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竹でご飯を炊く研究②

畑の近くにキャンプができる河原があると知り、早速いってきました。

ここでなら気兼ねなく火起こしをして、竹でご飯を炊くことができます。

(畑だと周りに民家があって洗濯物などに匂いがついてしまわないか気が気じゃないんですよね・・・)

最近焚き火台だったり、炭だったりを車に積んであるので早く竹でご飯を炊きたいと思っていたのですが、思わぬ形での実現となりました。
なんでもっと早く気づかなかったんでしょうか・・・。

気を取り直して炊いていきます。

今回は2合のお米に対して、
お水も2合入れていきます。


汁物も欲しいので辛ラーメンも作っていきます。
なぜか1番最初に畑で採れたししとうを入れました。
この後お水をそそいでお湯を沸かしていきました。
こんな感じの布陣で臨みました。
飯盒の周りに炭を集中させていたので
汁物の方はじんわり温まっていきました。

真竹を使ったので20分ほどでご飯が炊けました。火から離して10分蒸らしていきます。

飯盒に当てていた炭を縦型の筒の周りに置いていきます。

ぐつぐつ沸騰とまではいかないのですが、
冷まさないとやけどする温度になります。

お湯が良い温度になってきたので、かやくと半分に割った麺と粉スープを入れていきます。

辛ラーメンやっぱりちゃんと辛いです。
残り半分の麺は一回目が終わってから入れました。


前回はかなり柔らかかったのですが、今回はご飯が上手く炊けました。
お米と水、1:1だと簡単にできる気がします。

ほかほかで美味しかったです。
香りもついていてご飯だけで十分美味しいです。
ご飯が進みます。

保温性抜群の竹が、良い仕事をしてくれています。

ちゃんと炊けるとやっぱり美味しいです。



フタにご飯を乗せて頂いていきます。


小さい泡がふつふつと湧いてくるぐらいには温度が上がりました。
辛ラーメンも良い感じに出来上がりです。


飯盒の内側はギリギリ焦げる寸前でした。
外から見ると穴が空いているのですが、
内側を見ると上手いこと守られています。

ご飯の粒が少し残ってしまうのことが心苦しいです。


外から見るとこんな感じですが、
内側には影響ありませんでした。
むしろ香りがついて美味しいぐらいです。
辛ラーメンが辛くてゆっくり食べていたのですが、
全然冷めないのでずっとフーフーしてから
食べていました。
竹の保温性がすごすぎるのかなと
思っていたら器が静かに燃えていました。
(無炎燃焼)
でも中身が出るような穴はできておらず…
これは冬のキャンプにもってこいだと思います。


結局最後の一口までフーフー息を吹きかけないと熱くてやけどする温度でした。

スープがなくなったあとも湯気が出ています。
器自体が燃えてるとこんなに
保温性が上がるんだなと勉強になりました。
ご飯も食べたりなんだりしていたので結局30分ぐらいは
器が燃えているおかげでずっとほかほかでした。
(炭火からは外しています。)
ちなみに熱いのでグローブをしていないと
まともに持てません…
その代わりいつまでもほかほかです。

○ご飯と水は1:1で十分炊ける。

○真竹は壁が薄い分やっぱり早く炊ける。20分で炊ける。

○空焚きしなければなかなか穴は開かない。でも油断は禁物。

○蓋を開けて中を確認することはやはり大切。

○汁物を調理するときは縦型に切ったものを使うと美味しく調理できる。

○縦型の竹の器にうまく火がついて無炎燃焼の状態になっているとずっと熱々の料理を食べることができる。(これは冬のキャンプでものすごいアドバンテージ)

今のところはこんな感じでしょうか。

ご飯と水の割合に関しては大分つかめた気がします。
今回は真竹だったので、次は孟宗竹でも試して炊飯時間を測っていきたいと思います。

自然の中で竹で炊いたご飯を食べるととても美味しく感じます。

夢中で食べました。自然に感謝です。

綺麗な景色を見ながら外で食べるご飯は格別ですね。


今回は新しい発見もありましたし、まだまだ竹の世界は奥が深いと感じました。
冷めない器はなかなか趣深いです。
おでんだったり、カレーだったり、お鍋だったり、寒い時期のキャンプだと割とすぐ温度が下がってしまう料理に大変おすすめです。


最後までご覧になっていただきありがとうございました!

サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。