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2021.10.1 大人と子供のあいだ 〜ちきりん的大人の条件〜

10月1日(金)
10月になりました。今月は新そば月間です。
我々蕎麦業界にとっては、10月は新年度の始まりとも言えます。11日は国産の新そば発売、その後下旬には、中国産と山形県産が入ってくる予定です。


今日はそんな節目の日ですが、最近聞いた話の中で、自分に凄く響いた話があるので、それをお話ししたいと思います。
それは、「大人と子供の境界線について」の話です。
「大人とは?」その条件が3つあるという内容ですが、私もみなさんも結構耳の痛い話かと思います。

①不満を感情で表現するかどうか
子供は不満があった時、感情でしか表現できないんですね。
泣く、ふて腐れる、すねる、大声で騒ぐ・・・
うちの子なんか、ちょっとしたことですぐ泣きわめきます。
でも大人になると、自分だけが不運な訳でないことに気づきます。
また、不満を感情でぶつけることが、何一つメリットがない事も分かってくる訳です。
つまり、「思い通りにならないことに対して、感情を垂れ流さない」・・・これが大人の1つ目の条件です。

②理解できないモノがあることを理解してるかどうか
世の中の出来事のほとんどはとても複雑で、そんな簡単に「分かった」とはならない訳です。
もしすぐに「分かった」と思うことがあったなたら、それは表面上の理解でしかなく、結局分かっていないということになります。
よく「良い」か「悪い」か、白か黒かみたいな二元論で考える人が多いんですが、こんな単純な事は、世の中にはほぼ存在しません。
全てがグレーでそのグラデーションの中のどこかにいるか・・・この複雑さが理解できるかが大切です。
つまり、「世の中は思ったより複雑で自分はほとんど分かっていない」
・・・これを理解出来ることが大人の2つめの条件です。

またここを理解して、少しでもより良い判断をする人も大人だといえます。

③多様な相手を理解しているかどうか
子供は、自分とは違ういろんな人が存在している事を想像できません。
相手も自分と同じような考えだと錯覚して、相手の立場になれないわけです。
でも現実は、他人にはいろんな境遇の人がいて、いろんなケースがあって、自分と違ういろんな考えを持っています。
「自分とは違う人がいることを想像できる」・・・これが大人の3つ目の条件です。


私は55才になってもまだまだ子供だなぁと感じてしまいますが、みなさんはいかがでしょうか?
でも、自分が子供っぽい振る舞いをしたときに、「ああ、これは3つの定義の何番目のヤツだ、気を付けよう!」と自戒できることは大切だなぁと思いました。

それでは今月もよろしくお願いいたします。

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