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自動運転の研究PFを開発するApplied Intuitionが2.5億ドル調達へ

自動運転車のシミュレーション及び研究開発PFを提供するAppliedIntuition社が2.5億ドルの調達を実施しました。
同社のサービスは自動車メーカーグローバルトップの20社のうち18社が採用しており、自動運転車開発には不可欠な機能になっています。
今回の調達はPorscheのCVCがリードした点も鑑みると、業界内での優勝劣敗/生死区分が段々とついてきたようです。

1;Applied Intuitionの資金調達

 自動運転ソフトウェアの開発を行うApplied Intuition(AI社)は60億ドルのバリュエーションで、2.5億ドルを調達。今回の資金で自動車/防衛/建設/農業などの分野へのAI機能導入を推進するとのこと。
 Lux Capital及びPorsche Investment Managementがリード投資家として、Andreessen HorowitzやElad Gilも参加した

 本件資本調達についてCEOのQasar Younis氏は下記のように新規PJの推進を強調した
 -[会社を危機に浸したり、文化破壊することなく、最も野心的なプロジェクトへの資金に充足する]
 今回の調達ラウンドは[Cruiseの事業停止][WaymoのSWリコール]などといった逆風の中で成功した。基本的な自動運転へのニーズは健在で、AI社CEOは[自社製品にAI技術を組み込めば次世代自動車の生産が飛躍的に加速する]と述べている。

2;自動運転開発の駆け込み寺

 AI社は自動運転開発でメーカーがSWやAIに関して困った時に駆け込み寺/相談役になることを目指しており、自動車メーカー上位20社のうち18社と提携し、更に米国防総省や米陸軍とも契約を結んでいる
 CTOは[自動車メーカーが何らかの形で当社と提携しないのは、我々の技術が非常に複雑で自社に影響を与えるという理由だけで危険]と考えているとする
 CEOのYounis氏は下記のようにコメントし、AI社のSWが様々な意味を持つ可能性があるとする
 -[シミュレータは非常に複雑だが、我々は一日中この問題に汗を流すPhD取得者のチームがいくつもある]
 -[LLM等の話題性のあるいくつかの技術を含め様々なツールを用いて、我々は自動車業界の様々な問題を指摘して、課題解決を行う]

3;AI社とは

 自動運転車の開発/試験/展開をスムーズに行うための高度シミュレーションインフラSWの開発を行う新興企業で、SWはシミュレーションと分析に重点を置いた一連の製品を提供、規模に合わせて構築された洗インフラ提供を通じて自動運転の開発促進を狙う
 クライアントが知覚/車両挙動システムを試験/繰り返し試験をできるようにするシミュレーションの作成や、自動運転に関する膨大なデータ管理も含む

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