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廃業届を提出してきました。


2022年1月に提出した開業届。2年後の2024年1月に出したのは「廃業届」でした。

提出理由は、「ここで書いていこう」と思える場所が見つかったからです。

廃業届の提出は、開業届と同じくらい、あっけなく完了。私の個人事業主としての活動は、2年で終了となりました。


そもそも。


そもそも、なぜ開業届を出したのかというと、ライターになりたかったから。つまり書くことを仕事にしたかったからです。コネも経験も資金もない私は、その時点の私ができることとして、自分の好きなことや情熱を持って個人で活動をする人へのインタビューをスタートさせました。副業としてしっかりやっていこうと決めて、開業届も提出しました。

その後は、クラウドソーシングや直接契約などで得たライターの仕事をしたり、ライティング講座をさせてもらったりしました。

だけど次第に「このままだと自分が望む未来にはつながらないかも」と思うようになりました。「どんな自分で在りたいか」を考えたときに、提供スキル、つまりライティングスキルをもっと磨く必要があるなと、感じるようになったのです。そのためには、絶対的に書く数が足りない。そして自分だけの視点ではなく、他者の視点を得られる環境が必要だなと思いました。

それを満たすために選んだのが、「企業でライターとして働く」という選択肢でした。


全部通過点。


メディア企業で働き始めて、約4ヶ月。書くことが本業になったので、個人としての活動に一旦区切りをつけるため、廃業届を提出しました。

だから「廃業届を提出=ライターをやめる」ではありません。むしろ、書くことが仕事になったから廃業届を提出できました。

そして廃業届の提出は一つの区切り。つまりは「通過点」です。

今、企業でライターとして働けるのは、個人で文章を書き続けた2年間があるからだと自負しています。開業をしなければ分からなかったこと、経験できなかったことがあります。それらの経験があるから、今ありがたいことに、文章自体への赤入れはさほど多くはありません。「期待以上の働きをしてもらって頼もしい」という言葉をかけてもらい、さらにやる気も出たところです。

開業したばかりの2年前の私だったら、今の会社に応募するきっかけも、度胸もなかったでしょう。チャンスとは最適なタイミングでやってくるんだな、と実感しています。全部つながっている、と分かるのは、結果論です。でも何事もやってみないとわからないのも確か。この廃業届の提出の経験もきっと何かにつながっていくのでしょう。


ナイナイではなく、アルアルで。


この半年間の環境の変化は、「ナイものを埋める」というよりも、「今の私でも十分だけど、もっと良くなりたい」というマインドが整ったから訪れたのかも、と思っています。

知っている状態ではなく、分かっている状態になるのはやはり時間がかかりますね。でもそういうものだよなと思っています。

マインドの変化は外見にも表れてきます。昨年末、久々に顔を合わせた友人に、「なんかいい顔してるね」と言われたのは、すごくすごく嬉しいことでした。

今ある自分をさらに伸ばしていくために。

今の自分でも十分だけど、在りたい未来に向かってぐんと近づけるように。

「満たされながら、ハングリー」を胸に、自分の選んだ道を信じられる自分でいよう。

そう思いながら過ごす毎日です。

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