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背景を知れば旅はもっと面白くなる

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今日シェアハウスで朝活をやった。
去年スリランカ旅に行ってきた時のことをスライドにまとめ、住民5〜6人にプレゼンしていた。
歴史的建造物、絶景、人々との交流などいろんな要素を盛り込んでスライドにまとめたのだが、ひとつ欠けていた点があった。
圧倒的に現地の歴史や基礎知識が抜けていたのである。

スリランカで目にしてきた遺跡・寺院・町並み、息を呑むような絶景をたくさん目にしてきたものの、それらを説明するのに十分な背景を伝えるにはまだまだ知識が足りないことに気づいたのだ。


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スリランカで内乱・紛争が起こっていたというのは旅行後に知ったことだ。シーギリヤロックが誰のためにいつどのように建てられたのか、現地のガイドの説明だけでは理解が追いつかなかった。石窟寺院がなぜそのような場所で建てられたのか、スライド作るまで全く知らなかった。

ただ絶景見て楽しかった、自然に囲まれて癒された、日本にはない温かな交流に恵まれ豊かな日々だった、と口にするのは簡単だ。

けれどもそれらが「どのような成り立ちでできたのか」を知っているだけでもっと面白さや頭への入り方は倍増するのではないか。

そうすることで「もっと知りたい、相手のことを理解したい」という好奇心や交流につながる。

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例を挙げると、現在のスリランカは経済破綻で大変なことになっている。それに伴う知識層の国外流出により国を支える人たちが少なくなっている。

中国資本が港を抑え、国民が思うような経済活動をストップさせられている事実も今のスリランカを語る上では欠かせない。

旅人が現地へ行く時、何かしらのギフトとして何が与えられるだろう?ということを前居たコミュニティで考えさせられた。

現地の文化遺産を見て感動し、美味しい食べ物を楽しむというのも大事な観光だろう。

ただ、さっきのべた歴史的背景に加えて現地の状況を知っておくかそうでないか。

それ次第で旅での物事の捉え方・その後のアクションが大きく変わり、現地との人たちとの関係もうまく作れるのではないか。

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人によって旅の定義は異なるが、ただ風光明媚なものだけを享受する「観光」だけにとどまるよりかは、現地を知って人々と密接に関わり対話できるような旅をしていきたい。

最低限のその土地の歴史や現状を知ってこそ、何かしらの交流が生まれるような旅がしたい。もっと言語化して、「お互いを理解し合える旅」を作っていきたいなあと。ちょっとこれはいろんな人と議論したい。







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