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自分が正しいと錯覚しやすい世の中になってきた。

現代は、情報の多様化、高速通信によって
瞬時に多くの情報を得ることができるようになりました。
一見すると便利になった気がしますが
その多くは自分の見たいものを見させられているだけと
いう事が少なくありません。

目の前の景色は
自分の気に入るような仕組み、アルゴリズムの洗脳によって
映し出されたものだという事を忘れてはいけません。

自分が見たいものを見ているようで
実は提案された情報を眺めているだけ…。

能動的に知識を得ていたわけではないのです。

そして自分が見ているものは
みんなも見ているという解釈も危険。

アルゴリズムが人それぞれ違うとするなら
今見えている情報は必ずしも人と同じではありません。

だから自分が見た情報は
他人も知っていると勘違いしないこと。

アルゴリズムの結果とは非常に偏ったものであるし
自分の意見が正しいと錯覚しやすいものです。

加えて誰でも気軽に発信できるようになったことで
情報の精度に大きな幅が生まれました。

昔は発信者がある程度の権威を持っていましたが
今では発信するハードルが地に落ちるほど低いものになりました。

それと同時に受け手側の情報処理能力も著しく低下しました。

皮肉なことに
情報の多様化、高速通信によって得られたものより
失ったものの方が大きいのかもしれません。

便利な世の中へと加速した分
加速度的に失われていくものを
見つめ直した方がいいのかもね。


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