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顔の見える人と商取引出来る豊かさ

経済活動は投票行為。

誰にお金を使うかは、その人やその団体を支持していますという、意思表明になる。

だから、お金を使うということはある意味、責任が伴う。

日々、経済活動、商取引をしているが、最近は顔が見える人との取引が増えてきた。
食材を買う、外食をする、生活に必要なもの、欲しいものを買う。
その時に、それを作っている人の想いや、提供している意味に触れてからお金を払うことが多い。

その度に思う。

良かった、この人にお金を使えて!
良かった、この人の喜ぶ顔が見えて!

こういう気持ちになれる人が周りにたくさんいる。

だから、こういう商取引は幸せだ。こういう商取引は豊かだ。

時代の荒廃など、マイナスな部分で語られることも多い世の中だが、反対に個人でよく考え、大切な価値を守り、生んでいる人も草の根的に増えてきた。

今、生き方、働き方を一度考え直し、地方に拠点を移す人も多くなってきた。

当宿にもそういう人がたくさんやってくる。

色々お話をすると、そこに至るまでの流れは大変興味深く、こちらも勉強になる。
共通して言えることはそういう人たちはこれからの時代変化をいち早く感じ、アクションを起こしている。
その行動力が先々で良い影響を及ぼしている。

今は先の見えない時代、正解のない時代。

トライエンドエラーで進んでいくしかない。

先の将来で、きっとこの時代に何が起きたのか、語られるようにはなるが、その只中にいる私たちには、まだはっきりとはわからない。

だからこそ、今出来ることをベストな形でやろうと思う。

そして、周りにいる、顔の見える人たちと一緒に生きていきたい。

豊かな商取引をこれからもしていきたい。

あの人、この人、と頭に浮かんで来るこの環境が既に幸せだ。

この土地に感謝し、今日も生きている。