✖️を○にする会(仮)

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最近の記事

卒業式 K⑩

ようやく書ける。 3月22日。本校の卒業式だった。 人生2度目の卒業担任の卒業式。 彼ら彼女らとは、1年の付き合い。 しかし、思い入れのある子どもたちとなり、良い式で幕を閉じた。 子どもの関係、保護者の対応。 気を遣ったところはたくさんあった。 ここ数年で全力を尽くしたような気がした。 別れや卒業であまり涙を見せなかった私が、「あぁ、泣いてもいいかもしれない」とまで思うほどだったのだから、きっと未練はないんだろう。 授業の改善、子どもたちとの関わり方など今までのやり方と変え

    • 楽しい授業〜社会編〜 K⑨

      6年生の今頃になると、学習の内容がどんどん終わっていく。しかし、社会科の学習は最後まで続く。そんな社会科の学習の最後は日本と世界のつながり。日本はどのような国と繋がっているのか。その国はどんな特色があるのかを調べる。そんな内容。今回は、その1時間目・2時間目の授業についてである。  1時間目・2時間目に共通していることは、アメリカ合衆国、中華人民共和国、大韓民国、サウジアラビアなど、日本と繋がりが深い国を知ることだ。1時間目は、どんな国と繋がっているか、2時間目は4つの国の

      • 策略ブラック授業技術 今さら聞けない基礎・基本(連載1) K⑧

         久しぶりに教育書を最後まで読んだ。学生の時は本当に狂ったように教育書を読み漁った。3年で100冊は読んだように思う。しかし、働き出すとパタリと読まなくなった。以前のように、自由に使える時間が少なくなったからだと思う。「土日は休みたい…」そう思う日が多くなった。年には勝てないという事か…。  そんな私が久しぶりに教育書を最後まで読んだ。その本は、師匠中村健一先生の新刊「策略ブラック授業技術 今さら聞けない基礎・基本」である。  私が大切だと感じた…いや、改めて大切にしなけれ

        • 授業改善記録〜算数編〜 K⑦

           今年は授業についていろいろ考えていきたい。良かった方法や悪かった方法。その共通点や相違点。未来の自分が見返してもいいように、ここに残していこうと思う。  今回は算数。今は「場合を順序よく整理して」という単元をしている。さまざまな場合から、図や表を使って組み合わせを考えるという単元だ。私の算数の授業は、 導入→めあて→ペアトーク→自力解決→集団解決→まとめ→適応題→ふりかえり という流れで行っていた。いや、この流れ自体は変わっていない。変わったのは、この中の集団解決のやり方

          研究発表会を経て K⑥

           1月26日に勤務校で校内研究発表会があった。1年間、研究主題に沿ってこだわってきたことを発表する会。授業公開と実践報告の2本立てて行われ、私は公開授業を行う予定だった。しかし、学級閉鎖明けで子どもたちが集まらず、非公開となった。誠に残念であるが、研究発表に向けて事前授業を行ったので、それを振り返る。  私は6年生の算数科「場合を順序よく整理して」の1時間目を授業した。そこで学んだことを2つ記録しておく。  1つ目「子どもに何を考えさせたいのか」  授業で行ったところは、単

          研究発表会を経て K⑥

          「子どもたちに伝える」ということ K⑤

           1月1日(月)16時6分。石川県能登地方に震度5強の地震がきた。その後も、震度7や震度6などの大きな地震が来た。そこで思い出されるのは、2011年3月11に起こった東日本大震災。当時は、津波に対する認識や報道のごたつきなどさまざまな課題があったように思う。しかし、今回は津波の認識の高さから迅速に避難を行い、早い段階での報道があった。その甲斐あってか死亡者は少ない。ただ、5日経った今でも余震が続いている。  また、2日には、支援物資を運ぼうとした海上保安局の飛行機と旅客機が衝

          「子どもたちに伝える」ということ K⑤

          学期を振り返るために K④

           学期ごとに学級経営や授業づくりを振り返ることは教師であれば行なっているのではないかと思う。例外なく、私も行なっている。私が学期を振り返るために行なっていること。それは「先生への通知表」だ。 この「先生への通知表」は、前任校の先輩が行なっていたことだ。それを拝借して、ほぼ毎年行っている。子どもたちからすると、新鮮で面白いみたいだが、同時に困ってもいる。「難しい〜」と言いながら書いている。それを聞いて「そうだろ?通知票をつけるのも大変だよ?」と思っている。そんな子どもたちが書い

          学期を振り返るために K④

          「明日の教室」デュオセミナー 「国語教育化の真髄を愉しむ」に参加 K③

           先日久しぶりに「明日の教室」という研究会に参加した。学生の頃は、ほぼ毎月参加していたが、忙しさにかまけたりコロナ禍ということもあって徐々に参加しなくなっていた。しかし、今回のものはどうしても参加したかった。その理由が、野口芳宏先生、堀博嗣先生が登壇するからだ。参加した結果、期待通りというか期待以上のお話が聴くことができた。その中でも印象に残っていることがは「文学を楽しむ」ということだ。  第2部の「教材研究を愉しむ」で野口芳宏先生が仰った内容だ。文学作品は「教材研究」をし

          「明日の教室」デュオセミナー 「国語教育化の真髄を愉しむ」に参加 K③

          行事での学び〜その2〜 K②

           10月の投稿も行事についてである。  1年に渡り、小学校ではたくさんの行事がある。その行事でどのような力をつけるのかを4月当初に学年で話し合っておくことが大切だったのだと最近になって思うようになった。  3週間前、運動会が終わった。6年生の子どもたちにとって「やり切った」と言える 運動会になったのではないかと思う。そう思う根拠に「実行委員制度」というものがある。これは、1年の間にある行事に、1人1回「実行委員」として学年の中心となって行事を進めていくというものだ。どの行事

          行事での学び〜その2〜 K②

          行事での学び K①

           9月14日〜15日の一泊二日で和歌山・奈良方面へ修学旅行へ行った。実のところ、私はあまり行事が好きではない。本来の業務に加えて行事の準備をしなければいけなかったり、予期せぬトラブルが起こったりするからだ。しかし、そんな私が今回の修学旅行は、「行ってよかったな」と思えた。そう思えた理由は、子どもたちの普段では見られない姿が見られたからだ。  今回の修学旅行では、感染対策の必要もなくなり修学旅行での係活動が復活した。班長・生活・保健・食事・レクレーションの5つの係があった。そ

          道徳の味わいセミナー⑩

          3/16 10回目 キャンパスプラザ京都にて 荒木先生、木原先生、堀先生から道徳を学ぶ会。 必要なのは、指導者からの想いのある発問と教材提示のテクニックだと思って参加。 「教科書のこの内容をどう教えるのか?」 を考える頭にになっている状態で参加してしまった。切り替えができていない自分に参加中に気が付く。 「一体、先生は、何を伝えようとしているのだろうか、なんだか面白いぞ」 という気持ちにさせられた。そうすると最後の発問やオチで「ドッ」と落とし込まれる。 「これを目標に、授

          道徳の味わいセミナー⑩

          「明日の教室」デュオセミナー③

          「明日の教室」デュオセミナー 「国語教育化の真髄を愉しむ」 に参加③ (10月)  初明日の教室本校。熱量が違う。それもそのはず、野口芳弘先生と堀博嗣先生。日本教育界における仙人とトップ。しかもテーマは国語、模擬授業ということで、誰もが何をするのか気になるだろう。多くの実践家、サークルを中心に学ぶ人たちが集まった会であった。まさに伝説回。  ①模擬授業に圧倒された。最高。  野口先生の授業は、まさに多くの実践記録や先輩方が言う通り。いかにして全員参加の授業を目指し、向上的

          「明日の教室」デュオセミナー③

          学級経営セミナー⑤

          「学級経営セミナー」愛知⑤(12月) テーマは、ウェルビーイングと学級経営 ウェルビーイングというキーワードに囚われ、いったい誰のためのウェルビーイングを目指したいのか分からずにいた。まず、自分はこうありたい、こうしたいばかり考えてしまうから。 本会からは、子どもたちを中心に捉えた時に、そして、その周りを囲んでいる教師が何を視点にして、具体的にどう支援していくのか学ぶことができた。 個人的に印象にあるキーワードは、 ①学級へのファシリテーション ②自立に向けた学校教育 ③

          「待つ」ということ④

          指導者が待つということは… ④(11月) 本学年では、2人の外部講師から「待つ」姿勢を学ぶことができた。 1️⃣プロのダンサー、振付師のSUN氏 2️⃣俳人の武馬氏 の両者である。共にその道のプロである。 SUN氏からは、子どもに空白の時間を与えず、経験の量を増やすこと。 武馬氏からは、子どもの思考、表現を読み取ること。 を体験的に学ぶことができた。 ダンス、俳句つくり共に学校教員が技術を教えづらい内容である(と思っている) そして、これを楽しいと思えていない人も多い(

          「待つ」ということ④

          「待つ」ということ⑥

          指導者が子どもを待つということ・・・ ⑥(1月投稿だが、12月分) 子どもを待ってやることは、難しい。 時間、場所、立場などの理由がある。 そこで、指導者側の私たちに必要なのは、しなやかなマインドセットである。 「しなやかマインドセット」とは、 「初めてだから✖️✖️になるのは当たり前だよね」 「どうしてあげたらこの子は、◯◯のように学ばせてあげれるだろう」 のように考え、人間の能力や資質は、工夫次第で伸ばすことができるといった考え方、心の持ちようである。 これは、成長す

          「待つ」ということ⑥

          教職員として上手くやっていくため⑨

          ⑨(三月分) 自生活マインドセットを良くしていくことで、何事にも余裕をもってあたることができると思っている。自分が日頃取り組んでいるものには、睡眠時間の確保、習慣化しているもの、その他に目標づくりがある。 そもそも、私は自分なりの思いを形にすることができる力を成長させたいと思っている。授業はじめ、人前で話す語りの内容や文章を必要とする時があり、教師の仕事には、このように相手に対して発信する場面が必ずある。若い自分にも、月に数回は話す場面がある。だが、何か調べたことや知ったこ

          教職員として上手くやっていくため⑨