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【ジュビロ磐田⚽】【雑感】ストレスの正体。

誹謗中傷。罵詈雑言は、ダメなんだぜ。

と、
すがちゃんジャメさん最高No.1”風にきっちり前置きしつつ、とはいえ多くの磐田サポがストレスを抱えていることも良くわかります。

というのも、
勝ち点0を1に出来なかったり、勝ち点3を自らのミスで失ったりってのは2022年の序盤戦そのもので、あの時だって「次だ次!」「ミスはある。しょうがない!」と言い続けてきたけど結局次なんて無かったわけで。

メンツや状況は違えど、やっぱり嫌な雰囲気だよね・・・って感じるのは無理もない事かなと思います🥺


てことで今回はですね。自分なりにこのストレスの正体はどこにあるんだろうかってのを”あの時”と比較して探ってみたいなと思います。
あの時とは忘れもしない2022年。


そりゃ分かってますよ。一介の素人が語ったところでなんの力にもならないってことぐらい。

でもそうじゃなくって、
ストレスってのは細分化して根っこまで掘ることで理論的になるんです。理論的とは感情的の反対。つまりですね、この分析行為こそが罵詈雑言を矮小化させる方法のひとつ。

老いも若きも男も女も「アレが悪かった」とか「コレは良かった」とか大いに語ればええ。感情を無差別に吐き散らかすよりはよっぽど健全よ。

そんでそんで理屈が分かるとちょっとだけ希望が見えたりもするしね。


てことで早速行くよ。
ここから先は気になる人だけ読んでね!!



■正体① アバウトな横パス

2-0は危険なスコアという通説の通りきっちりと反撃を喰らったわけですけども、僕はですね。この試合 成るべくしてそうなったとは必ずしも思わないんですよね。

というのも中盤からエリア内に掛けて選手は本当に良く頑張っていた。
高さ(ウェリントン)加えられてからディフェンスラインが下がるところレオゴメスを入れてATの入り口で蓋をした。これはポジティブでした。

セットプレーでマイボールにしてからもただ単に蹴るのではなくしっかりつないで推進していた。

この辺は冷静に見るとしっかり進化しているんですよね。


ただ、
後半になって最前線のプレスとして機能しなくなったコタロー(もう少し頑張って欲しかった!)と、変わって入ったペイショットがその代役を果たせなかった(そもそもそういう選手じゃない!)ってのが残念だったし、
推進力あり過ぎる紺野・岩崎に対してもっと早くフレッシュな選手で対峙できなかったのかっていう采配の疑問はあるものの、それでも2-1で終われた試合かなと思います。

それだけにあのパスミスは本当に悔やまれる。。。


周囲の問題で仕方が無かったという人もいるけど、個人的にはアレはプレー選択の問題かな、と思います。

そしてこういうシーンは本当に多い。とても良い雰囲気の中で繰り返された失態であったため、より落胆は大きかったです。

これが一つ目のストレスの原因。


例えば一戦必勝に懸ける日本代表戦なんかを見ていると、最終ラインでああいったアバウトな横パスは絶対にしないですから。この辺は出すところが無かった(実際はあった)とはまた別の問題かなと思います。

これについては元代表コーチの横さんに今一度期待しようかなと、そう思います。

試合後のインタビューでもあのミスを「自分の責任」と述べていますし、個への叱咤ではなく組織的な約束事として修正してくれることを期待します。




■正体② ペイペイの戻りオフ

僕はですね。2022年と比較するときにいつも思い出すのがアウェイFC東京戦の水沼さんの解説なんですよね。

まぁコメントが恐ろしいほど芯食ってて、
奇麗に刺さって血がドバドバ出てるんだけどあまりにも切れ味いいから逆に心地いいみたいな。我々磐田サポを不感症の変態にしたあの試合です。

これ改めて見ると前半15分のコメントだったんですね😅
ヤバすぎる・・・。

でも改めて見てどうですか?
球際、ボールを追う際の統一感、ライン間スカスカ問題ってのは実はかなり改善されている。つまりあの時よりは良いのかな、と。

ただですね、
文字数の関係でこの時は書けなかったんですけど水沼さんは「前線が体制を整えるのが遅すぎる」って指摘もしていたんです。せっかく奪ったのに推進力が無い、後手に回って再び奪われる、モノに出来ていない理由はここにもある、と。


これに照らし合わせるとちょっと気になるのがペイペイの戻りオフサイド問題。はじめはJリーグへのアジャストの問題かと思いましたが一向に改善しない。つまりは悪癖かな、と。

そりゃペイショットには唯一無二のストロングがあるわけでこれだけで批判される謂れは無いわけですけども、僕たちはどうしても”あの時”と比較してストレスを感じてしまう。ここはひとつあるのかな、とそう感じるわけです。

これもですね、横さんはじめコーチ陣に約束事として改善してもらいたいですね。能力というより意識の問題ですから。



■正体③ ドリブラー不在

この話に及ぶと拡大解釈して松本選手あたりの批判と捉える人が多いので最初に言っておきますが決してそんなことはありません。

ただですね、
福岡戦は磐田が長年保有してこなかった切れ味鋭いドリブラーに左右からビシビシと刺されたもんだから、それ故に個人的にはストレスの原因となりました。

後半開始前に以下の様なポストをしたわけですけども・・・まぁ案の定だったわけですよ。


右の紺野。左の岩崎。
岩崎選手に関しては序盤の右から終盤の左まで手を焼きまくり。確か2022年のアウェイ鳥栖戦も彼にチンチンにやられましたね。
ディフェンスを責めているのではなく、あぁいう火力が欲しいなぁというストレス。

福岡にはかつてジョルディ・クルークスという選手がいたんですけど彼がセレッソに移籍するとすぐに同タイプ紺野選手を補強。この辺は長谷部さんの強い拘りを感じます。
どんな拘りかは、昨日の試合を見ればわかると思います。


また、タイトル画を見てください。
これはレゴメさんがパスミスする直前の絵ですけどフリーの西久保くんに向かって岩崎選手が猛然とプレス掛け始めてる。彼はこれが目に入ってセーフティなパス出しを嫌がったんでしょうね。
またザヘディが奪ってから猛然と外を走る紺野選手も印象的でした。

つまり彼らのストロングは決してドリブルだけじゃない。こういうの見るとスプリントは正義って思っちゃうんですよね。


磐田にだって古川くんがいるぞ!と思いますが彼はまた似て非なるタイプ。
紺野や岩崎をイメージしながら古川くんを見ているから批判が出てくるんだと思います。彼はまた別の特徴を持ったプレーヤーだと捉えて活かすべき。

つまり磐田にはやはり、縦に行けるスプリンターがいないんですよ。

ベススタのとなりでちょうど理想的なゴールがあったので掲載しておきます。
岩崎選手の去った鳥栖もきっちりと同タイプの選手を補強。見たいなーこういうゴール。

この辺を意識しての獲得だと信じてやまないジョゼ兄に期待していいのだろうか・・・。セレブレーションの駆け付けの速さを見るとその素質を感じずにはいられないんですけど笑。果たして。




■最後に

やはりストレスの一番の原因は既視感ですよね。我々は何回同じもの見させられてるんだ、と。
そういう意味でも良きも悪きも2022年と比較して冷静に分析してみるってのはひとつありかなと思います。

相変わらずのところもあれば、実は圧倒的に良くなっているところも明確に見えますから。


一方で横さんはしんどいと思いますよ。

後方からつなぐスタイルを改善しても、セットプレーを改善しても、また新たな失点理由が出てくる。それもミスで。

それを対外的には「自らの責任」と言って、細かい分析を繰り返しているんでしょう。ミスには必ずロジックがありますからそれを丁寧に取り除く。
それでも個人のところは選手に頑張ってもらうしかないんですけど、その辺のモチベーターとしても優秀ですよ。報われて欲しいですね。


ここらで選手には本気でボスを救って欲しい
もう庇ってもらうばっかりじゃバランス悪いでしょう。

勝ち点0を1に。勝ち点3を3のままに。戦術を超えたところで成し遂げちゃうような、そんなゲームがあったって良いと思うよ。

選手に助けられたと、横さんがそんな風に言うゲームがみたいですね。期待しています。



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