お金への偏見を取り去れ!

お正月に子供たちにいただいたお年玉を、やっと子供たちそれぞれの銀行口座に貯金しました。今のタイミングでしないと気が付けば生活雑費に使ってしまう母親なので、早めにと思って1月中に銀行に行った私ってエライ!


小3の長男は自分のお財布があって自分専用のお金を持っていますが、それほどお金に対して執着心がありません。

ココ(自分の財布)に入っているお金は、自分が良いと思えば使い道が自分以外でも何とも思っていません。優しいと言えば優しいし、心が広くて素晴らしいのですが、注意して見てないとすぐに友達に奢ろうとするのは、親として考え物です。自分で稼いだお金をどう使おうと構いませんが、一応今は扶養されてるわけだし。でも部活の費用とか、必要な道具を買うときにも、まず私にねだる前に自分のお財布から買えるか確認して、足りそうなら私に「ちょうだい。」と言いに来ないところは、私とは正反対だなぁと不思議に思っています。

お財布にお金は入ってくるものだと思っているから、惜しくないんだろうな。そんな風に見えます。


このお正月には、もうすぐ4歳の三男が「お金」というキーワードを覚えまして、お年玉をもらって初めて喜んでいました。それまでは、「ポケモンの封筒がもらえる。」くらいにしか思ってなかったのに。笑

そしてお年玉の袋を処分しようとすると、激怒。

「俺の金、どこやったん!」と言うので、「あなたの銀行の中のお財布に入れておいたよ。」と答えると、その後3秒ごとに「まだ銀行に俺の金入ってる?」と繰り返す。(一言一句三男のセリフです。末恐ろしい。)

自分のお金が大好きで、執着心もスゴイ。

お金を持っているだけなら、ただの紙なんだから、折り紙がたくさんあるのと同じだよ?紙をいっぱい持っていたいわけじゃないでしょ?何か欲しいものを買ったり、行きたいところに行くとか、お金を使ってどうしたいっていうのはないの?

と聞くと、

三男「めっちゃたくさん、お菓子買うねん。」

と、まぁ子供らしい返事で一安心。

私「お菓子は今、ママやおばあちゃんが買ってるから、今あなたのお金を使わなきゃいけないわけじゃないでしょ?」

三男「じゃあ、俺の金はどうするん?」

私「ちゃんと使い道を考えて使えるようになるまでは、銀行に入れてていんじゃない?」

三男「使えんの?」

私「お金を使うことが目的じゃないでしょ?お金を使ってどうなりたいか、何が欲しいかでしょ?それが分からないうちは、使えないね~。」


そんな話を、移動途中の車内で続けていると、夫がピシャリと一言。

「お金の話ばっかりしてちゃダメ!もうお金って言うの禁止!!」


何でお金って言っちゃダメなんでしょうねぇ。

どうやらお金の話は「大っぴらにしちゃいけないもの。」という思い込みがある様です。あまり良い話ではない、ということでしょうか。

変えたいなぁ。


人前で話してはいけない話、タブーの話と思っているということは、お金に対してそんな風に思ってるということ。つまり、好きじゃないし、良いものじゃないし、拒絶反応があるわけですね。発言を禁止するくらい。

人によって、その理由や具体的な内容は異なるけれど、自覚していないだけでそういう人は実は結構多いです。お金に関しての印象は親からの刷り込みが大きいと思うので、自覚するのは難しいかもしれませんね。そういうもの!として当然のように認識しているので、他人と比べる機会が少ない。気付けない・自覚がないというのは、変われないということ。


現に、「お金を好きなことは悪い事じゃないよ。好きじゃないって思ってる人のところには入ってこないもん。」というと、夫は「お金を好きじゃない人なんておらんやろ。」と言いましたからね。

まぁ、そういうことです。

気付けないんです。自分がお金に関してタブー視してるということに。


お金は好きかもしれないけど、山積みの札束にに囲まれてゴールドのいかつい指輪をはめて「がっはっは!」と葉巻ふかしながら高笑いしている禿のおっさんしかイメージできない人に、お金は入ってきません。(この例えも相当古い。笑)

どっちかというと、長男のようにお金は必要なときに必要分があって当然と思っている人の方が、お金に対しての拒絶がなくて将来お金に困らない。

口先だけでお金が好き、お金が欲しいと言っていても、潜在意識で拒絶している人は、お金は入ってこないですよー。


じゃあどんな人にお金が入ってくるかと言うと、お金は手段で、その先にあるものがちゃんと明確に見えている人じゃないかなあと思う。目標は札束を手にすることではない。

まずは、汗水たらして苦労して手に入れるものと言う認識は、正解じゃないと気付くこと。(いつまでも奴隷でいたいなら話は別。)

お金自体の価値は、お互いに同じ価値を感じている人同士でしか意味をなさないこと。(逆に、ゾロ目ナンバーとかの珍しい1000円札は、数万円になったりするもんね。)

お金を崇拝し過ぎない、タブー視し過ぎない、目的を達成するための一つのツール。(札束を受け取れなくても、目的が達成されるのであれば心もお腹も満たされる。)


これからお金に対する印象や価値が、目まぐるしいスピードで変わる。

拒絶反応がある人は、お金に関する全てのことに対して拒絶するので、その変化についていけるわけがない。

お金に対する新しい認識が生まれて流行って定着しようとしている今、昭和の残り香にしがみついている人は取り残されます。私たちの親世代は、それでも大丈夫です。

問題は私たちの世代です。

私たちの考えは、子供にも影響するということを決して忘れてはいけない。子育てはある種の洗脳ですからね。

私たちが親に教わったお金というものを、そのままそっくり子に引き継ぐのか、自分フィルターを通してお金の新しい印象を子供たちに伝えて、子供たちに自分で考える力をつけさせるのか、それは自由です。


性教育も、同じですよね。謎の倫理。タブーとしている場合じゃない。少子化で苦しむのは、私たちもなんだけどそれ以上に我が子たちの世代。

もう平成も終わりっていうときに、昭和にしがみついてる場合じゃない。


若者ではないけど、まだ古参でもない、中途半端な世代だからこそ感じられる変化っていうのはきっとあるよね。


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Melissa

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