見出し画像

畑を借りた。これで半農半Xを実践できる。

市民農園を借りた

札幌から先月引っ越してきた神奈川の程々に田舎な某所にて、市民農園を借りることができた。

年間利用料は約3,000円。超安い。しかし設備は何もない。クワもジョウロも水もスコップも種も苗も全て自前で準備する必要がある。

借りた畑は家から徒歩10分ほどと近いものの僕は車を持っていないので、「どうやってクワとか持ち運べばいいんだ?」と思案している。そういうところの見通しを立てないまま、空いた畑をすぐ契約して確保した。成人男性がクワをかついで正面から歩いてきたら冗談ではなく身の危険を感じる恐怖だろう。だから伸縮できる短めのものを大きなリュックに入れ、ビームサーベル状態で運ぶしかないと現段階では思っている。

知識も0から学んでいる状態だ。ネットで調べてても散発的な情報に混乱させられるばかりなので、『野菜づくり大全』という本を買い、この本で体系的に学びながら進めている。

この本で「土作り」という工程の存在を知った。最初はそれすら知らなかったのだ。土なんかどれも同じであり、つまり畑の土はそのまま使えばいいんだろうぐらいにしか思っていなかった。

そんな感じのスーパー素人なのでけっこう色々と大変な気はしているものの、小さくても出来る範囲でまずはやってみる。やってみないと始まらないし、やってみることで初めて分かることもある。やってみて、失敗して、知恵を付けて次に活かす。その連続でやっていく。

世の中には設備が全て整っていて、種も苗も準備されていて、教えてくれる有識者が常駐すらしている市民農園もあるらしい(そういう施設は「体験農園」と呼んだりするらしい)。そういうところで1から教えてもらいながらやったほうが僕みたいなド素人はスムーズに進められるのは間違いない。でもそういうところは月1万円とかそれ以上するようだ。なら年間3000円で試行錯誤しながら自力でどうにかやってみたい。

あとド素人のくせに人から指示されたくない。全てを自分で調べて試しながらやっていきたい。何事においてもいつもそう。だから要領が悪いのだけど、そうやって試行錯誤していく過程が楽しいんだ。

いよいよ半農半Xを開始できる

なぜ畑を借りたのかというと、それはもちろん畑で食べ物を作りたいからなのだけど、もう少し具体的に言うと、僕は半農半Xをしたいのだ。

半農半Xとは何かというと、ビジネスとしてではなく自給目的で農作業をしながら、自分なりのナリワイ(人によって異なるので「X」と表現)もして暮らしていく生き方のこと。そういう「半農半X」な生き方を実践してみたくて、だから僕は畑を借りた。

僕の場合のXは「執筆を中心とした発信活動」となる。本を書いたりnoteやX(旧Twitter)でも書いたり、時にはYouTubeで喋ったり。そういう手段を通して自らの経験や思考を共有して同類の役に立ちたい。そんな謎の使命を僕は背負っている。だからその使命をX活動で果たすのだ。農作業をしながら。

僕が半農半Xという生き方を知ったのは昨年末ごろで、その生き方を実際にやってみたくなった。

※半農半Xを知った経緯、それに魅力を感じる理由などは、昨年末にはてなブログの以下記事で書いたので、興味ある方は併せてお読みください

半農半Xの概念を知ってから約5ヶ月が経過した現在。いよいよ半農半X生活のスタート地点にまでたどり着けた。

今はまだ作付け計画を立てたり、雑草取りをしたり、土づくりをしている。エクセルで畑を分割し、上述した本に書かれている「どの野菜はどの面積に何株植えられるのか」を参照しながら考えている。パズルみたいで超楽しい。

エクセルで制作中の作付けマップ

畑を借りるのが遅くなり既に種まきの時期は逸している感もあるものの、急げばまだ間に合うはず。急ぎつつ丁寧に土づくりをして、そして撒いたり植えたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?