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変わっても大丈夫!

春になって来ましてね、畑作業が復活なんです。
冬の間は野菜が育つスピードもゆっくりですし、雑草もそんなに伸びないですし、手をかけることが一気に減るんです。

まぁそれでも雑草は生えてくるので、特に玉ねぎとか、ニンニクとかは、雑草が大敵ですので、こまめに抜かないといけないんですけどね。
畑作業をしてると、まぁ場所的に目立つみたいで、結構いろんな人に声かけられるんですよ。毎日散歩しているおばちゃんとか。たまたま通った同級生とか、同級生のお母さんとか、知り合いとかね。

んで、ありがたいことに「いつも綺麗にしとるよね」とかいうてくれるんです。
そんなことないんですよ。やっぱり雑草は生えてるし、よくみたら全然片付いてなかったりするんですけど、まぁ声をかけてくれるんですよ。

これね、いつも綺麗にしてるよね。を維持するためには、結構な手を加えてないと「いつも綺麗にしてるよね」にはならないんですよね。畑は常に変化し続けますから。作物も育つし、雑草も増えるし、物も飛んでくるし。
だから、常に変化し続けてるんだけど、その変化をそのままにしてると、ボーボーの畑が出来上がるので、変化してるから人間が手を加えることでいつもと同じように見えるのを維持するわけですよね。

これね、物事全てがそうだと思うんですけど、常に変化し続けてるから!絶対に!ってやつ。

建物でも、聖徳太子が建てたと言われている法隆寺ってありますよね。あれって、世界最古の木造建築らしいですね。じゃあ聖徳太子の時代のままなのか?と言われるとそんなことなくて、というか、そんなところはなくて、時間の経過とともに弱くなるじゃないですか。木だから。木だからというか、金属だってそうですよね。時間とともに劣化していきます。

だから、法隆寺って常にどこをちょっとずつ修繕し続けてるらしいですね。だから僕たちはいつ行っても同じ姿の法隆寺が見えますし、100年前と見た目は変わってないけど、部分で見ると全然変わっているんですよね。


これは人間も同じですよね。まさに。

人間の細胞も破壊と再生を繰り返してますよね。
早いところで言うと、腸の微絨毛。腸の細かいひだひだね。これは1日で全て生まれ変わりますし、胃の粘膜は3日。大きい細胞の肝臓、腎臓も1ヶ月でほぼ90%以上は入れ替わります。

骨だって幼児期は約1年半、成長期は約2年未満、成人は約2年半、70歳以上は約3年で全て入れ替わる。脳だって1ヶ月で40%入れ替わり、1年かけてほぼ全てが入れ替わっていると言われています。

でも見た目は全てが入れ替わったとは思えないぐらい同じですよね。もちろん1年たてば1年分見た目の年も変化はありますけどね。

人間も常に変わり続けてるんですよね。実は。全く無意識ですけど。
でね。面白いのが、人間の体ってもちろん細胞を新しく作るという働きと、古くなった、悪くなった細胞を壊すという仕組み両方が備わってるんですけど、面白いのがね、新しく作る!と言う方法はDNAからコピーして複製を作って増やしていく。

っていう方法1つしかないのに対して、壊す手段っていっぱいあるんですよ。古くなって来た細胞に自己死を誘発するように促す細胞があったり、直接壊しにかかる細胞があったり、それが免疫細胞とか骨の細胞とか、いろんなところであるわけですよ。つまりですよ。人間の体は作るよりも壊すことに重点と多様性を持してるってことですよね。すごくないですか?

何かを変えるってエネルギーいるじゃないですか。
変化って怖いじゃないですか。でも人間の体だって常に変わり続けてるし、変わり続けてるからこそ、今を保つことができてる。という。もしかしたら自然界って、変わり続けることで今を保つ。というのが自然法則的なのかもしれないなぁと思います。

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