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Waymoの最近の状況について

最近のWaymoで色々と動きがあるようなので少しまとめました。
具体的には商用ロボタクシーの開発加速と、ロボタクシーのSF市内における事業範囲拡大などです。
特に後者に関してはCruiseが事故対応に追われる中で攻めてきた印象があります…

1;商用ロボタクシー

1-1;WaymoとGeelyの協業加速

 WaymoとGeelyのロボタクシー開発に掛る協業契約を締結し2年が経過し、徐々に具体的な進展が見られるようになってきた。LinkedInではGeely系のEVブランド:Zeekrが物流マネージャー(米国)を募集しており、[Waymoプロジェクトなどに取り組む]ものであるとのこと。ちなみに、夏前まで、Zeekrはサービス運営/メンテ計画のマネージャー(米国)を募集していた
 Zeekr(米国)の従業員数は今年は8-10人程度、来年は協業先の技術者を除いて25人程度に達する計画とのこと
 担当者はロボタクシー開発PJは予定通り進んでおり、23年末までに[米国でテスト用の初号機をWaymoと共有する]予定とした

1-2;提携について

 21/12にWaymoはZeekrと共同で全電動ロボタクシーを開発する計画を発表
 22/11に両社は[Waymoの自動運転システム&Zeekrのハードウェア]を搭載したプロトタイプを公開。パートナー;CEVTによる北欧風デザイン/アクセスしやすい機能を備える車体
 商業運転開始の具体的なスケジュールは不明だが、採用活動を加味すると米中間の関係が不明瞭ながらPJは前進している。FordxCATLの件もあり、予断は許さないが…

2;Waymoの事業拡大

2-1;Waymoのサービス地域拡大

 Waymoは最近ロボタクシーに対して批判が高まる中でもSF市内での対称エリアを拡大している。Xでの投稿によると[Waymoの乗客はSF市内大部分でサービスにアクセスできるようになった]とのこと
  これまでは北東部(Fishermansworf/Chinatownなど)x数千人のユーザーに限定していたが、10/9時点で数万人にまで拡大。ただ、サービス利用に際しては引き続きWaymoの審査/Waiting-list登録が必要

2-2;拡大の背景

 23/08にCA州の公共事業委員会がWaymo/Cruise両社に対してSF市内での24/365での商用サービス提供を承認…その後に様々な論争があり、後に当局はCruiseに対して[最近の懸念すべき事案を鑑みて]保有台数の半減を命令
 10月初旬、Cruiseの自動運転車がユニオンスクエア付近で人間が運転する車に衝突され、歩行者をはねる事件が発生している。
 現在、Waymoは250台運用し、Cruiseは200台を運用している

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