道無き道を歩くのが苦手な日本人

以前から疑問に思っていたこと

我々日本人は

不明確なことをするときに半端じゃなく恐怖を感じるのはなぜか?

を考えていきます。

不明確というのは

ゴールが見えない

とか

まだ誰もやったことがない

ようなことを指します。

今の行動がどこを目指しているのか?

ってことを物凄く大事にしますよね。

そして、先の見えていない行動に対しては

批判します。

では、なぜこんな風潮が生まれたのか?

そのヒント、というか答えが

現在私が読んでいる本に書かれていました。

その本には

我々日本人は元々、85%が農家だった。
どの家庭も米を作っていた。
米作りでは徹底したスケジュール管理が求められる。スケジュール管理ができないと米作りができないため他の家庭に世話にならなければいけない。

大体こんな感じです。

私たちの先祖はほとんどが農家だったわけです。

そして、通年での稲作を千数百年続けてきたのです。

千数百年も間、受け継がれてきたのが

スケジュール管理や

決まったことをする

という今の私たちが持っている特性なのです。

ですから、スケジュール管理ができなければ

ダメな人認定されますし

他の人とは違ったことをしようとすると

批判されるか矯正されるのです。

昔のような生活であれば

それで良かったかもしれませんが

今と昔は違いますよね。

働き方も様々、古来の文化も崩れつつある

そんな中で思想だけが生きているわけですから

生きづらさを感じる人がいて当然なのです。

そして、冒頭で述べた

不明確なことをする時に感じる恐怖も

長年、染み付いてきた感覚ということです。

ですから、何か先の見えないことに挑戦しようとする時に怖さを感じることは

仕方のないことです。

自分が弱いからではありません。

そういう国民性なのです。

私たちが

人と同じことを好むのも

日本の伝統ということです。

しかし、新しいことを始めるのであれば

その恐怖に打ち勝たなければ前には進めませんよね。

そんな時に覚えておくべきは

道を作ってから進む

ということではなく

進んだ跡が道になる

ということです。

ゴールが見えなくても良いじゃないですか。

何が起こるか分からない…

その恐怖すら楽しめたら

道無き道を歩むことを楽しめたら

もっと人生は楽しくなるはずです。

学生の頃から将来の夢を持つ必要だって

そんなにありません。

早い段階で道を決めておくのが

偉いわけではありません。

全ては伝統です。

それが合う人もいれば

合わない人だっています。

自分で決めればいいのです。

周りに流されず、自分が進むべき方向に

一歩踏み出す勇気。

それができるだけで

既に頭ひとつ分はリードしていますから。


#道無き道を歩む
#見えない恐怖
#自分の信じた道を



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