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何ももっていなかったライターが業務委託を結ぶまでの話。

2023年は、大きく自分の進路方向を変えた1年。
カフェ店員をしつつ、ライターとしてのスタートができた年。

この1年、私がやったことと言えば「書く」「行動する」「悩む」「悩む」「悩む」こと。書くより悩む時間の方が多かったんじゃないかな。「書くことが好き」から始まり、「書くことが怖い」で止まって、「やっぱり書くことが好き」とまわりまわって戻ってきた。

0→1が難しかったけど、小さな一歩は踏み出せたはず。

悩み続けた1年の本音を残して、ライター2年目(勝手に言ってる)は、より文章に軸を置いた年にしていこう!という年納めのnoteにしたいと思います。
(と、書いていたものの…実家の居心地がよすぎて、のんびり過ごしているうちに、年が明けてしまいました。)


○「今」に目を向けるようになった

この歳になって、新しく夢を追うなんてできっこないんじゃないかと自分の可能性を狭めるようなことばかり考えてしまっていた春。
前職を辞めてから自分は何者にもなれなかったと怖くなって、誰かに夢を話すことも恥ずかしいことだと感じていた。

だけど、「今」動かなかったら何者にもなれないし、なる可能性だってない。と自分を鼓舞して「ライターです。」と言い切ることを始めた。

このnoteは夜中に更新したもの。気づかれたくないけど、気づいてほしいわたしの本音。
自分の予想とは裏腹に、背中を押してもらえる声が届くようになった。
わたし自身の能力や可能性を過小評価して、1つの仕事を続けられなかったことを否定していたあのとき。そんな私を救ってくれる光の筋だった。

○とにかく書いてみた

「ライターです。」と言い切ったものの実績はなく、自分を表現する術をもっていなかったわたしは、とにかくnoteを書いた。
考えたことや感じたこと、体験したこと、これからのことを自分の言葉でとにかく書いて、投稿した。

年が終わるころは、頻度が落ちてしまったけど昔の投稿を読んで「いいね」をくれたり、フォローしてくれたりする人がいて嬉しかった。

○なかなかうまくいかなくて、怖くなった

次に、実績を積むためにライターを募集をしている企業を探した。しかし、必須条件にあるのは「ポートフォリオ提出」「ライティング経験」など。
何ももっていなかったわたしは、今もっている自己表現の場として、このnoteを提出した。しかし、企業側から返信がくることはなく、どんどん自分の言葉に自信をもてなくなっていった。

文字を書く、文をつくるということは、誰でもできること。小学校1年生でひらがなを学習し、それからさまざまな授業で自分の考えを書いて訓練していく。
さらに、XやInstagram、Threadsなど、言葉で考えを表現する場は世の中にたくさん存在する。みんなが自由に言葉を操り、表現しているなかで、どうしたらライターとして仕事ができるのだろう。
そうやって、ぐるぐると悩む時間が増えていった。

しかし、そんなときにある人と出会って、自分の意識を変えるきっかけをもらえた。
やりたいとやるの間には大きな壁がある。」
とりあえずやってみる。現実を知ってもいい。SNSで仕事くださいって言ってもいいから、まずはアクションを起こすことが必要だと。
だって、やってみないと何もわからないし、変わらない。

そうやって意識を変えることで、書き続けることができた。
どこかで誰かが読んでくれている。どこで自分の書いた文が広まるかわからない。そう思うと、発信し続けていくモチベーションが上がった。

○自分でもびっくりするくらいの行動力を発揮した

ある日、Xでライター募集のツイートを見つけた。「コミュニティメディア」としてあらゆる記事を発信されている「京都移住計画」で求人記事のライター募集。

募集にあたって、経営陣の想いが綴られたインタビュー記事が投稿されていた。「書いて終わり、の関係性じゃない」という言葉を見たとき、ここで書かせてもらいたいという思いが、ふつふつと湧き上がってくるのを感じた。それは、常々考えていたわたしのライター像と重なる部分があったから。
表面上の必要なことを聞き取って書くような作業的なものではなく、人の思いを受け取って、それを丁寧に言葉にして発信していくライターがここにいると感じた。

「誰かの「きっかけ」になる言葉を。」
そんな思いからスタートしたわたしの夢。

ひとつひとつの出会いを、大切に重ねて関係性を作り上げてきた企業であるからこそ、書ける記事がある。そんな場所で書かせてもらえたら…と、一筋の光を求めて応募フォームをクリックした。

(初めて、執筆した記事。大好きなお店を取材させていただきました。)

ご縁があり、業務委託という形でライターとしてスタートを切ることができた。(さっそく、来週も取材に行かせていただきます!)
京都移住計画のライターさんがつなげてきた縁を、わたしもつなげていけるように、ひとつひとつの記事を大切に書いていきたい。

書くことが怖くなったときもあったけど、きっとわたしだからこそ話せることや書けることがあるはず。そう思いながら、自分を鼓舞してきた。自分の意識を変化させ続けることで、失敗とか現実を知ることが少しずつ怖くなくなってきた。
むしろ、その失敗も経験として全て発信していきたい。

知らないうちに蒔いた種が、後から小さな花を咲かせるように、わたしもこれから出会べくして出会う人たちのために、書き続け、発信し続けていきたい。


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