕がヨウスケの親御さんに送ったLINE

なんとヨウスケは今日まで約2ヶ月間も、ずっと継続して100マス計算に取り組んでいます。

継続といっても、1日1回、たった10分〜15分で終わることです。

しかし、ほとんどの場合、その15分ですら継続できません。

継続の難しさ、わかりますよね?(苦笑)

でもヨウスケは、2ヶ月も継続できたんです。

なぜ継続できたんでしょうか?

それは、親御さんの熱心なサポートです。

親御さんが毎日毎日、その15分というヨウスケのチャレンジの時間を、ちゃんとご家庭でも確保してくれたのです。

これは本当にすごいことです。

親がわが子の勉強を見るというのは、あたり前のようであたり前ではありません。

僕もわが子の勉強のために、2ヶ月も毎日15分取り組むことができるかというと・・・絶対にできない!(笑)

ちなみに2ヶ月間、一日も欠かさず毎日かというと、そうではないです。

土日は家族の時間だし、お仕事が忙しくて疲れている日もあります。

そんな日々のなか、当然、忘れた日や、やらなかった期間もあったようですが、僕が本当に凄いと思うのは、それでもまた、そのままやめずに再開したことです。

辞めなきゃいいんです。どれだけ忘れても、どれだけサボっても、また再開すれば、それは立派な継続です。継続って、別に毎日毎日やることだけではないんですから。

実は先週、僕はヨウスケにある仕掛けをしていました。

最近は年度末のバタバタで、お家でなかなか100マス計算ができていないということだったので、僕はヨウスケにこう提案しました。

「来週までの5日間連続で百マス計算できたら、お菓子2個あげる!」

そうです。お菓子で釣る作戦です(笑)

お菓子やご褒美で子どもを釣ることは、教育的には良くないとされています。

しかし、それでヨウスケが頑張れるならいいじゃないですか(笑)

何度も書きますが、大きな目的はヨウスケの勇気と自信を育むことです。

そこさえブレなければ、手段なんてなんでもいい。お菓子なんていくらでもくれてやります(笑)

そして、ちゃんと親御さんにも連絡。

「すみません、5日連続で百マス計算したらお菓子あげる約束したので、ご家庭でも協力お願いします😂🙏」

僕がヨウスケのお母さんに送ったLINE

今日、ヨウスケがなぜか苦手な算数をやる気満々で来室した理由。

それは、その5日連続100マス計算の約束を果たしたからでした。

厳密に言えば、「実はまだ4日しかしてなくて、今日やれば5日間連続なんだけど、でも、あの、その…」と、ゴニョゴニョ言い訳のように何か言ってましたが、それは聞こえないフリしてあげました(笑)

「マジで5日連続できたの!すごー!!お菓子2個ゲットじゃん!」と言っておだてました(笑)

そして、ヨウスケは、なによりもタイムに自信があったのです!

「家で5日間も特訓したから、タイムに自信がある!」

もうこれだけでも小さな自信は育っています。

自信を育てるというのは、日々のこの小さな自信の積み重ねです。

実は僕、もう一つのある仕掛けをしてたのでした。

それは

100マス計算4分台が達成したらお菓子4個あげる!と約束していたのでした。

またお菓子(笑)

だって、ヨウスケお菓子で釣ったら頑張るんだもん(笑)

でも、それはヨウスケがまだ10分台だったときの約束。

4分なんてまだまだ数ヶ月かかるかな〜と思って、軽く仕掛けておいた程度でした。

今日のヨウスケのタイム。

4分56秒!!

サポショウのお菓子、ぜんぶ持っていかれました(笑)

今日のふり返り

今日の僕のミッションは・・・半分、成功です!

今日のミッションを思い出してください。

決して、100マス計算で4分台をとらせることが僕のミッションではありません。

ヨウスケに「俺は算数が得意だ!」と思わせることです。

これは1日・2日でできることではありません。

日々の積み重ねによってしか達成しないミッションです。

しかしヨウスケは、今日間違いなく算数について「自信満々」でした。

ちなみに100マス計算が終わったあとは、学校の宿題の算数プリントをしました。

その後は、4年生の算数の予習を少しだけしました。

これらすべての問題は、ヨウスケがスラスラと気持ちよく解けるように絶妙なヒントを出しながら、「できた!」「またできた!」を積み重ねていきました。

そしてなんと、

授業後、親御さんからこんなLINEがきました。

ヨウスケの親御さんからのLINE

ヨウスケが今年度の目標に「算数を頑張る!」と書いたとのこと。

「めんどくさい」が口グセだったヨウスケ。

国語も算数も苦手だったヨウスケが、

今、「俺は算数はできる!頑張る!」と思い始めています。

次回のミッション

来週はおそらく学校の授業も本格的に始まっていると思うので、学習内容やノートの確認、単元テストの見直しなどをする予定です。

それには理由があります。

これはヨウスケには言ってないのですが、

僕は勝手に、ヨウスケの1学期の算数の成績を2から3に上げようとたくらんでいます(笑)

サポショウは、一般的な学習塾とは違い、点数UPや成績UPをゴールとしていません。

ただ、今のヨウスケを見ると、どうしても成績をあげてやりたいんです。

それが絶対にヨウスケの勇気と自信に繋がるからです。

「ヨウスケ、きみは、算数が苦手じゃないんだぜ!むしろ得意なんだぜ!」

って伝えたいんです。

だから、次回は、細かくノートやテストチェック(笑)

たぶん「めんどくせー」って言うと思います(笑)

親御さんへ

今回のサポーショウ日記を通して一番お伝えしたいことは、「子どもの得意を見つけ、伸ばすことの大切さ」です。

「勉強が苦手で、国語も算数も成績が良くない。だからうちの子は得意なことなんてない。」

親御さんがそんなふうに思ってしまうと、その子の才能はいつまでも開花しません。

たとえ、国語も算数も理科も社会も、テストの点数が悪く、成績が低かったとしても、それって、ただ学校が定めた基準値よりは低いってだけです。

たしかに国や学校が定めた基準値も目安として大事なときもあります。

しかし、一番大切なことは、お子さんの得意を見つけ、伸ばしてあげることです。

実はヨウスケは国語にも力を入れているんですが、なかなか成果が出ません。

国語が本当に苦手なんです。これは時間がかかります。

しかし、算数はどんどん伸びています。

学校の基準値よりは低かったかもしれませんが、

ヨウスケにとっては、算数は得意な方だったんです。

つまり、ヨウスケは国語よりも算数が得意ということです。

周りと比べてばかりで、うちの子は国語も算数も苦手と決めつけてしまえば、そのことに気づくことはできません。

これが苦手を得意に変える第一歩です。

苦手を克服するのは正直、とてもしんどいです。

でも得意を伸ばすことは、楽しく、成果も早く、そして自信にも繋がりやすいのです。

ぜひ、子育てや教育の参考にしてみてください。

お子さんが人生を力強く切り拓いていけるように、勇気と自信を育んでいきましょう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後まで読んでいただきありがとうございました。
フォローやいいね♡などいただけると励みになります!
また次の記事でお会いしましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
▷沖縄県の小中学生対象:朝から通える1対1の完全個別サポート塾ーサポショウーの見学・無料相談はこちら→

▷サポショウの日常をInstagramで発信中→https://www.instagram.com/saposho_okinawa/

▷この日記をYouTubeでご覧になりたい方はこちら→https://www.youtube.com/channel/UC2ud79qW9IWbq2bKiQG30Og

▷この日記を音声ラジオでお聴きになりたい方はこちら→https://stand.fm/channels/6078c04ebe8d4428b912a0d6

▷けんしょう先生の心のつぶやきはこちら→https://twitter.com/sho_nnn2021
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?