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わたしの人生の中で初めて人と向き合って人を大切にして人を愛した日々だった。この傷が知られなくたってよかったんだ。


どこから話したらいいのだろうね
まずはずっと大切にしていた人生の半分以上をいっしょに過ごした恋人とお別れをしたことを話しておくね
このnoteでは、本当は彼(ガスターくんとお話していた方です)との出来事もたくさん書こうとしていたのだけど思ったよりなにも書いていなかったね
わたしが携帯で文字を打つのがあまりすきじゃなかったから
でも本当はたくさん書こうと思っていたんだ

わたしは4月に職業訓練校に受かっていたの
彼と相談して、20人枠に無事に受かったよ
学校に通うのは怖かったけれど、1番にわたしは「自分のうつを治してそしたら働けるようになるから、彼が仕事を心が壊れてしまう前に安心して辞められてわたしがごはんを食べさせていきたい」と強く思った
わたし自身が22歳にうつになり6年間ずっと生活保護を受けながら働く練習をしていたけどだめだったから心が壊れたらいつ治るか分からないからね

母と弟に彼を紹介した
あの毒親だから彼が傷つくことを言わないかとか本当に心配していた
彼は「くしゃみさんと結婚を前提にお付き合いをさせていただいております」と言ってくれた
本当にうれしかったし泣きそうになったのをグッとこらえた
母は彼を気に入った様子だった

3月11日、彼と同棲を始めた
3Kの隣がおっきな田んぼで夏にカエルの合唱も田植えや秋の金色の稲穂を見るのが楽しみだ、って思っていた
寝室とわたしの部屋は和室で、たたみがすきなわたしはうれしかった
家具も2人で見に行ってわたしの部屋は落ち着いた黄色のカーテンにしたしリビングはきれいな青色のカーテンにした
丸いおこたテーブルはホワイトがとてもかわいかったけれど、ブラウンしかなくて、でもそれでも丸いテーブルが2人とも気に入ってこれにしようって決めた
冷蔵庫も野菜室が広いものを選ばせてくれた
花粉症がひどいわたしのために空気清浄機と加湿器も買ってくれた
あとプレートを買っていたから部屋でお肉焼いたり野菜焼いたり楽しみだなあって思っていた

引っ越し当日に少しけんかをした
彼が上司に自転車をもらいに行ってくると言ったからだ
そうだね、あのときのわたしは、「引っ越し初日だからいっしょに過ごしたいから行かないで」って思っちゃった
でもわたしの中でも「上司からせっかく自転車もらいに来な」と言われたら断れないこともしっかり理解していた
帰ってきて彼が「疲れて2人ともピリピリしちゃってたかな、ごめんね」と抱きしめてくれた

まだ寒かったな

近くにはお昼だけやってるおむすび屋さんもあって行きたかったな

また近くにはおばあちゃん2人がやってる小さなお店でいっしょにたこ焼きとお好み焼きを食べた
たこ焼きは12個しか焼けないって言われた気がする
おばあちゃんたちにこの辺で産婦人科ありますか?とかいろいろお話した
帰り道に彼は「また食べたいとは思わないけどあのおばちゃんたちには会いに行きたいね」と笑って言っていた
わたしもそう思っていた

駅の近くには和菓子屋さんが2件
そのうち1件の和菓子屋さんのおじさんとなかよくなって季節も終わりな苺大福を明日作っておくから取りにおいでと言われて、次の日取りに行った
帰って彼と食べた
もう一件のほうも食べて食べ比べしなきゃ〜とか言ってた気がする

とてもすてきな町だった

住民票を移すとき彼の世帯に入った
生活保護も抜けて、彼の下にわたしの名前があって、とてもうれしかったのを今も思い出す
あのとき、恥ずかしがらずに素直に「これ、写真撮りたい」って言っておけばよかったな、なんてこんな小さいことでもしあわせに思ったことはちゃんと伝えたらよかったと思う

1週間少しして夜中にけんかをした
その時わたしはPMS、PMDDがひどく、「夜にカップ麺食べようかな?」と彼に言って、彼はわたしの過食嘔吐やそのあとわたしが後悔するのを気にして「炭水化物じゃないのにしたらどうかな?」と提案してくれた
それにわたしは「なら食べないよ!」とふてくされたのだ
少し落ち着いたころに「ごめんね」と言えていたらと思う

彼がひとりで夜中の1:30までお風呂に入っていた
けんかの内容は書かないが、2人でねむるのが辛いなと思いリビングで寝ようとしたら彼が怒った
わたしは、怒る感情を感じ取ると言葉が出なくなる
でもなにか言わないと、と思い「気分が悪いから」と伝えた

そしたら彼は壁を殴った
以前わたしはこのnoteで少し話したと思うけれど彼は物に当たることがある
カップルカウンセリングを提案したことがある件だ
ただしばらくの間、彼は物に当たることをしなかった
だからあの日の夜は久しぶりに彼が物に当たり、そして初めてあんなに強く感情をぶつけていたと感じる
壁を殴り、目の前の2人で座ったりして、これいいねと話して買った濃いグレーのソファーを蹴ったり殴ったりした

あとから見たけれど、殴った壁には小さな穴が空いていて、わたしはいつもマスキングテープで傷をふさごうかと悩んでいたよ

朝、バッ!と起きた
ばくばくしたままだった
とりあえず彼のお母さんにメールを入れた
同じ女性だから分かってもらえないかな、なにか伝えてくれないかな、って思ったのだ
返事はない
彼曰く、「お母さんは仕事だったからメールは見てなかった」とあとから聞いた

それから、このふすまが開いてまた夜みたいに怒られたらどうしようと思いいてもたってもいられなくなり、音を立てないように着替えて、近くの交番へ向かった

「彼と別れたいんだよね?」と言われた
「いえ、あの一緒に来てもらって物に当たるの怖いよって注意してもらえませんか…?」とお願いしたけれど出来ないと言われ、わたしの話も聞かないで話が大きくなり、大きな警察署に連れて行かれた

4・5人の男性警察官に小さい部屋で囲まれて「別れたいですって書いて」と言われた
わたしはしばらく書かなくて、ずっと催促されていた
昔に警察官に性的なことをされたことを頭によぎったりして、怖いから早くここを出たいと思い紙に書いた
「彼と別れたいです。彼はわたしには暴力を振っていません。」と。

そこから2人で暮らしていた家につき、服何枚かと布団を持たされ、まだ退居していない前のわたしの部屋に連れて行かれた

彼とは第三者を挟んでしか会話ができなかった
わたしの友人が3連休おいで、と言ってくれ向かった
友人に第三者に入ってもらって彼と会話をしてもらったが話し合いもする気はない、と彼は言っていた

ちなみにだけれど、彼のお母さんにも警察に行ったあと電話をして「第三者として入って一緒に会話をしてほしい」とお願いしたけれど「あなたとは話したくもない」と言われました
頭が真っ白になるってこれか、って思った

友人がいるのにわたしはずっと友人の携帯を気にして本当にそれしか頭になかった
本当に恥ずかしい自分を見せていたし申し訳ないことをしたなと今、思う

友人が「依存してる」と言って、わたしって恋愛でこんなになるんだと実感した

そういえば昔に彼に「依存ってどう思う?」って聞いたことがある
彼は「いいんじゃないかな、お互いがよければ あと付き合っていたら依存するんじゃないかな」みたいなことを言っていたな

わたしの身内はこの日から連絡を取っていない
みんな「警察なんかに行ったお前が悪いだろ」と言った
本当に、だれも味方がいなかった
身内はみんな強いから、きっと物に当たる行為をされてもびくともしないし、なんなら言い返したりもっと激しいけんかに発展させる性格のひとばかりだから仕方ないんだろう

3連休が終わり荷物を取りに行くことになった
話し合いもする気もないと言った彼にわたしは、2人で買った願掛けのお守りを左手に握りしめて足がガクガク震えながら彼に謝った
まだ一緒にいたい、別れたくない、わたしもっとがんばるから、って
母親もいて、それでも言わなきゃ、伝えなきゃ、と必死に泣きながら自分が一緒にいたいことを伝えた
母親の前だけど、構わなかった

彼は「もう前みたいにすきじゃなくなった、でも誰よりもすきだよ」そして「ぼくの両親がくしゃみさんに不信感を抱いてる。くしゃみさんがぼくを殺すかもって言うくらいに」と言った

なんかもう意味が分からなくて、荷物をとりあえず持って母親の家に行った
車の中で母親がなにかずっとぐちぐち言っていたけどぜんぜん覚えていない

それから家を探しに行ったりしたけれど、見つからないのとわたしが訓練校のことで少し期間が厳しく彼に相談して「お金が貯まったら出ていくので住まわせて下さい」とお願いした

「それはいつ」と聞かれたけれどまだ分からなくて、通い始めてから数ヶ月貯めてみて大体が分かったら話し合うことになり、別れたけれどまた同棲が始まった

学校が始まるまでの数日間、お昼からずっとばくばくして部屋の軋む音も、ここで暮らさせてもらっていて、いつ出て行けと言われるかの恐怖で、ずっとビクビクしていた

最初はぎこちなかったわたしたちだったけれど、徐々にふつうに会話ができるようになった

別れて撮らなくなった作ったごはんも彼はまた写真を撮ってくれるようになった
わたしたちはまた恋人同士と変わらない関係でいた
そしたらわたしは期待してしまって、また彼の気持ちが戻ってくれたかもと思って、曖昧な関係が嫌だったわたしは復縁をお願いした
彼は「復縁する気はない。それを言いたくてここに住んでるの?」と言った

でもまた恋人同士と変わらない関係になる
お夕飯を食べながら彼とだいすきな番組を観る時間がとてもすきだった
揚げ物がしやすくなった台所で一緒につまみながらおかずがなくなっていく時間がとてもすきだった
広くなったお風呂でマッサージをしてあげたりYoutubeの配信を聴く時間がとてもすきだった

「変化が怖い」とわたしは言った
「ぼくもだよ」と彼は言った

学校初日、彼は早上がりをしてくれてだいすきな梅かつお味のポップコーンとかを3種類買って駅まで迎えに来てくれた
本当にうれしかったな
彼は昔からバイトをがんばって行った日とかはがんばったねジュースやお菓子を買ってきてくれて、それがしあわせだった

けんかの仕方が変わった
彼は「今までの伝え方じゃくしゃみさんには伝わらないからこういう風に変えた」と言った
物に当たることが増えた
彼はわたしと向き合って話し合いをしなくなった
分かりあおうとしなくなったと思う
わたしは、彼に「くしゃみさんがぼくを煽ることを言わなければぼくは物に当たらない」と言った

それからすごく伝え方を考えながら話すけれどわたしはまわりくどいし、頭が良くないからまた彼を刺激する言い方をしてしまったりしていた

わたしたちは付き合ってないから分かり合うけんかができなくなった

わたしは自傷行為をするようになった
最初は1本

お風呂場で泣きながら

彼はそれを見て悲しかっただろうし呆れていたかもしれない
でもワセリンを傷口に塗ってくれた
「塗っといたほうが早く治るよ」って
彼の愛情だ、とわたしの友人は言ってくれた

復縁は何度も願ったし、結婚を考えてわたしたちはお付き合いを始めて、母に挨拶してくれたよね、と
彼は「責任取れって言ってるの?」と言ったり「くしゃみさんは結婚よりこのことが小さいことだと思ってるんだね」と言った

わたしは結婚を考えているのだから、もっと話し合いができるのじゃないかって思っていたよ
結婚、ってこんなに簡単になくなる話で、そして警察に行った自分をずっと責めている
今もずっと

5月17日
彼に最後の復縁を願った
彼のご両親も混じえて4人で話し合わせてほしいとお願いした
わたしに不信感があるなら拭いたかった
誤解があるなら解きたかった
わたしがあのとき怖かった気持ちを伝えたかった
彼は「これが最初だったらね」と言った

それから彼から今までもらったケーキの箱やプレゼントの箱、たくさんの思い出をごみ袋に分別した

そのとき本当に悲しくて、箱を分けているときにこの箱はあの時のお菓子で、この箱はあの時のプレゼントで、と
そして今日はいい日だったねとお香を焚いていたわたしたちだったのでそれでプレゼントしてくれたお香のAmazonからのギフトのお手紙に「くしゃみさんにとってのいい日が続きますように」というコンピュータで打たれた短い文章を読んで一気に感情が爆発して、わたしは包丁を出しちゃったんだ
もちろん彼を殺そうとかじゃなくてわたしが死にたくなったんだ
彼には怖い思いをさせたって思う
でも、死んでもいいやって
どうでもよくなっちゃったの

彼が警察に電話して、その時外に飛び出そうとしたけど彼に捕まえられて服脱いで上半身下着のまま踏切まで向かって走った
死にたかった
死にたかった

途中で家に戻る理性が戻って、彼に「くしゃみさんは軽い気持ちでぼくと付き合ったんだろうね」と言われた

あーあ、って思った
わたしがあんな母親の前で取り乱してでも復縁を願ったり、一緒に暮らして、復縁を願って、自傷行為していた日に彼が落ち込んでいる日と被って散歩に誘われて夕方に彼と手を繋いで「あー、わたしこの傷知られなくていいや わたしとこうして散歩をしてあなたが気持ちが落ち着くならこの散歩って意味があるや」って思った気持ちも

人生で半分以上いた彼と友人から別れていなくなるかもしれない恋人という関係を選んだ勇気も

わたしの行動でそんなふうに思わせて、言わせちゃったなって

彼といてしあわせだったわたしだから、わたしも彼をしあわせにしたかったのにな

警察がきて警察伝いに「情でいた、縁も切りたい」と彼が言っていることを聞いた

今でも信じられないでいる
きっと信じたくないのだろうね
あの彼がわたしと情だけでいたとは思えなくて、と
たしかにわたしは愛情を感じていたし情だけではなかったのかなと思う
縁を切りたいのは本心だろう
そこまで心をいっぱいにさせてしまったのはわたしだから

彼のお誕生日が近かったから、電車に揺られながらフォロワーさんのお料理好きさんに相談とかしてた
彼がわたしに料理をするようになって料理楽しいなって言ってくれていたから、ちょっと料理が楽しくなりそうで凝った料理もできるようなものも教えてもらって
学校が休校から1週間早まって、学校終わったら3と0のろうそく探してケーキ買って、だいすきなじゃがいもの作ったことのない料理のレシピを探して
お付き合いしてないからお手紙は書かないほうがいいのかな、とか

通院帰りに揺られて家に帰っていたな
それも台無しにしたのはわたしだ

わたしは彼と結婚のために自己破産をしていたので家の審査が通らなくてやっと先週から新しい地域でまたひとり暮らしを始めた
ゴミだらけでなにも片付けもしていなくて、今はきっとしばらくのあいだ、だいすきだった料理は出来ないだろう
一緒に観ていた番組も観れないだろう
一緒に聴いていた音楽も聴けないだろう

まだあれからひと月しか経っていない

わたしはこの28年間で初めて人とのお付き合いを大切にして変わりたいと思い、助け合って成長しあって、向き合って、これから先の人生を見ていた人だった

初めてすきな人から苦手な生花をもらって、生花をすきになったよ
指輪も初めてだった
また痩せてはめられるようになりたかった
誰かと1日以上一緒に過ごして苦痛じゃなくて笑って泣いて過ごす日々が本当にびっくりしたしうれしかった
あなたがわたしの前だけに見せるよっぱらったかわいいくしゃくしゃの笑顔も本当にすきだ
あなたがわたしだけに見せる弱さも守りたかった
あなたと映る写真のわたしは本当にかわいい女の子だった

ごめんね

今日、達磨空木の盆栽が届いた
白いお花が咲いていく

メロンソーダ飲みます\ ♩ / わたしとあなたの空気が合いますように。