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#197 ラテ欄遊び

しょうがない事とはいえ、スポーツファンにとってオフシーズンとは退屈なものだ。それでも新チームに想いを馳せたりしてそれなりの楽しみ方もある。

ところが、

今年のジュビロ磐田は新加入選手がいないことに加えとことん情報規制を敷いている。てことで本当に情報が無い。つまり想いを馳せることすらままならないのだ。

通勤時間で今朝のスポーツ関連のニュースを漁るがこれといった面白そうな情報は無い。
という訳で私はラテ欄を自作することにした。



■1/30(月)のラテ欄

月曜日の朝。
地下鉄に揺られながら稼働率30%の脳みそで作ったのが奇しくもデビュー作となった。改めて見てみると「ラテ」のラジオ・テレビっぽい記載は皆無だった。

それでも厳しい情報規制が敷かれた中、開幕を心待ちにする甲斐甲斐しいサポーターの様子が伝わって来るじゃないか。情報が入ってこない事はしょうがない。それならオレたちはその時を待つだけだ、ってね。


と見せかけて魂の叫び。



■1/31(火)のラテ欄

翌日もセッセと地下鉄に揺られながら作ってみる。
前日の作りこみが思いのほか楽しかったのでちょっと指向を変えてみたくなった。
しかしながら持ち合わせたテクニックがあるわけでもなく。「健気」とか「厄介」とか、明らかにワードのチョイスに不自然さが漂いだす。

それでも新監督を迎えて生まれ変わるチームへの期待。それからそれを主導して欲しい若手への檄を含んだメッセージ・・・っぽくはなった。

この辺りから「!」の便利さを確信する。要はこれで文字数調整をすればいいのか。なるほどなるほど・・・。


Twitterに投稿したところ、一瞬「ん?」となったようなリアクションが見て取れて、してやったり。
1列目に配置しないのは意外とありかもしれない。

と思いきや、
何でもないただのラテ欄だと思われている節もありやや狼狽えた。分かりにくすぎてもそれはそれでダメなのか。深い。



■2/1(水)のラテ欄

この辺りから縦読みを意識しすぎて肝心の本分が少しずつおかしくなり始める・・・。

振り返れば前日も「まもなく」から始まっている。私は「まもなく」から話始めるのが好きなのかもしれない。とあらたな一面を発見しつつ今回はまた違ったスタイルに挑戦。

前日に森岡陸選手の怪我が報道され、ようやく入って来た情報がこれか・・・と肩を落としたのですが、気を取り直して彼へのエールを。

「故障者の存在もしっかり力に変えてチーム一丸にてこの難局を乗り越えよ!」という長文をぶち込めた時には思わずガッツポーズが出た。

これが2023年2月の私の一番最初の成果だった。
月初めからいったい何をしているんだろうか。


祈りの十字架スタイル。



■2/2(木)のラテ欄

はっきり言ってこれは大変だった。

この日も新たなスタイル挑んだのだが・・・超難しかった。題材を先日話題になったAdmiralさんとミツカンさんのコラボネタにしようと決め、それまでは良かったのだが・・・。


2列揃えは格段に難易度が上がる。

これはさすがに通勤時間内では無理だろうとあきらめかけたその時、奇跡的に2つのワードが思い立った。これまた前日までに目にしていた数少ない情報の中から「TM(トレーニングマッチ)の結果」と「チャント復活」を思い出したのだ。

”T”とちっちゃい”ヤ”をゲットして私は歓喜した。そのあと「渇欲」とか「美しい勝利」とか普段全く使わない不自然な言葉を駆使して何とか時間内に歓声、いや完成。
これには正直震えた。

そして、2列なんて気軽に挑戦するもんじゃないなと改めて思ったりした(笑)。

これはミツカンさんとAdmiralさんにも届くといいな!



■2/3(金)のラテ欄

燃え尽きた私は通勤時間が無いことを理由に休刊した。



■後記

サッカーネタの少なさと、ノリと勢いでラテ欄作りをやってみて2つのことが分かった。

ひとつは、
これはものすごい脳トレだということ。私は会社の最寄り駅に降りた時点でかなりのメモリを食っておりデスクに向かってからしばらく起動できなかった。

そしてもう一つは、
ハードルを上げ過ぎるのは良くないということ。自己満足の世界ではあるもののもう少し緩やかにいろんなネタをやるべきだった。
ラテ欄沼は恐ろしい。


とはいえ、
それなりに楽しかったので機会を見てまたぶっ込んでみたいです。



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