【ジュビロ磐田⚽️】【雑感】ダービー敗戦後に思ったこと。
悔しい敗戦から一夜明けて、思いのほか虚無感が凄いです。
負けたくない相手に負けたとか、
相手の方がどうだったとか、
選手の動きがどうだったとか、気持ちがどうだったとか、
そもそも今シーズンは・・・とか、
様々な軸で振り返って、
自分の中でも必死に整理してポジティブな面を探そうとしているんですけど、結局は変わらない結果というものが虚無感を産んでおります。
まぁあれやこれや言ったところですっきり整理できる自信など無く、
今回はダービー敗戦後に真っ先に思ったことをダラダラと書いてみたいと思います。
■「練習でそれやったらダメだよね」
ガチガチの三笘信者ではありませんが、
彼の思考回路とスタンスはかなり好きです。
僕は昨日の試合を見ていて、
PUMAが作った【上達加速術】なるyoutubeの一幕をまず思い出しました。
それは個人的にもハッとさせられた、三笘選手のとある言葉。
アカデミーの選手の「ドリブルをする判断と、しないの判断をどのようにしているのか?」と質問に対し、三笘選手はこのように答えています。
「判断を変えられるスピードでやるしかない」
一瞬答えになっていないようにも感じたのですが、
そのあとの言葉が個人的にはかなり好きです。
要約すると、こういう事だと思います。
僕もスポーツ経験者なので、
試合をしているとたまに「今ゾーンに入ったな」と思う時があります。いわゆる絶好調の、もう一つ上ぐらいの時。
心技体が一つになって、練習でも出来ていないことが出来てしまう時。
しかし三笘選手は、
極論これを否定しています。これを信仰することはチームに迷惑がかかるから、と。
プレーは出来る範囲でしなさい。出来る範囲は練習で高めなさい。
ハッとさせられましたよ。
だから僕は三流以下で、彼は一流なんだと。
■スペシャルな結果と、日々の練習
良い選手ほど調子の波が少ないです。
それはメンタルがどうとか、体調管理がどうだとか、そういうところが問題なのかと思っていましたがどうやらそれは主たる要因ではないようです。
良い選手は、
試合中 自分のできる範囲でしかプレーをしない。
そして、
その範囲を高める練習を日々高い意識でやっている。
自分の出来る範囲でプレーして相手を上回れないなら
それは単純に弱いという事なんだと思います。
大事なダービーで敗れたジュビロ磐田。
僕は不運な失点シーンや、あと少しだったチャンスシーンを回顧しながら何が勝敗を分けたのか必死に考えたのですが、
結局は、自分たちの出来る範囲では相手を上回れなかった。
そして、そのための準備(練習)という点で相手の方が少し質が良かったんだろうな、とそんな風に理解しました。
■古川陽介と三笘薫
ドリブラーという特性上、彼らを比較して見てしまう人はたくさんいると思うんですけど、
僕が今回この動画を回顧した背景に、「三笘すげー」を強調したい意図は全くありません。
そもそも僕は古川選手を三笘選手になぞらえること自体に否定的です。身体的な特徴も活かされるプレースタイルも全く違うから。
ただ、
試合中 自分のできる範囲でしかプレーをしないというこの視点は、かなりガツンと来るものがあるのではないかと、そんな気がしました。
後半立ち上がりの惜しいシュートシーン。
(確か)カルリーニョス選手に当たり負けしたシーン。
原テル選手や北爪選手を突破できなかったシーン。
これらは決して不調や不運ではなく、出来る範囲ががまだそこだっただけなのではないだろうか。
すごく残酷なコメントではありますけど、
ポイントは、この考えに基づくとこれが単なる「ネガティブな結果」ではなく、「可能性」になるという点です。
三笘選手がブラジル代表ミリトンに完璧にストップされた時、彼は悔しさで下を向くのではなく
「あぁまた練習の基準が上がったな」
と、単純にそう思ったのではないでしょうか。
この思考の前に、落ち込むという概念はありません。
新たな基準を知って、自分のできる範囲で試合をして結果を残すために、そこを高める作業をより高いレベルで続けるだけなんだと思います。
悔しい敗戦ではありましたが、チームの可能性を信じて。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
宝くじ当てる妄想する前に、日々勉強して給料上げろって話ですよ。
(すみません。私も頑張ります。)
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