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下請法

日産も困ったものですが、ここで見えてくるのは長年の慣行ということでしょう。

ロイターの記事だ「ゴーン氏が経営に関わる以前から慣行的に行われていた」というのですからまあ悪質ですね。
「違法な商慣行は日産側も違法性を認識していなかった」という口ぶりは自民党の裏金と一緒ですね。なんだか今まで万全、盤石と思われていた組織の不様な崩壊が続きます。自民党、統一教会、日産、トヨタ、損保ジャパン、大相撲、日大…。

いやいや慣行化していたから白に近いグレイというわけではなく、黒は黒でしょう。日産に対する公取はそういう扱いですからね。「慣行化」しているならその時点前さかのぼってアウトにしないと再発するでしょう。

日産とは比べ物になりませんが、当社にも先月中国経済産業局の取引適正化推進室から突然電話があり、調査に来られました。いや驚きました。どうして選ばれたのか聞きましたが、「調査に来る担当と、選別するのは別のセクションで、調査担当としてはどういう理由で会社が選ばれるかはわからない。税務調査と一緒で何年に一回くらい行くんですよ」
とのことで、当社の下請け・外注さんからご注進があったわけではないとのことでした。

実際の調査では当社の下請けさんで取引額が多く、毎月取引というところを5社ほど選択して、「こことここの取引明細を用意してください」ということで、基本契約、指定された期間の発注書、納品書、請求書等を逐一チェックされました。

中に発注時に金額が確定できず(出した後で量の把握が初めてできる)ものもあり、それが日産みたいな減額要請になりかねないとダメが出ました。こういう場合も目安の発注書を出し、最終的に赤黒、訂正の発注書を必ず準備するように言われました。
3人くらいの調査官で4時間くらいかかりましたが、今月文書で指摘事項が送られるのと並行して、対策を連絡するようになっています。

こういうのがあると、自民党の裏金で領収書があるのないのと誤魔化しているのが頭に来ます。下請法は無いとアウトなんですよ。税務署も領収書がないとアウトなんですよ。ええ加減で良いのは自民党だけなんです。

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