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国内でホームステイ!?福島県鮫川村に田舎ホームステイしてみた!

農業ボランティアやインターンなどで日本各地に行く中で(以前の記事参照)田舎や地方での暮らしに魅力を感じるようになった。
そして、だんだん都会ではなく田舎に移住したい!という気持ちが出てきた。

田舎での暮らしをできるツールとしてインターネットで調べていたところ、見つけたのがFamilyinnの「田舎ホームステイ」
今まで利用してきたものは田舎で働く・活動するという側面が強かったため、田舎での生活に溶け込めそうな田舎ホームステイを使うことに!


はじめまして鮫川村

鮫川村の印象はとにかく山!

高速のインターからステイ先までの道のりで信号が全くなくて、しかもどんどん標高が上がっていって、だいぶ山の中に来たな…と思ったのを覚えてる笑。

到着して思ったこと。やっぱり山!山の空気、木の匂いがする…!空が広い…!
夜は星がきれい!

600mほどの標高にあって、事前に-15℃になる時もあるよと言われてた。実際に私が住む地域よりも10度ほど寒くて、朝には辺りに霜が降りてた!
毎朝家の前にある温度計を見ることが日課になっていて、その年は暖冬だったらしく、私が確認できたのは最低でも-6℃だった。

-6℃の世界


日中は5℃くらいだったかな。
手袋とかネッグウォーマー、ニット帽が手放せない…!
冷え性だから、朝や風の強かった日中は軽い試練。
これが-15℃までいくなんて信じられない。耐えられん笑

私の救世主!薪ストーブ!

人生初の薪ストーブに大興奮!
ここらへんは木がたくさんあるから、薪はとり放題なんだって。
薪の燃えるときのパキパキっていう音はいいねーゆらゆらする炎も相まって最高!

車の窓は大体凍ってて、熱湯とかかけたりしてもすぐにパキパキパキって凍っていってびっくり!

車内からとった車の窓!

ホームステイ先は村のはずれにあるから隣の家とも結構離れてた!
どれだけ騒いでも近所迷惑にならない。
というか家の外出たら全く人の気配がなく、静か。
特に朝なんかシンッという冬独特の空気感とも相まって静寂。都心にはない贅沢さ。

進士さん一家

進士一家は、とおるさん(ぽんたさん)、ゆみこさんのご夫婦と、息子さんのようへいさん(ぺーさん)の3人。

ぽんたさんとゆみこさんは東京から鮫川村に移住してきた方。

ぽんたさんは、福祉施設に就職し多忙な日々を送る中で結婚。
長男、長女が生まれた後、親として子どもへの関わりが少ないことに疑問を感じ、 31歳で退職、1989年に鮫川村に移住。
田舎での暮らしを地元住民に教わりながら1から学びはじめて、 土・自然とともに暮らすことの大切さを日々学びながら、 その輪を広げていく活動を行っている。

とっても楽しそうな里山体験が盛りだくさんなのでぜひHP覗いてみて!

里山体験ができるだけあって、わくわくするものがいっぱい!

2匹の犬、3匹のヤギ、たくさんのニワトリ、夏に再び遊びに行ったら烏骨鶏が増えてた!

自然体験ができる家、ピザやパンがつくれちゃう石釜、畑、田んぼ、工作室、簡単なアスレチックみたいなの!

私が子供だったらずっと駆け回るだろうと思えるほどの自然を感じ、体を動かせる楽しそうなものばかり!

人が来ると食べ物がもらえると思って顔を出すのがかわいい!

ホームステイ先の進士さん一家はとにかく優しかった!

ごはんお替りする?といつも聞いてくれたり、お土産に進士さん家の卵を持たせてくれたり、帰る日にお昼が食べれなさそうな私を気遣ってか、おにぎりやミカンを持たせてくれた。

私の今までの経験上、受け入れ先の方や仲間には気を使いすぎてしまったりしてストレスが溜まってしまうことが多々あったけど、今回はノーストレスで楽しく過ごせた!

1週間での体験

体験したことは、炭焼き体験、放課後児童クラブ訪問、ペレット肥料製造、石釜ピザ、野菜苗の移植、縄もじり、動物(鶏、ヤギ)のお世話、薪割り。

・・・・多いっ!

特に炭焼き体験はお隣の輝男さん主導でやったんだけど、年に2,3回しかやらないようで貴重な機会に居合わせた!
炭といえばキャンプの時に買うくらいだったのでどうできるか知らなかったから木を切り倒すところからなの⁉とびっくり。
炭焼きについては次の記事で詳しく書こう!

やったことをかいつまんで紹介!

まず薪割り!

私、運動神経かなりいいし、やる前は自信あったよね笑

初めて振り下ろした斧。

全然理想のようにパッカーンっていかず…

ぺーさんに何度か教えてもらって、何分かチャレンジしてやっとそれっぽくできるように。
コツもあると思うけど、その前に圧倒的に体格と力足りんっ!
ぽんたさんやぺーさんは楽々やっていて凄かった!
あれれ?薪割りの時間なのに、私に教えてる時間多いし、そんで私割れてないし足でまといじゃん笑笑笑

結局薪割りの頭数には入れず、既に割られた薪をもっと細くするの頑張ってた笑


続いて石窯ピザ!

ここには石窯があります!
ぽんたさんたちが自分たちで作ったらしい…すごい!

石窯はここに来たらほとんどの人がやるんじゃないかっていう代名詞って感じのもの!

生地はゆみこさんが既に作ってくれていて、私は生地を丸く広げて、ソースと好きな具材を乗せるのみ!
生地は小麦からここでの手作りで、そこに畑でとれた野菜たちを並べ、これぞ手作り!

もろもろ載せ終わったら、温めてあった石窯に投入!ぽんたさんがやってくれた!
私は見てるだけ笑

焼く前のピザだよ

いい匂いを感じながら待つ…
出てきたピザはいい匂い!早く食べたい!

釜の中はこんな感じ
じゃーん!焼き上がり!

1口目…
本当に美味しかった!今まで食べたピザで1番!
全部手作りで、石窯で焼いて美味しくないわけが無い!!!
この美味しさは言葉じゃ表現しきれないのでぜひ行って食べて欲しい!
高級なピザに比べたらかかったお金は少ないかもしれないけれど、このピザこそ贅沢品って言うんだと思う!

体験って言っていいのか分かんないけど、最後に人付き合い!

人との距離が都会に比べて近い!
色んな田舎行って分かっていたはずだけどやっぱり思う。
あと優しい!人と人との壁が薄い!

地元の人の会話を聞いていても、いつも〇〇さんが~~、△△が~~とした話が多かった。
お隣さんと家の距離は離れていても協力し合ったり、物をあげあっていたり

お隣さんとほとんどあいさつしないし、連絡先もしらない私からするとびっくり!

コミュニティの深さと狭さを実感。
移住者とかは、地元のイベントや係とかに積極的に参加した方がいいみたいって学んだ。

1週間で出会った人はみんな優しくしてくれて、いろいろ見せてくれたりやらせてくれたりしてくれて本当にありがたかった!
夏になったらまたおいでーって言ってくれたし、実際に行ったら私のこと覚えててくれて本当に嬉しかった!

1週間過ごして

やっぱり田舎に移住したい!

確かにコンビニもスーパーも近くにないし、遊ぶところもないかもしれないけど、
その分人との繋がりは濃いし、自然も豊かで、健康的な生活ができる。

大学生になって、コロナ禍だったのもあるとおもうけど、日中活動しないから夜眠れず朝起きれなくなったり、ご飯も食べなくてお腹もすかない、やる気が起きなくてスマホばかり見ている生活が増えていた。

でもこの1週間は朝きちんと起きて、日中はたくさん動くのでお腹はすくし、夜は自然に眠くなる。
なんと1週間過ごしていたら
21時頃には眠くなり、スマホも見ずに寝て、5時半には自然に目覚める体になった!
こっちのほうが人間本来の生き方で私にはあっているなぁと思った。

今までのボランティアやインターンと違って、暮らすことがメインのホームステイは短い期間で深めのとこまで体験できてよかった!


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