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やっぱり大衆食堂が大好き  〜トルコでロカンタを探して〜

Merhaba!こんにちは!
エーゲ海から、surf anneです🥰

トルコ移住を決めてから、
日本を離れることで生じる辛いことの一つに、
”行きつけの飲食店にはしばらく通えなくなること”
がありました。

美味しい日本食が食べられなくなることだけではなく、
店主とそのご家族の方々とも会えなくなってしまうこと、
大好きな空間に足を踏み入れられないということ、
とても胸が痛む思い…😥

「海外へ引っ越すからしばらく来れなくなるよ」
店主の顔をみるとその一言はなかなか言えず…💦

私は、昔ながらの大衆食堂が大好きです。
こんな感じの…

日本で働いていた頃、お昼によく通っていた食堂
メニューを眺めているだけで楽しい!
実家に帰ったような落ち着く味と雰囲気

30歳頃からその魅力に引き込まれてしまった私。
お昼のランチ時に、サラリーマンのおじさん達に囲まれて食べることは
全然苦じゃなく、
お昼の混雑時はおじさん達と相席なんて日常茶飯事だったけど、平気。

だからもちろん、同年代の女子たちとは好みが合わず、
「ランチ一緒に行こうよ?どこでもいいから良いお店知らない?」
って言われることがとっても苦痛でした。
(本当にどこでもいいの?
 サラリーマンに挟まれて、相席だよ?)と心の声。

(女子たちに好まれるおしゃれなお店より、
 早い、安い、うまい!の三拍子が揃っているんだよー!
 満腹感が違うし、栄養バランスも良いんだよー!)

なんて思いながら、おしゃれカフェで寛ぐ
同年代の女子たちを横目に、
満足顔で一人歩いていたものです 笑

注:もちろん、おしゃれカフェを否定したい訳ではありません。
今流行りのものを知ることは大切だし、友達に誘われれば、おしゃれなお店にも行っていました☕


常連になると、世間話しをしたり、常連さん同士顔見知りになったり、
いつも一品サービスしてもらったり…
そんな人と人の繋がりが本当に温かくて、
求めるのは味だけではなくて、 
食堂のご夫婦の顔が見たくて通うように😊

トルコにいる今でも、元気にしてるかな~って
行きつけだった店主の顔が思い出されます。

もちろん日本を発つ際は、
最後にちゃんとしばしの別れの挨拶をしてきました。
「日本に帰ってきたら待ってるからね~」
「帰ってくるまで頑張ってお店続けてるからね~」と嬉しいお言葉💕

今すぐ食べたい恋しい味


だからトルコへ来てもやっぱり自然と探してしまう。
大好きな大衆食堂を
心と心が通えるような、落ち着ける空間と味を

今行きつけのロカンタのひとつ
ビルの中にひっそりと営業しているが常連さんで絶えない
店主のおじさんが、トルコの野菜や作り方まで教えてくれる

トルコの大衆食堂は"Lokata(ロカンタ)"と呼ばれ、
ガイドブックにも掲載されている大型店舗から、
Google Mapにも未だ掲載されていない、
家族経営のこじんまりとしたお店まであります。

私たち夫婦の好む、日本の大衆食堂に匹敵するようなロカンタは、
Mapにも口コミにも掲載されていないケースが多く、自分の勘を頼りに足で探すしかありません。

・トルコ風ハンバーグ(キョフテ)の煮込みと挽き割り小麦ピラフ 左上
ケチャップライスみたいな味付けで日本人好みかも
・パンとサラダは、ほとんどのロカンタでサービスで出てくる
これで二人合計1000円くらい!

・定番の白インゲン豆の煮込みをピラフの上にのせたものは、多くのロカンタで必ずあるメニュー
・スープ(チョルバ)もロカンタの定番メニュー
日替わりで色々楽しめる
テイクアウト用の容器に入れてくれるので、
お家でも温かいまま食べられる
こんなふうに今日のメニューが見えるので、
指さしで注文できて、旅行客にもやさしい。
イスタンブールで訪れた24時間営業のロカンタ

トルコ料理って世界三大料理の一つだし、
多種多様な料理に富んでいるのに、
そのことを知っている日本人てあまり多くない気がします。

「トルコ料理って何があるの?
 ケバブとトルコアイス?」
なーんて、日本人の友人たちには言われていました。

本場のケバブは確かに美味しいし、お店も多いけど、
それだけじゃない!
トルコって美味しいものがたくさんあるんだよーーー!!!
って日本人に叫びたい思いです😆

ちなみに、一言でケバブといっても何種類もあり、
日本で食べるケバブロールだけがケバブではありません。

ウルファ・ケバブ
挽肉を串に刺して炭火で焼いたもの
クセがなく食べやすい
タウック・シシ
定番のチキンのケバブ
大きい焼き鳥みたいで美味しい

是非トルコに来たら、
トルコの大衆食堂”ロカンタ”で、
トルコ人が愛する家庭料理を知ってただきたいと思います。

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