学期を振り返るために K④

 学期ごとに学級経営や授業づくりを振り返ることは教師であれば行なっているのではないかと思う。例外なく、私も行なっている。私が学期を振り返るために行なっていること。それは「先生への通知表」だ。
この「先生への通知表」は、前任校の先輩が行なっていたことだ。それを拝借して、ほぼ毎年行っている。子どもたちからすると、新鮮で面白いみたいだが、同時に困ってもいる。「難しい〜」と言いながら書いている。それを聞いて「そうだろ?通知票をつけるのも大変だよ?」と思っている。そんな子どもたちが書いている内容は、各教科で「授業はわかりやすいか」「一人で考える時間や、友だちと考える時間はあるのか」「授業は楽しいか」という観点で「よくできる」「できる」「頑張ろう」をつける。それに加えて「自分が頑張った教科と単元」「先生の良いところ」「先生に直して欲しいところ」の3つを文章で書いてもらう。これらを参考にして学期を振り返っている。
今年は6年生ということもあり、なかなか具体的に書いている子がいる。特に「先生に直して欲しいところ」は厳しいことを書いていたり、こっちが予想していなかったことを書いたりする。今回もハッとさせられるような内容が書いてあった。今の子どもたちとは残り3ヶ月。しかし、直さなければいけないと思う。
個人で振り返ることはできる。しかし、この仕事は客商売。お客さん(ここでは子ども)を相手にして行う仕事。だからこそ、子どもたちからの評価を気にしないといけない。そして、その評価にお世辞はいらない。子どもたちが正しい評価をできるようにするためには、子どもたちとの関係づくりをしっかり行わなければいけない。子どもたちとしっかしコミュニケーションをとっていこう。

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