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炭の作り方って知ってる?福島県鮫川村でホームステイして炭焼き体験した!

導入はこっちの記事に書いてあります!


実は1週間のホームステイのうち、半分くらいは進士さんのお隣さんの輝男さんにお世話になっていました!笑

輝男さん

輝男さんはお肉になるための牛を育てている方です!
年齢は私のおじいちゃんよりちょっと下くらいかな?1人で20頭?くらいの牛をお世話していました!

輝男さんの最初の印象。

何喋ってるかわかんない。

方言が強くて、話の半分は何を言っているか理解できなかった…
まぁ1週間いればだいぶ分かるようになったけどね!

私に牛の話を沢山してくれて、もちろん牛の話も印象的だったんだけど、何が一番覚えているかっていうと、
牛について話す時の嬉しそうな笑顔
今ではっきり思い出せる。
牛たちは大きくなるまで育てるからこどもみたいなものらしく、話をしてるだけで愛情がだばだば溢れてた笑

元大工さんで、おうちも一部は輝男さんが自分でつくってたり、他の家もリフォームっぽいことしたりとっても器用な人!

なぜ、私がお隣の輝男さんにお世話になったかと言うと、
「炭焼き」を体験させてもらったから。

炭焼き

炭焼き年に何回しかしない機会にたまたま居合わせたので、体験させてもらえることになった!
炭焼きは、いわゆる炭を木からつくること!

みんなは知ってる?

木がどうやって炭になるのか。

私は何も知らなかった。
というかもしかしたら炭って何からできてるか知らない人がいても不思議じゃないよなー

「じゃあ、明日は木を切りにいくよ」

え、そこからやるの???まじか。まじか。
自分たちでやんのか。まぁそうか笑

輝男さんの敷地の山?丘?に生えてる木を切った。輝男さんのお仲間3人と。
どの木にするか選んで、そこからどの角度で切っていってどこに倒すか考えて、そこから切っていく。チェーンソーで。
私は危ないのでただ見てました笑

バキバキって音をたてて倒れて行く木。

遠くからだと対して太く大きく見えなかった木も倒すとデカい。

木が倒れるのって見たことなかったから迫力にびっくり!

倒した木を薪に使えそうな長さに切っていくいわゆる丸太にする。
この丸太を軽トラに積んで、炭焼き釜のある所まで運んでく。
丸太といっても細いものから私の体より太いものまであって、なかなか私は重くて大変。ここで女子の力の無さを痛感…

次は切った丸太を斧で割って薪にする作業。
私は力にならないので見学。何歳であろうが軽快に薪を割っていくの凄すぎー!

年を感じさせない輝男さんの薪割り

次は乾かした薪を炭焼き窯に入れていく
こちらが窯!

これ、なんと輝男さんの手作り!!!

炭焼き窯は、昔から山などで行われている方法で、1回当り7~8日間で100~150kg程度焼くそう。火を入れ、温度が下がるまで密閉して炉内に放置すれば黒炭となる。
窯の中は座っても上に余裕がある程の高さある。広さはちゃんと覚えてないけど見た目より結構広い。

窯に薪をいれる際も結構気をつける。
まずは窯の床面に敷き木を敷く。その上に炭木(炭になる木)を立てる。
窯口までぎっしり隙間なく薪を立てるのが大事!(写真ない…)
窯の中での作業だから、髪や服、顔が黒っぽくなった笑

全部入れたら、空気の通り口を残して、窯の入口を土で固めるこれで力作業は終了。

これから火入れ!

煙突は窯の中の薪が乾燥するまでは塞いだ状態で火を焚く。
最初はゆっくりと燃やし、窯の中の木をゆっくりと乾燥させて窯全体の温度を均一にするそう。
火入れをして3日後くらいまでは火を絶やさないように朝晩問わず火を維持する!

3日後を過ぎると煙の色が変わってくる!
窯止めっていう炭化を止める作業が一番重要らしく、早すぎるとよくないし、遅すぎても炭じゃなくて灰になってしまうそう

窯の中が十分に冷えてから窯を開けると…

窯の入り口

ジャジャーン!仕上がりがこちら!

完成品!

輝男さんの作る炭はかなり良品らしく、これは輝男さんがとても丁寧に作っているから。

できた炭は自分たちで使うよう。輝男さんの家はこたつは電気ではなく、炭が燃料。
こたつに入らせてもらったけど、とっても温かかった。もはや炭の入れ始めは熱すぎるくらい笑
でも、電気と違ってなんかいい。言語化できないけど…

知ることの大事さ

別に炭の作り方なんて知らなくても生きていけると思う。

でも、役に立たないかもしれないけど身の回りのものが何からできているのかは知っていた方がいい気がする。

私は今回で自然の一部を享受していることを特に実感した。
今までは、そこらへんに生えている木とそこらへんに売っている炭が結びつくことがなかった。
でもこれを経験してからは、木を見るとこいつも炭になりうるんだなとか、炭見ても結構大変な工程で作られているんだなと思う。
どんなものも人間が自然の一部を切り出して作っている。自然とつながってるなーといつもより思うようになった。

飛躍しているかもしれないけどこういうような体験がなければ、資源をただ消費するだけになったり、人間も自然の一部なんだって思わなくなるのはしょうがないよね。

田舎は、人と自然の結びつきをひときわ感じさせてくれるのが魅力だなー


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