Mai slow food

食を通して「温かさ」を表現する人。 ベルギーでの留学生活で感じたことをきっかけに、日々…

Mai slow food

食を通して「温かさ」を表現する人。 ベルギーでの留学生活で感じたことをきっかけに、日々紡ぎ出される温もりを大切にしています。

最近の記事

My slow food journey-北の国から- 昆布漁師 加藤忠さん

11月が始まった1日。 わたしは加藤のおじさんに、冬の昆布を提供してくれたお礼と、今年の昆布漁についてお話を聞きたく、コンタクトを取った。 加藤さんのお家は、100年以上続く昆布漁師のお家で、加藤のおじさんも、中学の時から家の仕事を手伝い、道産子と一緒に働いていたと言う。 例年、6月の納沙布岬から3.7km先の北方領土・貝殻島周辺の棹前コンブ漁から始まり、7月、8月の夏コンブ(ながコンブ)、9月の厚葉コンブ、10月から猫足コンブ漁と続き、冬から春にかけては、岸に寄ってきた

    • My slow food journey-北の国から- ラーメン屋「東灯」

      東の灯りと書いて東灯(ともしび)。 ごうごうと海風が吹き荒れるなか、ずっとずっと東に行けば、ポッと灯るあかりに出会える。 まるで、暗闇の海を彷徨う船が、納沙布岬の灯台の明かりを見つけて希望を見出すように。 これは、今は亡き私のじいちゃんが名付けた本土最東端にあるラーメン屋「東灯」(ともしび)の由来だ。 じいちゃんは納沙布岬の灯台が大好きで、毎日同じ時間に、望遠レンズと一眼レフを背負って、岬へ出掛けていた。 じいちゃんが亡くなって以来、ばあちゃんが1人で店を切り盛りしている

      • 始まるよ8月!Summer in 2022

        8月が始まった。 ずっと執筆していなかったのだけど何だか節目を感じてなんでもいいから書きたくなった。 今の私にとって2022年の8月は、 「羽ばたくための助走期間」という表現が的確な気がする。 なぜかというと、私は9月から今住んでいるお家に友達がやってきて、シェアハウスをする。そして、9月20-10月半ば(?)まで、イタリア、ベルギーに行ってくるのだ。 イタリアは、トリノで行われるテッラマードレ(食と平和の祭典)に参加することになり、イタリア行くついでにベルギーで家族や友

        • 浅草までの電車の途中で考えたこと。

          1月21日の金曜日、浅草で飲む約束をしていて、わたしは足利から東武線で浅草へ向かった。 わたしにとって東武線は特別な存在。北海道から、大学進学のため関東へ来て、初めて一人暮らしをして、1番お世話になった線だ。 大学の最寄駅は、獨協大学前。電車から見える獨協大学前駅周辺は、わたしの大学生活がぎゅっと詰まっている。 1人抱え込んで悩んだ帰り道、大切な人と明け方まで語り合った川沿い、友達と歩きながら他愛もない話をしたことetc… その日は急行の電車に乗った。急行は獨協大学前

        My slow food journey-北の国から- 昆布漁師 加藤忠さん

          【ベルギーで得たものを追い続けた大学生活とSutéki-éが誕生するきっかけとなった運命的な出会い】

          ベルギーから帰国し、無事高校卒業し、大学に入学した私。 ベルギー留学が教えてくれた人の温かさ。繋がりの大切さ。人は存在が価値であるということ。 それらを胸に夢だった大学生活に飛び込んだ。 でも、早々にわたしは違和感を覚えるのだった。 みんな同じような服、同じような髪型。 楽に単位を取りたいからと、楽な授業を探す人。 入学したばかりなのに就活のガイダンスに行く人。。。 得体の知れない周りの空気感。なんだかわたしがとても浮いているような、そんな感覚だった。 サーク

          【ベルギーで得たものを追い続けた大学生活とSutéki-éが誕生するきっかけとなった運命的な出会い】

          [日本へ帰国して幸せのハードルが下がった話]

          ベルギーから日本へ、温かさを持ち帰ったわたし。 ベルギーでの出来事や、自分が感じたこと、家族にたくさんたくさん話したいことがあった。 しかし、地元の家に帰ると、お父さんとお母さんが悲しい顔をして、「納沙布のじぃちゃんが天国行っちゃった」と言いました。 納沙布のじぃちゃんとは、父方のおじいちゃん。 ばあちゃんとラーメン屋を営み、若々しくていつも元気だったじぃちゃん。留学決まった時に、周りが心配する中、じぃちゃんだけが、良かったじゃないか!行ってこい!と背中を押してくれた。

          [日本へ帰国して幸せのハードルが下がった話]

          ベルギー留学で感じた温かさのお話

          自分の殻を破り、 その上で感じることができた人の温かさ。 自分が心を開いたら、そこには、ステキな温かい世界が広がっていました。 3月下旬に行った修学旅行中に、私は18歳の誕生日を迎えました。 修学旅行最終日の夜、宿泊していたホテルのホールで、クラスメイトとダンスパーティーをしました。 みんなと一緒に音楽に合わせて踊ったり歌ったりして楽しんでいたその時、急に音楽が変わりました。何か起こったのかな?と思った次の瞬間、クラスの友人達が大きなケーキを持って、まいこ、誕生日おめでと

          ベルギー留学で感じた温かさのお話

          ベルギー留学で学んだ世界の変え方と『温かさ』のお話

          今回は、Sutéki-éを立ち上げるに至った理由であるベルギー留学のお話です。 Sutéki-éのキーワードにもなっている『温かさ』がテーマです。 留学生活がスタートして1ヶ月後くらいから、わたしは、壁にぶち当たります。 フランス語ができないことを恥じてあまりフランス語を自分から話さなかった結果、いつまで経っても上達していないこと、仲が良いと言える友達がいないこと、人にどう思われているか気にしすぎて、他人に気を遣ってしまうこと、自分で勝手に決めつけたそんな事実に、マイナ

          ベルギー留学で学んだ世界の変え方と『温かさ』のお話

          [Self introduction] はじめまして、Sutéki-éです。

          はじめまして! プロダクトブランドSutéki-é(ステキエ)です🌱今回は記念すべき初投稿。 初めまして、なので、自己紹介からさせていただきます。 Sutéki-éの中の人、猪爪麻衣子(いのつめまいこ)は、今年大学を卒業した新卒世代。 北海道出身。大学進学とともに埼玉に住む。 埼玉在住歴今年で5年目。 企業には就職せず、2021年6月に、オリジナルプロダクトSutéki-éを立ち上げる。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Sutéki-éは、『温か

          [Self introduction] はじめまして、Sutéki-éです。