【週刊ユース分析】【2024最新版】今年も新・ジュビロ磐田U-18をチェックするぞ!!
強い!強い!強い!!
えっ?2部リーグ? うるせぇ強いんだよ!!!
ジュビロ磐田U-18が絶好調です。
開幕戦ドン!!
開幕勝利同士の浜名戦もドン!!
Bチームにもきっちりドン!!
開幕戦から3節を終えて負けなしの3連勝。
エースの山本くんを中心に得点者が複数いて、しかも無失点ってのが素晴らしい!!!
このままいくと4節は4-0。最終節は18-0になると予想されます!!!!
都合が合わず未だに現地観戦できていないんですけど、
これだけ痛快な結果を見れば今年は一味違うぞ!!ってのが伝わってきますねー。
そんな好調の裏側を数字の上でもちょっと分析してみたいと思います。皆さんの興味の一助になれば。
プレミアで好調だった2022年と比較して見ましょう。
■学年の割合
2種を追う上で必要になってくるのが下級生がどれだけ入っているの?っていう観点。つまり学年別のバランス。
2022年の第3節のベンチ入りメンバーと先日の名古屋B戦のメンバーを比較してみました。
後藤啓介くんは当時まだMF登録だったんだーと懐かしさを感じつつ、
特筆すべきは学年バランスにほぼ変化が無いという所でしょうか。
11人中3~4人が2年生。
来年以降の事を思えば下級生は多い方が安泰なんですが、高校1年生と3年生では大人と子供ぐらい違いがあることを思えばなかなか難しい事。てことでまずは御の字か。
ただですね。ここから1年生含む下級生の突き上げはかなり大事かと思います。
というのも、後藤・舩橋をFWとして大成させた前田時代ですけど、ディフェンスのセンターラインを
と、
3年生主体から変えることが出来なかったんですよね。亀谷くんと野口くんのコンビは今思い返しても大好きなんですけど、突き上げが無かった。
ここへの未来投資の少なさが翌年の大量失点→プリンス降格の一因だったと個人的にはみています。
ただ、
横さんの言葉を借りれば「ポジションはプレゼントされるべきではない」訳です。
そう。下級生がどれだけ自分たちとチームを高められるか。これが大事。
ここはひとつ、皆さんも期待しながら見て頂きたいところです!
■内部出身者の割合
これも毎年恒例なんですけど、
チームの活性化において他所からの血を入れるってのは重要なことだと思っています。
ちなみに2021年の割合はこんな感じ。
ジュビロ磐田U15からの昇格組と、それ以外からやって来る選手の割合は半々。これは毎年同じで磐田は意識的にそうしているのだと見て取れます。
OBを振り返っても、
速水修平(ジュビロSS掛川)と平松航(プルミエール徳島SC)がチームをプレミア昇格に導く名コンビであったこと、
後藤啓介(ジュビロ磐田U-15)と舩橋京汰(TSV1973四日市U-15)が互いにしのぎを削って得点を量産したことなどは、
内部昇格だけでは起こり得なかった相乗効果なわけです。
で、今年度のバランスはこんな感じ。
むむむ。圧倒的に内部昇格組が多くなってしまいましたね。
理由は他でもありません。ラッソの2重契約問題の余波です。
このことがチームにどれだけネガティブな結果をもたらすのかについては正直 永遠に明確にならないと思いますけど、いずれにせよ望んでいない状況を創り出してしまったことは間違いないわけです。
トップチームは既に補強再開のなかで戦っていますけど、2種は今現在もこの影響を受けています。
ユースへの影響はそこそこ大きかったということは多くの方に知って欲しい現実ですね。
■藤田義明の功績
さて、
開幕から無失点で好調のユースですがその裏に藤田義明元監督の功績があることを述べておかねば、と思っております。
その内容は他でもありません。
なかなか勝てないチーム状況において、昨年7月のクラブユース選手権にて思い切ってディフェンスで下級生を使いだしたんですよね。
残念ながら予選突破は出来なかったんですけどこれまで致命的だった被ゴールが減少の兆しを見せたのはこの頃。
優勝したガンバユースを予選リーグでゼロに抑えた試合では1年生の小澤選手と2年生の渥美選手を抜擢しました。
彼らはご存じの通り、今年度の堅守の中心的存在でもあります。
この「ひと夏の経験」で相当自信を深めたんじゃないかなって事は想像に難くありません。
このクラブユースの結果は個人的にもある程度手ごたえを感じていて、こんなポストをしたりもしていました。
しかしそんな中、
9/1に藤田監督は辞任を申し入れて交代。後を世登さんに託したわけです。
自分から辞任を申し出たんで何となくネガティブな印象が残りましたけど、昨年夏の挑戦は一つの転機だったかな、とそんな風に考えております。
これもまたジュビロサポさんには知っておいて欲しい事実です!
■注目選手!!
詳しくは実際に試合を見てみてまた改めてまとめたいところですが、
今回は2人の選手を挙げてみます。
・山本 将太(FW/3年)
キャンプやトップの練習写真で必ず映り込んでいる(笑)U18のエース。
世代別代表常連でトップ昇格も期待される選手ですね。
昨年(2年生時)の印象だと右サイドのドリブラータイプですが、そこからどれだけ進化しているのか。
結果もしっかり出ているようですし、是非この目で見たい選手ですね🔥
・小澤有悟(DF/2年)
前にも述べた通り、昨年途中からの主力でもあるサイドバックの選手。
印象的だったのが昨年youtube中継された横浜FCユースとの試合後のインタビュー。当時まだ1年生だったんですけど責任感十分。
藤田さんが引き上げ、世登さんが育てた有望株。
彼もまたどのように成長したか見てみたいところです!!
■最後に
色々ありつつも好調な滑り出しを見せているU-18。
東海プリンスは2部リーグではありますが、事実上静岡スーパーリーグな訳で。県内の強豪校ひしめく簡単なリーグではありません。
しかしですね。絶対に1年でプレミアに復帰しなくてはなりませんよ。絶対にです。
西さん八さんはじめユース指導者としてはチャレンジの年かもしれませんけど、選手に自信を植え付けつつ明るい未来を構築していって欲しいところ。
改めてですけどね、
「ユースの強化は、クラブの光」
これですよ。
静岡のサッカー少年と、全国から磐田を選んで集まってくれたサッカー少年がトレセンの寮に泊まって「風つえぇなー」とか、「◯◯だら〜」とかめっちゃ言うじゃん!とか言いながら未来のスターを目指すわけですよ。
そこには未来の鈴木海音がいて藤原健介がいて、それから伊藤洋輝がいて後藤啓介がいて。
もうね、ロマンでしかない。
細かいことはこっちに書きましたけど、
めんどくさいんで全部ひっくるめて「ロマン」と叫びましょうよ!!
きっとやってくれると思います!
今シーズンもしっかりとご注目あれ!!
めざせプレミア復帰!!めざせ連帯貢献金!!
バモーー!!!
「観客を楽しませたい」と意識する後藤くん。逞しいですね!
皆で見守りましょう!!
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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