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FORDがAMP(EMS)社を買収して充電事業強化へ

Fordがエネルギー管理/充電機能を管理するハード&ソフトを展開するスタートアップ;AMPを買収すると発表しました。
多くの自動車メーカーで見られる行動ですが、EV次代を見据えて車両だけでなく関連する充電サービスを買収したり、連携してワンストップで揃えてエコシステムを造成。エネルギー大手も同様の動きをしており、EVに対する事業認識の見極めは大事かと。

1;FordによるAMP買収

 FordはEMS提供を行うAMP社を買収し、充電/BMS/電力変換などの研究開発/事業化を促進することを発表。買収額は不明ながら、従業員/拠点/人員を含めた資産は全て承継する方針で、Fordに取込む
 Fordの公式発表は無いが、AMPは[FordのEV普及加速&充電体験改善に貢献できることを楽しみにしている]とする。AMPの公表情報は限られるものの、ロボタクシー/ドローン/ハイパーループ輸送といった夢のモビリティを含む殆どのモビリティの電源管理を担ってきた
 今回の買収での人員承継は大部分となり、創業者も含まれている
 -AMP創業者;Anil Paryani氏→Model-e部門内でEV開発責任者の直属に(元同僚の部下に)。[フォードの製造力とノウハウを背景に、EV普及の加速に貢献できることを楽しみにしている]と述べている
 -COO;Lionel Selwood氏→本件を機にAMPから卒業する方針

2;AMPとは

 2017年創業のEV/電動モビリティに特化したEMSプロバイダで、ハード/ソフト両面での事業展開を通じて業界をリード。主なソフトは[BMS][急速充電システム][クラウドソリューション]など
 CA州に本拠を置き、米国以外に中印に拠点を構え、EVシフトが急激に進展する地域へ足掛かりを造成。150名の従業員を抱え、業界知見は合わせて300年あるとする
 これまでに2,655万USDの調達を行い、Postの企業価値は5,400万USDとされる。直近は22/11に1,725万USDの調達(Series-A)を実施、主な投資家には[Hella Ventures][Helios Climate Ventures][8VC]などが含まれる

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