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11/21 イスタンブール驚き3選

先日のnoteで、驚くことがたくさんだという投稿をした。せっかくなので、私が特に驚いたイスタンブールの日常を3つ記録しておこうと思う。


お菓子のお店が多い!





イスタンブール、特に私の宿がありアヤソフィアやブルーモスクもある観光エリア、Sultanahmet付近から金角湾をわたる新市街までの広汎なエリアは人口も観光客も多いせいか、写真のようなお菓子屋さんが大量にある。同じ通りに数件どころの騒ぎではなく、一軒おきにお菓子屋さんとお土産屋さんの連鎖なんじゃないかと思えるほど、お菓子屋さんがある。写真のように、お菓子といってもスナック菓子や袋入りのお菓子を売っているようなものではなく、手作り感のあるロールケーキ状のものや、小さいケーキやクッキーなどが1kg単位の値段で表示されており、それを地元の人が大量に買っているのだ。最近は辛党だった私も、元々は甘いものばかり食べて暮らしたいと思っていた甘党でもあるため、いくつか値段の張らない、庶民派の甘いものをお菓子屋さんで買ってみた。こちらは英語で簡単に、「これとこれとこれを、ちょこっとずつ!」と注文してみると、しっかり量を入れてくれた。そして、やたら甘い。すごく甘い。日本人からしたら好き嫌いが大きく分かれるだろうと思えるほどのゴテゴテした甘さである。しかしとってもおいしく、トルコ人の甘いものへの愛を感じる。きっとこれを、チャイ(Turkish teaのこと)と一緒に楽しむのであろう。



犬と猫が多い!


街中に、野良犬と野良猫がいる。日本ではこれほどまでは見ない。海外だとあるあるだろうが、ここまで多く、そして平和的に共存しているのは初体験であった。

まず犬。東南アジアで見た野良犬達とは訳が違う。東南アジアの野良犬は痩せた中型犬なのに対し、イスタンブール(それ以外の都市も)にいる野良犬は、しっかり太った大型犬だ。ゴールデンレトリバーサイズの野良犬がそこかしこにいる。最初ばかり恐れおののきながら付近を通過していたものの、彼らは人間に敵意を持っているわけでは無く、しかも好意を示してくれる人間には懐くような人なつっこさも持っている。きっと町の人々や観光客によって餌付けされ、豊かな暮らしを送っているのだろう。駅の構内や、広っぱ、ATMの横や石像の脇など、気ままに寝ころびお散歩し、人間邪魔になったりならなかったりしている。


次に猫。猫の方が観光客にも地元の人にも可愛がられているようだった。私も猫を見かけると近寄って触ってしまっている。猫も同じく毛並みがいい猫がそこらにおり、ドラッグストア店内に寝そべったり、トラムや地下鉄の駅で人間と一緒に電車を待ったり、レストランの前でにゃーにゃー言ったりしている。

これらの動物達がこれほどまで平和に一緒に暮らしているのは、ムスリムならではの宗教上の理由なのだろうか、はたまたヨーロッパはみなこうなのか。共存の謎は深まるばかりである。

日本語を話す人が多い!

これもイスタンブール限らずなのだが、お土産屋さんも客引きの男達も、日本語で話しかけてくる。日本語だけでなく他の国の人々にはそれぞれの言葉で話しかけているのだろうが、日本語話者の量は中国・ベトナムとは桁違いだ。カッパドキアで会ったガイドさんの話だと、数年前まで日本人観光客が今よりもっと多かったのだそうだ。そのせいで観光産業の人々は日本語を勉強したのだそう。それだけイスタンブールやトルコの観光産業が、国内観光客ではなく外国人観光客の落とすお金で回っていて、それに彼らが努力して適応したと思うと、日本語でしつこくしてくる彼等を、たくましいなと思ってしまう。


イスタンブール日常、ひとまず3つお届け。前回のnoteで書いたとおり、楽しい町です。

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