見出し画像

VinFastが創業者からバッテリー事業会社の株式を取得

Vinfast(VFS)が同じVinGroupに属するVinES(バッテリー事業)のほぼ全株式を創業者から譲り受けました。
バッテリー資源の確保はEV事業成長にとって最重要要素であるところ、グループ内での再編を通じてEVに資源投下をする判断のようです。今回の動きで、VFSはバッテリーから完成車までの供給網を通期一貫で保有することになります。

1;VFSがバッテリー事業を創業者より譲渡

 10/11にVFS創業者のPham氏がVFSに対して、EV用LiB製造を手掛ける[VinES]の株式99.8%をVFSに譲渡をすると発表。本件買収資金は4.62億USDが想定され、Pham氏はVFSに無利子資金を提供することに同意。
 直近でもPham氏は融資/GrantによってVFSに25億USDを提供し、そのうち10億USDは個人資金を充当
 VFSはGlobal展開において統合されたサプライチェーンの構築/活用を前提とし、VFSがVinESのバッテリーセル/バッテリーパック/製造施設/技術/提携/サプライヤー契約に関する全IPを取得
 本件によりVinESのリソースを活用してLiBの生産/開発を短縮し、コスト削減(5%~7%)を見込む
 直近(FY23-3Q)のVFS実績は6.22億USDの損失だったが、創業者のPham氏はEV/電動二輪事業にカネを突っ込んでいる。FY23の納入実績は2.1万台で、そのほとんどは同社GのGreen&SmartMobilityに売却。他EVメーカーと同様に生産/販売にはまだまだコストがかかる可能性が高い

2;VinESについて

 Vingroup傘下で、LiBの研究/開発/製造を行っており、社内の独自の研究施設/製造施設/検証施設を整備。ベトナムに本拠を置き、米国/カナダ/英国/韓国/台湾などにも拠点を置く。事業メインはモビリティ(EV/電動二輪)向けだが、電動工具/蓄電池用途でも展開
 親会社のVinはPham氏を総帥とするベトナム最大の企業群でEV/バッテリーのみならず、小売/エンタメ/不動産などを手掛ける

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?