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韓国;SKTとKAKAOが資本業務提携へ

 韓国通信大手のSK-Telecom(SKT)が同国メッセージング大手のKAKAOと資本業務提携を行いました。相互株式持ち合いに加えて、現存事業の協業強化や将来的に成長が見込まれるAI/IoT/金融等の分野での共同研究も行うとのことです。
 両社ともこれまでも個別サービスの事業者との提携/買収を実施して事業領域の拡張/拡大/強化をしてきましたが、今回のようなPF大手同士の提携は初で双方の主力事業分野での協業を通じて、新規事業創出を行っていくものとみられます。(国内事業基盤の強化/国外事業展開/事業領域拡大)
特に5G関連では、適合コンテンツ/サービスがVRゲーム/AR-ECくらいしかない中、KAKAOの持つデジコンのIPR/制作力を生かして新しいサービスを開発する狙いもあろうかと。
https://www.sktelecom.com/en/press/press_detail.do?page.page=1&idx=1426&page.type=all&page.keyword=

<資本提携内容>
・SKTとKAKAOは相互に約280億円出資して株式持ち合いを行う
 -SKT=KAKAOの発行済み株式の2.5%
 -KAKAO=SKTの発行済み株式の1.6%

<業務提携内容>
・SKT/KAKAOによるシナジー委員会を設立、下記分野での業務提携を実施
  -モバイルNW;SKTのモバイルサービス/KAKAOのメッセージングPFの組み合わせで顧客体験/メリットを最大化+5Gの専門サービスでも協力
 -EC=協力して相互のサービスを強化、主にAIドリブンな購買体験を顧客に提供
 -デジコン=SKTのメディアPF/KAKAOのデジコンの組み合わせで競争力強化
 -将来のICT=AI/IoT/金融などの分野での協力

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