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京おどり in 春秋座

 本当にご縁というのは面白く予測も出来ないもので。今回は山口県宇部市での出会いのご縁で、その方のお嬢さんが京都で舞妓さん志望で。その彼女が本気で本物の舞妓さんになられて、その晴れ姿を京都まで観に来れるなんて。場所はこれまたまったく別件でご縁いただいてる京都芸術大学、その春秋座という素晴らしい劇場での公演であります。写真は大学に通じる大階段の上、春秋座の入り口です。
 今回は『第74回 京おどりin 春秋座』という4月6日〜21日まで開催されてるビッグイベントで、パンフレットには「宮川町の芸妓が総出演する春の風物詩」とあります。解説文を転載しますと『京都五花街のひとつ、宮川町の芸舞妓たち総出演による春の踊り。京都の名所名物をモチーフにした踊りで知られます。毎年新作を書き下ろし、芸妓・舞妓の舞と、生演奏による三味線や唄の演出によりストーリーを紡ぎます。フィナーレとなる最終章の「宮川音頭」では、芸妓・舞妓が総出演し、一糸乱れぬ動きで華やかに群舞します』
 という事で今回の演題目は「時旅京膝栗毛」。なんとヤジさんキタさんにタイムマシンが登場。京おどりとはあまりの異質な展開に、観る方は踊りやセリフに釘付けです。そしてフィナーレは本当に絢爛豪華で、観ていてなんか幸せ〜な時間でした。
 さてボクらが会いたかったのはご縁いただいてる舞妓さん「ふく松」さんです。タイミング合わず終演後にお目にはかかれませんでしたが、今回は三味線担当という事で、そのあでやかなお姿は舞台の奥にしっかりと目に焼き付けましたよ。日々の生活そのものがすべて、芸事の稽古につながる厳しい世界でがんばるふく松さん。これからも応援していきますので、その華麗な芸事をますます磨いていって下さいね。

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