見出し画像

広島令和三大バカ査定

家のポストに説明会の案内が入っていました。
開いてみるとアストラムラインの延伸工事に関わるもの。いままで石内と西広島駅の間のルートや駅はまったく知らされていませんでしたが、ようやく概要が出てきました。

私の家はこの写真で言えば「己斐上駅」の北北東数百メートルあたり、徒歩10分くらいの所。
で、己斐上駅から己斐中駅までは現在の片側1車線のバス道路と並走するようですが工事期間は道路どうなっちゃうのかな?「己斐中駅」はフレスタのある所あたりになるのでしょうか。

また己斐上駅から西広島駅の間の路線工事予定の所は住宅密集地で、令和9年から土地取得という予定ですが、寝耳に水の家も多いでしょう。どうするのかな?この説明会で紛糾するのか、立ち退きを淡々と受け止めるのでしょうか。

ただ西広島駅から数百メートルの所だけは再開発が進んでいて、今はほとんど更地になっています。まあその再開発のギリギリ残る所に県会議員のご自宅があり、駅前一等地になるのでとても嫌らしい印象を受けています。道路交通局の方の忖度なんでしょうね。

いずれにしても完成は令和18年開業ということなので12年先ですから、私は乗ることないでしょう。生きていたとしても歩いて駅まで上り坂、下り坂を往復できるとは思えないので、沿線住民へのアストラムラインのシルバーパスなんていらないよ。
また不敬ながら、今上天皇は私の3つ年下。ということは開業時は76歳か、そのころは上皇になられて年号は変わってるんじゃないのかな?

この延伸計画は己斐に抜けるというバカな構想が平成15年に出てきたのですが、そもそもアストラムラインは今の広島高速4号線(沼田トンネル)に並行もしくは二階建てにして中広経由で紙屋町方面というのが一番妥当なものだったと思います。西風新都の大規模団地開発があるのですから、その住民にとっては西広島に回るより、ストレートに紙屋町に行く方がよかったはず、道路と鉄道を分けるとは縦割り行政?無駄遣いだったなと思うのです。

延伸案としては石内バイパス沿いから五日市に抜けて商工センターとかもあったのですが、それが己斐ルートになったのは「石内東駅」周辺の団地開発を広島電鉄が行ったこと、それと団地住民が市内中央部に早く出るルートで選ばれたと思います。またそこにイオンのアウトレットを呼び込み集客を増やしたいという、広電+イオンの思惑だったと思っています。広島駅の再開発も広電にとって営業上のプラスでもあります。さすがに無理押しした宇品の広電本社移転先隣接地へのサッカースタジアムは拒否られましたが、まあ広電さん、広島市と組んでやりたい放題です。

己斐の住人としてメリットを感じるか?ありませんね。己斐の住宅はどちらかというと古い団地開発でできたところですから、住民の多数が高齢者。
住宅も老朽化しているので、子や孫世代が同居というのも少なく、今や空き家が目立ちます。もちろん傾斜地だし活断層も走っているので、警戒区域で色分けされるところも少なくありません。好き好んでこの地域に引っ越してくる人はいないでしょう。

住民の利用者は限定されると思いますし、高齢者の地域となると「己斐上駅」「己斐中駅」からのフィーダーバスがないとどうにもならないでしょう。
とすると間違いなく己斐の山の向こう側の住人の西広島へのショートカット路線と思いますので、正直迷惑です。
とはいえ、先ほど書いたように、開業時期私は79歳で利用することもまあないので、その頃事業費である760億円(今のご時世は当初予算の2~3倍に膨れ上がるから1500~2000億円か?)を負担される広島市民がただただお気の毒なだけです。
よくこんな査定通したもんです。

昭和の三大バカ査定というのは「戦艦大和・武蔵、伊勢湾干拓、青函トンネル、」でありました。
平成の三大バカ査定は定義が定かではありませんが「3本の本四連絡高速道路、第二東名・新名神、定額給付金」辺りらしいです。

令和の三大バカ査定は果たして何でしょうか、1つは「アベノマスクを始めとしたコロナ対策」2つ目は「マイナカードの適用拡大」3つ目は「リニア」ということにはなりそうですが、広島においては何かな?

私の意見では
「広島駅再開発(含む中央図書館移転)、アストラムライン延伸」は堅いですが、3つ目としてこれからどえらいバカ査定が登場するのではないかと思う次第です(純金の岸田首相銅像とか?)。

まあこの住民説明会も年度末の月末、平日の夜にやるというのもやっつけ仕事感がありますな。お役所仕事って昭和から変わらないなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?