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#2 むごんのあつ(無言の圧)

小学6年生の息子を育てながら、いろいろな気づきや学びを得ている母です。もう一度自分自身を育て直し、息子と共に成長している最中です。

私はとにかくド真面目。堅い頭なのは自覚しています。
融通が利かず、今までほんとに周りの人たちのおかげでここまでこれたんだなとしみじみ思います。

学校の友達からも、「~ちゃん」ではなく苗字で「~さん」と呼ばれることが多かったな・・・それは今でも同じです。
勇気を出して相手を「~ちゃん」「(下の名前)さん」と呼んでも、相手からはやっぱり名字で呼ばれることにちょっと落ち込んだり・・・
素直に「名前で呼んでね!!」って言えばいいのだけど。私の変なプライドや虚栄心ありありです。でも、仲のいい友達はいます。その子達はそれぞれの年代のあだ名や名前で呼んでくれます。それで十分ですね・・・

そんな私の息子は夫に似ておおらか。小さいことは気にしない。
お友だちの名前なんて、みんな下の名前で呼ぶし、自分に制限なんかかけない。

話は逸れましたが、そんなド真面目な私。ボーっとすることが苦手で、ついいつも自分で用事を作ってはセカセカと動いてしまいます。家事など仕事をしながらこなしているので、やることは山盛りなんですが。

でも、つい目の前でダラダラされると、こちらがイライラしてしまい、ため息や態度で無言の圧。それは夫が休みの時にも同じように。

ある日気づきます。「それ、私が母にされて一番いやなことだったかも・・・」

私が子どものころ、母はそうして無言の圧をかけてきました。
だからわざと私も忙しいそぶりをしてみたり、母の目に入らないところに逃げていたり、疲れてるから動きたくないけど無理やり身体を動かして手伝っていたな~。

自分がされて嫌だったにもかかわらず、それをしてしまっているということに驚き、あの日の私だったら母にどうしてほしかったかを思いめぐらせてみました。

「私だって疲れてるし、ゆっくりしたい」「お母さんの大変さを子どもにぶつけんといて!」「態度に出すんなら言ってよ」「態度で相手に伝えようとするなんてズルいやり方!」

母もきっと心に余裕がなかったのでしょうね。そして忙しさを分かってほしかったのかな~。

私はこの無言の圧は自分がされて嫌だったから、やめようと決めました。
まぁ、息子は完全無視でしたけどね。それでよかったと思います。

親の顔色で動く子どもにはなってほしくない。
そして私自身も態度ではなく、言葉できちんと伝えられるようにならないとと思いました。

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