年の差とお金の話

一人旅2日目。

基本的には鈍行列車の旅だけど、今日に限っては新幹線を乗り継ぎして群馬から福島までひとっ飛び。

宿から決めたものだから、鈍行列車では間に合わなかった。

前回の青春18きっぷの旅では、いかに福岡まで安く行けるかというところに重きを置いて、5泊6日を交通費・宿泊費など全てトータルで6万円におさめた。

そのときはネットカフェを泊まり歩いたんだけど、今回は逆に、結構リッチな宿に泊まることを目的に旅をしている。

早い話が、親から就職祝い金が出たのでパァーっとやっているのだ。

今は福島行きの新幹線の中。
新幹線に乗ってみて改めて思ったのは、やっぱり私は鈍行列車が好きだなということ。
新幹線はあくまでも移動手段だと感じた。
鈍行列車の良さを改めて実感できたということで、今新幹線に乗っていることもいい学びだと思おう。


一人旅は、考える時間が無限にある。

上に書いたように、結構リッチにお金を使いながら旅を進めていて考えたのはお金の話。特に彼氏との。

私は今、20歳年上の彼氏と付き合っていて、
もうすぐ同棲する予定。

それに伴って、家賃の負担割合とか、光熱費とか、お金の話を結構している。

今までデート代はほぼ全て彼が負担してくれていて、私はたまに3000円くらいのプレゼントを渡すくらいだった。

お金に関してすごく甘えてしまっている。

しかし反面、友達とか、世間の風潮とかに影響されて
「それくらい年の差があるんだったら当たり前では」
という意識が少なからずあったことをここで認めよう。

それにきっと、彼が無職だったり、フリーターだったら私は付き合っているのだろうか?と考えた時、
多分付き合っていないんじゃないかと思う。

お金目当てではない。
彼の人柄も、顔も、好き。
だけど、それと同様に、お金も魅力のひとつではある。

彼は最近転職して、休みが増えたぶん、給与が下がった。
以前は月に2回程度しか休みがなくて寂しかったので、彼に相談された時に私は迷わず
「給与が減ったって構わないから、休みが増えた方が嬉しい」
と答えた。

それから今に至るまで、以前と変わらず、むしろ休みが増えた分多くのデート代を負担してくれている。

同棲予定の部屋も既に契約していて、彼が先に住んで家賃を全額払ってくれている。(同棲を始めたら、私も1/3払う予定)

私も彼の家で料理をする時の材料費を払ったり、シャンプーとか雑貨類を買ったり、家事は全てしているけど
それにしても彼の負担が大きい気がする。

最近、外食でご馳走してくれる時などに、チクッと言われることが増えた。
「当たり前だと思ってるの?」
文章で書くときつく聞こえるが、彼は不満を冗談っぽく言うから、ついつい真正面から受け止めずに流してしまうのだけど
……これは本心だよなあ。

新幹線に揺られながらnoteで整理しつつ、
申し訳ない、素直にそう思った。

給与が減ったっていいと口では言いながら、相手のことも考えずに行動を変えなかった。

数百万単位で減っているのだから、今まで通りなわけが無いのだ。

それに、年齢がどうこう、年の差がどうこう、という固定観念で考えてしまう時があるけど

じゃあ、年の差に不満があるのか?
我慢料として、奢ってもらっているのか?
と問われれば、そんなことは一切ない。

今の彼の年齢で、今の彼の経験で、今の彼だから私は好きになって、私の意思で付き合っている。

だから、年の差があるんだから奢ってもらうというのも本来はよく考えてみれば変な話なのだ。

ただ好きだから付き合っている。
そんなことも、年の差フィルターをいつのまにかかけて考えて、見失ってしまう。

反省。

年の差で付き合うということの難しさは、つい「年の差」という色眼鏡で自分たちのことを見てしまうことなのかもしれない。

帰ったら彼としっかり話してみよう。

そんな1人旅2日目。

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