見出し画像

GMが元Tesla幹部を副社長に指名

GMが電池担当副社長のポストを新設し、Tesla幹部で電池専門家として知られるKurtKelty氏を採用/任用しました。
Ultiumの開発/増産に関して、米中対立や国内政治の情勢で相当に後れを取っているGMですが、業務プロセス改善などを含めて一新して挽回を図るようです

1;GMの新役職副社長の設置/採用

 GMは2/8に元Tesla幹部で専門家であるKurt Kelty氏を電池担当副社長に採用/任命したと公表。新設の副社長ポストで、2/19から同氏は業務を開始、GMがUltiumの増産に苦戦する現状打破が最初の仕事になりそう
 Ultium対応がメインだが、GM全体の電池戦略/実用化も範囲になる想定で、原材料調達/製造体制構築/新技術評価/実証試験などのシームレスな業務プロセス構築も

 GM社長のMark Reuss氏は下記のように述べてGMとKurt氏の連携と化学反応を期待
 -[GMの確立した基盤と、Kurt氏の持つ専門知識/パートナーシップ構築/供給網確立/チームシップ等を組み合わせることでGMの電動化目標達成が可能になる]

2;Kelty氏について

 Kelty氏は業界では電池の専門家として知られ、1993年にPanasonicでの研究キャリアを皮切りに電池専門家として歩んできた。
 -Panasonic;1993年からLiBの研究を開始し、ポータブル用途向けLiBの進歩に向けた提携/共同開発プログラムを主導
 -Tesla;バッテリー開発チームを率いて、バッテリーセルのサプライヤ選定や初期段階の研究開発/商業交渉などを10年以上にわたって経験
 -Sila;Tesla出身者の設立したシリコン負極製造新興企業で、副社長を務めていた

 Kelty氏は[30年以上にわたり、EVシフトを支援するバッテリー技術の開発/商品化に注力してきた。GMに加わることで、業界のシフトを支援して地球に永続的な影響を与えることができる]と語った

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?