見出し画像

朝陽が照らし出すホノルルの海と街

夕陽はじっと見ていられるが、朝陽は眩しくて見ていられない。日の出とともに景色は逆光で暗くなるので、日の出前の空の色の変化が面白いと気づいた。日の出後は、朝陽がどこを照らすかに注目した。ワイキキではシェラトンが最初に明るくなる。ワイキキから見るダイヤモンドヘッドは午前中は影の中だ。


ホノルルの朝陽を見つめる

「Sunrise seen from the plane heading to Hawaii」
2022年6月9日(木)20時45分、前日のPCR検査陰性判定書を持って、成田空港から日本航空JL784でホノルルへ。ハワイ時刻5時47分頃から水平線がオレンジ色になり、6時には太平洋を覆う雲が見え、6時19分には水平線に太陽が顔を見せ、輝き出した。

日本航空機から見たハワイの日の出

「Sunrise seen from Hawaiian Monarch」
2017年の年末は、私のパートナーが住んでいたハワイアン・モナークの27階の部屋に滞在した。窓は東向きで、アラワイ運河を境に、右側にワイキキのビル群、左側にカイムキの住宅地を見渡せた。12月24日7時38分、ダイヤモンドヘッドの左手から昇る朝陽を眺めた。

ハワイアン・モナーク27階から見た日の出

「Sunrise at Waikiki」
冬の朝日はダイヤモンドヘッドから昇ったけれど、夏の朝日はどこから昇るのだろう。アラワイ運河の遊歩道で待っていたら、アラワイゴルフコースの山側にひときわ高く建つフェアフェイ・ハウス・コンドミニアムのむこうの空が赤く染まっていくのを見つけた。2022年8月24日6時22分撮影。

2022年8月24日の日の出

「Sky before sunrise in Waikiki」
2023年10月26日。午前6時12分から、太陽が顔を出した午前6時39分までの27分間を、10倍速の2分19秒に縮めてみた。夜明け前のオレンジ色の空に、影のように浮かんでいる雲に、下から朝日が当たると、オレンジ色になり、やがて白くなっていく。空は青くなっていく。

「Sunrise at Waikiki」
2023年7月12日。マノア渓谷は、雲に覆われていたが、東の空の雲は、太陽光で溶けていった。日の出時刻は5時57分と公表されていたが、太陽が山裾から顔を見せたのは6時16分。日の出が近づくと景色は逆光で暗くなり、ゴルフ場のクックパインツリーに一筋の光が伸びていった。

「Morning at the Ala Wai Golf Course」
2023年7月12日、水曜日。午前6時16分に太陽が山際から顔を出すと、アラワイゴルフコースのクックパインツリーに一筋の光が伸びていく。太陽が昇ると、光の帯は木々を照らし出し、その影は運河へ伸びた。スプリンクラーが回転しながら芝生に水を撒いている。

「2020 first sunrise at Waikiki」
2020年1月1日、ワイキキの初日の出を、クイーン・カピオラニ・ホテルの3階から見つめた。朝7時すぎにダイヤモンドヘッドの背後から太陽の光が射しはじめると、鳥たちのさえずりがだんだんと大きくなり、1日のはじまりをよろこんでいるように感じられた。

クイーン・カピオラニ・ホテル3階から見た2020年の初日の出

「Sunrise at Koko Head, the view from Kahala Lookout」
2022年9月19日、月曜日の朝、ダイヤモンドヘッドへのトンネル前にいた。5時40分、ココヘッド周辺の空が明るくなる。6時19分、ココヘッドの山頂の一点に光が見えた。光は拡大し、やがて眩しく輝いた。

10分間の映像を1分間に早送りした動画を。

朝陽が照らし出す街と海

「Morning in Waikiki, the view from Makapuu Avenue at 6:43am」
2022年9月17日、土曜日、午前6時43分。太陽は、アラワイ運河沿いの高層ビル群を照らし始める。海には、ホノルル港へむかうクルーズ船。建物の上部が明るくなり、やがてワイキキ全体が輝き始める。

「Kapiʻolani Park at 6:28am」
2022年9月22日、木曜日、午前6時28分。太陽がワイキキの高層ビル群を照らし出すと、鳥たちが公園の芝生に戻ってくる。ニワトリの鳴き声が時折、聞こえる。やがてビル群は白く輝き、樹木と芝生は鮮やかな緑を取り戻す。

「Paki Community Park at 6:19am」
2022年9月16日、金曜日、午前6時19分。公園では水撒きが始まっていた。モンキーポッドの並木道パキ・アベニューをワイキキへむかう自動車が走る。ホノルル動物園からアマサギが飛んできた。太陽光が木の幹を照らし始める。

「Ala Wai Canal at 6:18am」
2022年9月10日(土)午前6時18分。鳥たちがさえずり、運河の上を行き来する。運河沿いをランナーたちが走る。魚が水の上に跳ねる。小雨が降るが、すぐに止む。アラワイ・ブルバードを走る自動車やバイク、空の飛行機の音が響く。

「Kilauea Avenue at 7am」
2022年9月17日、土曜日、午前7時。太陽はココヘッドの空に昇った。ダイヤモンドヘッドの麓からカハラへ下るキラウエア・アベニューは、平日の朝は自動車で混雑するが、土曜日の朝は空いている。ランナーや散歩者が坂を登ってくる。

「Kuilei Cliffs Beach Park at 8am」
2022年9月17日、土曜日、午前8時。太陽はココヘッドの上空に昇った。ダイヤモンドヘッド・ロードの展望台から海を見ると、波乗りを終えて海岸へ戻る人たちがいる一方、パドリングして沖へ向かうサーファーが続々とやってくる。

「Mākālei Beach Park at 9am」
2022年9月17日、土曜日、午前9時。アレクサンダー&ボールドウィンの家族のためにC. W. ディッキーが設計した豪邸ハウマルの前にある美しいビーチ。一人のサーファーが沖へパドリングしていき、もう一人のサーファーが海岸へ戻ってきた。

「Kaimana Beach at 8:15am」
2022年9月21日、水曜日、午前8時15分。ココヤシが背後に並ぶビーチの西側は、太陽光に照らされているが、ライフガードの監視塔から東側は、ホテルの影のなかにある。平日の朝、ビーチには女性と年配者が多いように感じる。

「Queen's Beach at 7:30am」
2022年9月15日、木曜日、午前7時30分。ダイヤモンドヘッドの北から昇った太陽は、クイーンズ・ビーチ沿いのココヤシ並木を越えて海を照らし始める。ココヤシの幹の影は波打ち際へ伸びて縞模様になる。砕けた波は白く輝き始める。

「Waikiki Walkway at 6:36am」
2022年9月10日、土曜日、午前6時36分。Waikiki Walkwayの先端から西の海を見る。太陽光は、まだBarbers Pointまで届いていない。クルーズ船がホノルル港にむかっている。Bodyboardingを見ているうちに、マトソン社の貨物船もやってきた。

夜明け前のワイキキ

「Ala Wai Canal before dawn」
2023年11月下旬、アラワイ運河沿いのアパートの3階に転居した。窓は東向き。網戸付きのルーバー窓なので外を撮影しにくいが、アラワイ運河とブルバードを見渡せる。2024年2月13日(火)6時36分、日の出前の空がオレンジ色になる頃、一艘のカヌーが西へ滑っていった。

「Achatina fulica/African snail/アフリカマイマイ」
部屋を借りているアラワイ運河沿いのアパートの周りにはブーゲンビレアの植え込みがあり、深夜にスプリンクラーで水を撒く。すると隠れていたカタツムリが動き出す。まだ真っ暗な早朝、出入口付近にいることもあり、出かける時に踏んでしまう。

アフリカマイマイ

「ABC Stores product delivery truck」
2024年1月22日(月)6時43分、シーサイド通りをカラカウア通りまで歩いてきたら、H&Mの前に、昼間は見かけないABCストアのトラックが停車していた。ワイキキビジネスプラザにある65号店とコココーブ跡地に開店した207号店に商品を搬入しに来たのだと思う。

ABCストアの商品搬入トラック

「White Cat at The Royal Grove」
2023年12月24日6時18分、ロイヤルハワイアンセンターのロイヤルグローブに入ると、左側C棟1階でフェンディの開店にむけて改装工事を進めているようで、光が漏れている。舞台前に来ると、芝生の掃除をしていない時は真っ暗だ。白い猫がこちらの様子を窺っている。

ロイヤルグローブで見かける白い猫

「Coffee shops in Waikiki」
シェラトンに早朝出勤して、コーヒーショップの朝の賑わいに気づいた。クヒオ通りのスターバックスは4時30分、ロイヤルハワイアンセンターのアイランドヴィンテージコーヒー、ロイヤルハワイアンベーカリー、シェラトンのホノルルコーヒーは6時に開店すると長蛇の列だ。

クヒオ通りのスターバックスは早朝4時30分開店
ロイヤルハワイアンセンター2階のアイランドヴィンテージコーヒーは朝6時開店
ロイヤルハワイアンリゾートのロイヤルハワイアンベーカリーは朝6時開店
シェラトンのホノルルコーヒーは朝6時開店

「Diamond Head before dawn」
日本語新聞に掲載する地元英字紙の記事を朝5時から翻訳していたが、2023年12月7日に廃刊になったため、12月からはシェラトンのテナントで朝から仕事。仕事の前後にビーチからダイヤモンドヘッドを眺めるのが楽しみ。写真は2024年2月5日6時44分に撮影した夜明け前のダイヤモンドヘッド。

早朝のロイヤルハワイアンビーチから見たダイヤモンドヘッド

夜明け後のワイキキ

「Ala Wai Golf Course at 6:44am」
夏の朝、アラワイ運河の遊歩道は日の出前から、ジョギングする人、家族や犬と散歩する人が行き交っている。アラモアナブルバードは自動車の通行が多く、鳥の声がかき消されてしまう。運河の向こう側のアラワイゴルフコースでは、スプリンクラーが回転しながら芝生に水を撒いていた。

アラワイゴルフコースの散水

「Seaside Avenue at 6:55am」
パロロの山から太陽が昇ったのを見たあと、シーサイド・アベニューに戻ってきた。アラワイ運河沿いのコンドミニアムには光が当たっているが、海へむかう通り沿いは暗いままだ。けれど、遠くに見える31階建てのシェラトン・ワイキキは明るく輝いている。2022年8月24日6時55分撮影。

シーサイド・アベニューの朝7時

「Ala Wai Canal at 8am」
2022年9月23日、金曜日、午前8時。アイランド・コロニー6階からの眺望。アラワイ・ゴルフコース、ロイヤル・イオラニのツイン・タワーズ、紫色のマノア・バレーが見える。谷に太陽光が当たり、緑色に見える頃、白い雲がふくらんでいくようだ。

「Kona Coffee Purveyors at 7:10am」
クヒオ通りに、朝から行列のできる店がある。インターナショナルマーケットプレイスのクヒオ通り入口にあるコナコーヒー・パーベイヤーズで、営業時間は朝7時~16時。最高品質のコナ・コーヒーと、サンフランシスコの人気ベーカリー「b. pattisserie」のペストリーなどを提供して好評を博している。

コナコーヒー・パーベイヤーズは朝7時開店

「Rainbow over Waikiki Beach at 7:11am」
満月が水平線に沈むところを見たいと思い、満月の翌朝はビーチに出かけている。2022年7月14日は空に雲が多く、最初は姿を見せていた満月は、雲に隠れてしまった。代わりに7時頃、太陽が昇り、光がワイキキの海とシェラトンの建物に注ぐと、沖からシェラトンにかけて大きな虹が架かった。

朝陽が海を照らすと、大きな虹が現れた

「Waikiki Beach at 7:25am」
2022年8月14日7時25分、カラカウア通りからアウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾートに入り、デュークス・ワイキキの横からビーチへ。沖ではサーファーが波待ちしているが、ビーチはまだ高層ホテルの陰のなか。東の空には少し欠けた月。ホテルのスタッフがビーチ・チェアとパラソルを並べ始めた。

ビーチ・チェアとパラソルを並べるホテルのスタッフ

「International Market Place at 7:30am」
2022年8月24日、午前7時30分、インターナショナル・マーケット・プレイスの3階に上がり、バニヤンツリーを眺める。向こう側にはモアナサーフライダーのタワー・ウイングとアウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾートの白い建物。白い翼の鳥が数羽、猛スピードでビーチから飛んできて、旋回するとビーチへ飛び去った。ホノルル市の鳥、マヌオクーだ。

バニヤンツリーの上を旋回するマヌオクー

「Moana Surfrider at 7:53am」
ワイキキのカラカウア通り沿いで、最初に朝日を浴びる建物はどこだろう。2022年8月24日、午前7時53分、アラワイ運河のむこう側から昇った太陽の光が、プリンセス・カイウラニとハイアット・リージェンシーの間のカイウラニ通りからカラカウア通りに射し込んで、モアナサーフライダーの右半分を明るく照らし始めた。

朝陽に照らされるモアナサーフライダー

「Duke Kahanamoku Statue at 8:28am」
モアナサーフライダーが朝陽に照らされるのを眺めてからクヒオビーチへ歩いていくと、デューク・カハナモク像前でイベントをやっている。今日(8月24日)はデュークの誕生日だった。午前8時28分、美しいレイが幾重にもかけられて祝福されたデュークの顔が、太陽の光に照らされていくのを見つめていた。

朝陽に照らされるデューク像

2022年9月10日、土曜日、午前8時。太陽が昇ると、ココヤシの葉が影を落としていたデュークの顔、左腕、右胸を輝かせる。すると、美女がやってきてデュークと記念撮影し、ツアーガイドがデュークの功績を観光客たちに説明した。

「Full Moon at 8:09am」
2022年8月14日の満月は、午前8時にはココヤシの高さまで下りてきた。ビーチは、ロイヤルハワイアン前から陽が当たり始め、ひなたは東のビーチへ拡がっていく。太陽が高く昇ると、月の光は弱くなり、見えなくなっていく。満月が水平線に沈むところを見届けるのは無理だと分かった。

満月は、午前8時にはココヤシの高さまで下りてきた

「Diamond Head at 8:48am」
太陽の光で満月が見えなくなったので、ロイヤルハワイアン前から沖へ伸びる防波堤の先端へ行き、海を眺める。波待ちするサーファーはかなり増えている。ダイヤモンドヘッドのこちら側はまだ半分が影の中にある。8時48分、沖から黄色いカタマランヨット「マヌカイ号」が帰ってきた。

8時48分、ダイヤモンドヘッドのこちら側はまだ半分が影の中にある

「Waikiki Beach at 9:10am」
高層ホテルの影の中に沈んでいたビーチは、太陽が昇った8月14日午前9時には陽があたるようになった。ホテル毎に色の異なるパラソルが並んでいる。水着のお客様がビーチ・チェアを確保し始める。海は、エメラルドグリーンに輝き、白い波頭が走る。水平線の近くだけブルーに見える。

朝陽に照らされたワイキキビーチ

「The Royal Grove at 9:03am」
2023年8月24日、午前9時、ロイヤルハワイアンセンターのロイヤルグローブへ来ると、ステージの背後で四方に枝を広げている大樹が芝生広場に影を落としていた。少女に本を読み聞かせているパウアヒ王女像とココヤシの林にも朝陽が届き始めていた。かつてハワイの王族が暮らしていたヘルモアがよみがえるひとときだ。

朝陽に照らされるロイヤルグローブ

「The Royal Hawaiian Resort at 8:59am」
ロイヤルハワイアンリゾートのココナッツグローブへ来ると、朝陽がホテル東側に降り注いでいた。夏の太陽を受ける方角にあるのだ。大樹の木陰では朝8時~9時、ホテル内のAbhasa Spaが主催するヨガクラスが開催されていて20名が参加していた。

朝陽が降り注ぐロイヤルハワイアンリゾートのココナッツグローブ

「Diamond Head and Waikiki Beach from The Royal Hawaiian Resort」
2023年8月2日、水曜日、午前11時35分。ロイヤルハワイアン前のビーチには、ピンク色のパラソルが並ぶ。マイタイ・バーでは、スティーブン・イングリスがイーグルスの「テイク・イット・イージー」を歌っている。

関連する投稿

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?