【勉強大全】著者:伊沢拓司 【要約・感想】読書メモ
今回は東大王でYouTuberの伊沢拓司さんの著書「勉強大全」。大全というだけありものすごいボリューム!!読むのは少し大変ですがこれも勉強と思って!読み込んでまとめてみました。
この本は、どうやって勉強したらいいのかわからなくて悩んでる方は必読、というか勉強本のバイブルとして語り継がれる程の本です。
◇本書3大ポイント
① 受験勉強を始める前に「大学とは何か」「大学で何をしたいのか」を考える。
② 日々を「今日の勉強で本番の点数を1点上げられたか」という基準で評価する 。
③ 大切なのは万人に共通の「勉強の原理」でその外側の「方法論」は自分にフィットするものを選ぶべし。
・受験勉強は納得してから始める
つまり、ビジョンをもって受験勉強をするべきなのです。漫然と勉強するのではなく、志望校はどのような大学なのか、そして合格した後、「大学で何をしたいのか」まで考えてから臨む。それが、受験勉強における最高のエンジンになる。そしてその強い意志を持って合格したなら、その時に得た成功経験そのものが、希望の学校に入った後にもあなたの「エンジン」として働き続けます。
・「理想の勉強法」は存在しない
試行錯誤の中で、自分にとっての最高の勉強法を追求するべきと彼は言います。また、だれにでも共通する理想の勉強法は無いが、だれにでも共通する良くない勉強法はあると説明しています(ここは是非本で読んでください!)。
そもそも「勉強法」とは、なるべく少ない努力で合格するために「勉強を効率よく進ませる方向性」のことである。
・伊沢さんの受験生活(タイムマネジメント
朝、自習室のみんなは、数時間もすれば机で寝てしまっていた。おそらくは夜の睡眠を削って早朝から勉強していたのだろう。そして自習室の机で質の悪い睡眠取る。これはダメ。著者は夜型で。起床時間を10時(おそ!)と決めて、夜10時以降は勉強しない。この生活は最初はきつかったそうです。でもこのルーティンを続けると、次第にその生活が定着、日常となるので続けることが重要とのこと。
・勉強時間は幻想
勉強の目的は、点を取ること。それ以外は手段でしかありません。 勉強時間で勉強量を測るのはたしかに便利です。「〇時間勉強した!」と自慢したくなりますよね。 しかしながら、勉強の質は勉強時間では測れません。勉強の質は「自分自身による客観的な分析」によって評価されるべき。つまり同じ時間でも「今日は集中できた」「昨日より覚えられた」という「時間以外」の要素で判断するべきなのです。
・「1日1点主義」
日々の成果の測り方について
合格点が大目標となり、1日に1点とれることを小目標として積み重ねた。まずはざっくり1か月目標を立て、その目標を達成するための1週間目標を立て、同様に1日目標を立てる。徐々に具体化していくようなイメージですね。
1日目標を立てるのはその日の前日だそうです。1日目標とは、どの教科をどの程度、何時間やるか決めたものを言います。
・暗記をなめるな
彼は受験の大半は暗記であると断言しています。そして暗記とは、「当日会場で何も見ないで言えること」です。また暗記は「マクロ暗記」と「ミクロ暗記」の2種類があります。
マクロ暗記…構造と関係性をとらえる。つまり大枠のこと。
例:世界3大料理、、「3つある」と覚える。思い出すときは、中国料理、インド料理、、「あと一つは」、て思い出すきっかけにする。
ミクロ暗記…そのままの意味。細かい部分を覚えること。
例:単語の意味や公式・漢字の書き取りなど。徹底的に細部まで覚える。ちなみに英単語は、単語帳を1日20頁ずつ、「完璧に」言えるようになるまで反復したそう。(笑
・復習=勉強 インプットアウトプットのやり方
復習することこそが勉強である。頻度は、間隔が空き過ぎない方がいい。
では具体的にどの位の頻度で復習をするのか?彼の場合は、ミクロ暗記は1日2~3回を毎日、マクロ暗記1日~3日に1回位で復習したそうです。何も見ずに「頭の中で再現できる」でクリアとしました。
ちなみに彼は、学校に通う行きの電車で英単語、帰りの電車で数学と決めていました。
数学の勉強は、前解いた問題を1日1回見る→1分考える→解答思い出したら答え見る→常識化してたらクリア→その問題を1か月後もう一度見る。という復習方法をとったそうです。
いやあ、すごい!さすが開成中→開成高→東大→クイズ界のスーパーヒーロー!前から読みたい読みたいと思っていました。すごく分厚くて、このほかにもまだまだ網羅的に勉強の知識がぎゅーぎゅーに詰まってるこの1冊!!中学生から社会人まで勉強のバイブルとして是非おすすめしたいです。
以上です。
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