ゆいめ

ここではないどこかを探し続け、無い物ばかりに気を取られ、結果得られた物も何もなく、気付…

ゆいめ

ここではないどこかを探し続け、無い物ばかりに気を取られ、結果得られた物も何もなく、気付けば大人になっていました。これからは、今を生きたい。もうここにあるものと、わたしの今に思いを置いて、日々を過ごしてみたいのです。

最近の記事

たまには

ここ最近辛気臭い事しか書けてなかったので、自分のために幸せな気持ちになった日のことも何かを書き記しておこうと思う。GWの思い出。 4月30日は推しの誕生日だった。 推しというにはまだ早いかな?と思うくらい最近好きになった人で、いわゆる古参リスナーの方々にも気を遣いながら控えめに活動を応援していたのだけど、明確に「この人が好きだ!!」と感じた瞬間があったのでもう推しと呼んでしまおうと思う。 好きフィルターを通すと何でも愛おしく思えてしまうものだというのは分かった上で書くけれ

    • 本当にくだらない事だと分かっているけれど、例えばお気に入りのクッションとか愛用していたカフェオレボウルを勝手に使われたというだけで心が削られる日がある。

      • 見上げるのは遠い世界

        冬になると人肌恋しくなるというが、わたしはよっぽど春の方が人を求めてしまう。新しいことが始まるこの季節に1人だけ置いていかれるのが怖いからなのか、それとも1人きりで桜を見るのが怖いからなのか。 何もかもが不安に包まれる気がするこの空気が、昔からとても苦手だ。 母の病気が分かってから数年、最初は絶望的に思えたその病状も、彼女の少し珍しい免疫力が発覚し受けられた新たな治療法のお陰で持ち直し今は数週間に一度の通院以外は以前とさほど変わりのない日々を送っている。 わたしはというと

        • 無題

          あの時もあの時も、こんな辛い事から立ち直れるはずないと思っていた。 でも今、今までに感じたことのない悲しさや無力さを感じて、あの時やあの時の辛さは、とるに足らない事だったのだと知る。 呑気で強くて朗らかだった母の、日々弱っていく姿や時折見せる我儘、生きる事を投げ出そうとする言葉や知らないままでいたかったと訴える震える声を、わたしはただ、側でじっと見守るしかないのだ。 胸が潰れそうで、何も出来ない無力感に立ちつくし、堪えきれないほどの嗚咽を喉の奥に閉まう。 こんなにも深

        たまには

        • 本当にくだらない事だと分かっているけれど、例えばお気に入りのクッションとか愛用していたカフェオレボウルを勝手に使われたというだけで心が削られる日がある。

        • 見上げるのは遠い世界

          未定

          怖くて仕方ない 今日から母は入院なのに、雪予報のせいでタクシーの予約ができない。受け付けていないそうだ。 滅多に雪の降らないこの場所で、なぜ今日なんだ。 どうすればいいんだ。病院から指定された時間に間に合うのか。寒い中タクシーを捕まえる間待たせることになる事もとても心配だ。 雪が大好きな母に、きれいな景色を見せてあげたい。 でも今日じゃない。 選べないことだらけだ。

          未定

          感情が死んでしまった。 人は、あまりにショッキングな事が起きると、感情に蓋をしてしまうんだろうか。 歩くたびに溢れ出ていた涙が、一滴も出ない。 昨日の検査結果は、とても酷いものだった。思い出そうとすると恐怖で足がすくむ。記憶の映像に近付こうとすると、警報が鳴ってるみたいに行かないで、そこを見ないでともう1人の自分が叫ぶ。 気丈に振る舞う母を見ているのも辛かった。 姉と姪に報告する時も異常な程冷静で、まるで楽しんでいるかの様なスピードで、すらすらと現状を書いた。 悲

          タイトル未定

          母の携帯にかかってきた間違い電話のせいで、彼女は予定より早く起きてしまった。 今日は一日中病院なので、もう少しゆっくり寝ていて欲しかったのに。「もう少しだけ横になって」と寝室に声をかけてきた。 わたしは、今日の付き添いが怖くてもうとっくに起きていた。 以前なら、こんな早朝から物音を立てた母に半ば八つ当たりで苛立ちを覚えたり、分からない番号に直ぐに出たら駄目だよと叱ったりしていたかもしれない。 でも今は、母のやる事に何も腹が立たない。 わたしはなんて浅ましい奴なんだろう。

          タイトル未定

          タイトル未定

          今朝、子供の時以来初めて母の布団に潜り込んだ。隣で、子供の時みたいに泣いて自分の気持ちを少しだけ話した。 これから一緒に病気と闘うから、支えていくから、2、3日だけメソメソさせて欲しいと伝えた。 笑いながらわたしの背中をとんとん、としてくれたその手は小さく、骨張っていた。 ここ数年母を心身共に遠ざけていたから、こんなに小さくなっていた事にも気付いていなかった。 今は目に映るもの全てが悲しい。でも、この事と向き合っていく。そして、戒めのためにも、この気持ちを残していく。

          タイトル未定

          ひとりごと

          こんな時どうすれば良いのだろう わたしは弱くて泣いてばかりいて、でもきっと一番不安で苦しくて痛いのは母で、支えてあげなければいけないのに、心が折れてしまいそう。 両足でしっかり立って、心を強く持って、これからの暮らしをどうするのか考えて、出来るだけ笑顔で過ごせる日々を、わたしが作って行かなくてはいけないのに。 辛い、苦しい、悲しい、心が張り裂けそう。 わたしのせいで病気になってしまったのではないか。もっと早く気づいてあげられたら良かったのに。あの時あんな酷いことを言っ

          ひとりごと

          ひとりごと

          もう多分ここには戻ってこないのだろうとぼんやり思っていたのに、ひとりごとを言える場所をわたしはここ以外には持っていない事に気付いてしまった。 母の検査の結果が思わしくない。不安で怖くて堪らなくても、泣きつく姉も、相談する友人も居ないのだ。 最近突如わたしの人生に復帰した、これまで長年音信不通だった姪っ子にすら、連絡出来ずにいる。彼女は年齢的にももう立派な社会人で、「何かあったらいつでも相談に乗るよ」と言ってくれたのに。お婆ちゃんが大好きな彼女を、不安にさせる訳にはいかない

          ひとりごと

          315日目に、ありがとうの手紙

          わたしにとって315は、特別な数字です。 生きることがじわじわと苦しかった頃に出会ったある作品が、わたしの毎日に、喜びや明るさをもたらしてくれました。 その作品では315という数字がキーになっていたので、この数字の並びがとても好きになりました。 辛くて眠れず、夜中に時間を確かめた時、時計が3:15を指しているのに気付くと、心が落ち着きました。 目印が必要な物には、名前の代わりに315と印したりしました。 3月15日なんて、終日ハッピーでいられます。 これからも、何か物事を決

          315日目に、ありがとうの手紙

          大丈夫、いつかきっと大丈夫な日がくる。

          ある日Twitterのタイムラインに流れきて、わたしを救ってくれた言葉がある。 有名なフレーズなのにわたしが知らなかっただけなのか、それとも見知らぬその人が書いたオリジナルなのか、細かいことは良く分からないけど、保存して時々見返している。 わたしの語彙力の無さのせいでニュアンスが変わってしまうのが嫌だし、そこまで日本語訳に自信が無いので全部は訳せないけど、最後の「だって、明日が人生で最高の日になるかもしれないでしょう?」という一文を、特に大切にしてる。 ぼんやり「もう終

          大丈夫、いつかきっと大丈夫な日がくる。

          苦しかったの、本当に。誰も信じてはくれないけど。

          いつか気持ちの整理をしたいと思っていた出来事に、ずっと向き合うのが怖くて、蓋をきつくきつく閉めていたら、中身が腐ってドロドロになってしまった。 もう開けたくない。 このままでは、その存在が気になって身動きが取れないのだけど、捨ててしまう力が無い。 でも、もう捨てたい。 わたしの10年を、無かったことにしたい訳では無いけど、抱えて進むにはあまりにも不愉快過ぎる。 何故もっと早く、と後悔しても仕方ないから、わたしは少しずつ、決意を固めるしか無い。 捨てるぞ、捨てるんだ。 #日記

          苦しかったの、本当に。誰も信じてはくれないけど。

          今日嬉しかったこと: 1年近く待ってた動画の続きが配信されたこと。自分のテンションが、ここまで上がる元気がまだあった、というのも嬉しい。好きな事を好きでいられるエネルギーは、まだ残っていた。

          今日嬉しかったこと: 1年近く待ってた動画の続きが配信されたこと。自分のテンションが、ここまで上がる元気がまだあった、というのも嬉しい。好きな事を好きでいられるエネルギーは、まだ残っていた。

          頑張った事: 「1日15個、物を捨てる」を続けてること。早く結果を出そうと欲張らず、このまま少しずつ断捨離を進めると決意できたことも良い。

          頑張った事: 「1日15個、物を捨てる」を続けてること。早く結果を出そうと欲張らず、このまま少しずつ断捨離を進めると決意できたことも良い。

          今日の良かったこと: バイオレットクランブルという大好きなお菓子にそっくりな物を見つけたこと。 20年ぶりくらいに食べた気がする。脳までしっかり届く甘さ。

          今日の良かったこと: バイオレットクランブルという大好きなお菓子にそっくりな物を見つけたこと。 20年ぶりくらいに食べた気がする。脳までしっかり届く甘さ。