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あまろっく

 これはまた観てしまったら書かざるを得ない映画に出会ってしまいました。兵庫県尼崎市を舞台にした「あまろっく」です。とりあえず作品公式HPから写真とあらすじオススメ文を転載します。
『能天気な父のようにはなりたくないとエリート街道をひた走るも理不尽なリストラに遭い、現在は実家でニートのような暮らしをしている39歳独身の娘・優子。ある日、65歳の父が連れてきた再婚相手は20歳だった!父のようにはなりたくないと頑張るあまり、周囲とギクシャクしてしまう娘、ご近所さんと遊んでばかりなのになぜか憎めず、周囲から愛されている父、そして誰よりも家族の温かさを求める新しい母の新生活は騒動と衝突の連続! 家族に感じる“めんどくさい”が笑いと楽しさに変わり、そしてグッとくる。映画『あまろっく』は笑えて、ホッとして胸に迫る2024年最高の人生賛歌だ。』
 正直言ってボク自身この映画を観たいと思って映画館に行ったわけではありません。このスクリーンに吸い寄せられたのは、作品の上映時間がその時のボクにフィットしてたからです。そもそも「あまろっく(=尼ロック)」が何を意味してるかも知らなかったし、ボクが大阪の淀川区に住んでた頃は阪急沿線で、隣町のような尼崎市なのに行ったコトが無かったし。駅の近くにあるみたいな公園やお城も見たことが無いし、何よりメイン舞台の尼崎の海なんてあるのがあたりまえだけど、今まで存在そのものを認識していなかった。
 登場人物のすべてが善人というそのようなストーリーは、作品としてはあまり面白くないのが常なのに、この映画が胸に迫ってくるのはなんでかな。まずは主演のひとり江口のりこさんの表情やセリフなど演技が素晴らしいし、映像から垣間見える阪神電鉄や尼崎という土地の面白さもあるんかな。面白かった〜でもあのファーストシーン必要なのかな、少し余計な予想を立てて観てしまってました。と言うわけで、またロケ地に行ってみたい映画に巡り会えました。

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