見出し画像

乗り物のなまえ


自動車業界において、外車は品番みたいな名前が多くて(Z4とか630iとか118とか928とか)日本車はちゃんと名前が付いていることが多い(マーチとかシティーとかティーダとかアルファードとか)のは何でだろう?と思ったことがある。もちろんいずれも例外はあるけれど、日本車のいちいち名前を考えてつけてあげる文化は嫌いじゃないなと思う。

オートバイはどうだろう。正直ちょっとバイクが好きぐらいだと名前がどれも同じに見えたりする。だいたいZとかXを繰り返し使っていればそれっぽい名前になる気がする。ZX25RRみたいな。(今適当に打ったけどファクトチェックしにいったら本当にあった。カワサキのバイクだった。)


本題は自転車の名前なのだけれど、自転車業界は名前がすごく素敵なのだ。
Lookは品番みたいな名前をつけるけれど、たとえばチェレステカラーが可愛らしいビアンキの自転車はニローネ、インテンソ、センプレ、インフィニート、アリア、オルトレ、スペシャリッシマと意味はよくわからないが名前がめちゃくちゃ可愛くてかっこいい。他のメーカーでもファーナとかカールトンFとかチャプター2とか、よくわからないがかっこいいのだ。でもよくわからない!


極め付けは漫画『弱虫ペダル』の主人公も乗っているロードバイク「BMC」が出しているタイムマシンだ。自転車の名前がそんなにかっこよくて良いのか(景品表示法に違反しないのか?)心配になるが、公式ホームページのインフォメーションに目をやると「この自転車は本当に時間移動することはできませんが、あなたをより早くゴールまで連れていくことができます)と書いてあって、思わず口笛を吹くところだった。
自転車メーカーっていうのは詩人の集まりなのだろうか?

自転車を選ぶ時はぜひ性能だけでなく、名前も気にしてみて欲しいな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?