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年賀状とブルーノ・ムナーリ

年賀状

毎年クリスマスを目安に年賀状を仕上げている。
仕上げるといっても年賀状自体はネット注文だし、わたしがしているのは宛名とひとことメッセージを添えているだけ。


わたしには「宛名と宛先は手書きで書く」というマイルールがある。
届いた年賀状を見ても9割型印字された宛名だったりする。
それだとなんとなく味気なく感じて、毎年手書きで書いている。
そして、毎年何枚かは書き損じてしまう 笑

宛名や宛先を書いている間はその人に思いを馳せる。
懐かしさがよみがえってきたり
あったかい気持ちになったり
しんみりした気持ちになったり。

プリンタに頼っていたらきっと、そんなふうに思い浮かべることもなかったかもしれない。
それはつながりを再確認する時でもある。

昨年までは筆ペンを使っていたけれど、今年はブルーブラックのペンで書きたくなって変えてみた。
筆ペンで書いたものより軽やかさがでて、今の自分の気分に合っているなと感じた。
きっちりし過ぎないほうが気が楽だ。

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ブルーノ・ムナーリ

おちゃめな人、そんなイメージ。
今はこの世にいないというのが不思議に感じる。会ってみたかったな。

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「木をかこう」
わかりやすく木の構造を説明していて、本の中にはさらに物語があって、読んでいくうちに優しい気持ちになれる。

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「太陽をかこう」
本の中にブルーノ・ムナーリがいる。
一緒にいるような、お話しているようなそんな気分になれる本。

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「ファンタジア」
今読み途中の本。
訳者あとがきに書かれていたムナーリの言葉。

子供の精神を、
一生ずっと自分の中に持ち続ける。
それは知りたいという好奇心を理解する喜びを
コミュニケーションしたいという思いを持ち続けるということ。

なぜ惹かれるのか
なんとなくわかった気がした。

「遊び心に溢れたムナーリ、年老いても子供心を失わないムナーリ」とよく形容される。
しかし、これは結果としてのムナーリだ。
そこに至る経過、つまり常に他との関係の中に自分を置き、その関係を育み築こうとすることではないだろうか。

読み終わったとき
どんな感想を持つのだろうか。

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今日もあなたが心の安らぎと幸福感に気づけますように♪



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