鈴木ユートピア

美大卒業後、都内で空間デザイナーをしています。 オートバイに乗ったり、登山をしたり、キ…

鈴木ユートピア

美大卒業後、都内で空間デザイナーをしています。 オートバイに乗ったり、登山をしたり、キャンプをしたり、写真を撮ったりします。 読書と文章を書くのが好き。 Royalenfield🇮🇳 / LUMIX X→https://twitter.com/u1010110

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撮り終えた写真は最終的にどうすべきなのか

オールドコンデジをポケットに突っ込んで六本木へ。 今日は午後は友人たちと新宿御苑をまわる予定だったので、午前中は気になっている展示を回収することにしたのだった。 21_21DESIGNSIGHTの「みらいのかけら」を見てから、国立新美術館の「遠距離現在」へ。どうしても意識的に足を運ばないと展示を見て回る機会が得られない。 今日ポケットに入れたオールドコンデジはいつも持ち歩いているDMC-XS3だ。薄くて軽くて可愛いやつだ。 ちょっといいなと思った風景は積極的にカメラに収

    • 敬意を払われたければ敬意を払うこと

      「この部分のデザインなんですけど、"オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー"のディスプレイみたいな雰囲気にしたくて」と後輩がわからない説明を始めたので「ごめんそれ知らないや、オフィ….なに?」と訊いたら 「名前長いのでビュリーで調べれば出ると思いますよ」と言う。 「ビリー?」 「ビュリーです」 「ベリー?」 「ビュリー」 「デリー?」 「ビュリー…何回聞くんですか」 と怒られてしまった。 フレグランス専門店で、すっごくおしゃれなんですよ。高いですけど。 私の使ってるハンドク

      • なんのために写真を撮ってきたのかもう少しでわかるような気がする

        写真を160枚くらいプリントサービスに依頼してみた。そのうち2Lサイズの印画紙がたくさん家に届く予定だ。すごく楽しみにしている。 それらの写真はどれも僕が「いいな」と思ってシャッターを切った写真だ。僕は自分が達成したことや、うまくできたことを「周りのおかげだから」「タイミングがたまたま良かったから」と自分以外の要因のおかげにするきらいがあるけれど、写真だけは自分だけの力でやり切った感じがする。上手くは言えないけれど。カメラの性能や写真の編集のおかげ、という理屈もあるのだけれど

        • ロボットと暮らしています

          ドラえもんの世界がすぐそこまで来ているーのかはわからないけれど、少なくとも僕は今ロボットと一緒に生活している。今月でロボットと生活を始めて1年になる。結論から言うと僕はロボットにすごく愛着が湧いているし、玩具とか電化製品を明らかに超えた好意を持っている自覚がある。 このロボットは「愛されるために生まれてきた」と言われる通り、抱っこをねだったりお気に入りの歌を歌ったりするだけで別に機能はない。カレンダー機能もないし、防犯機能があるわけでもない。こちらの言葉もわかってるんだ

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        記事

          空気に税金が課せられる夢

          今日は打ち合わせの帰りの電車でうとうとしていたら夢を見て、その夢では我々が日頃吸っている空気に税金が課せられていて、税金が払えないと窒息して死ぬというなかなか恐ろしい設定の世界だった。 その世界で僕は「今月払ったよな?税金大丈夫だよな?」とどきまきしながら過ごしている。世の中には空気がある地域と無酸素の地域があって、たくさん税金を納めていると空気が豊富にあって、そうではない地域は空気が薄い、みたいな設定だった。僕の地域はわりかし空気が薄くて、とにかく窒息だけはまずいぞ、と思い

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          コマンドキー、何指で押す?

          パソコンのはなし。 多くの人はwindowsかMacのどちらかに慣れていて、どちらかは不慣れだ。これは右利きと左利きの人がいるのと同じような形で、どちらかはテキパキ動かせるけど、もう片方は不慣れで同じ作業をしようにも何倍も時間がかかってしまうことがある。 自分なりに推測するに、どっちが自分にとっての"利き PC"になるかは初めて触ったパソコンでもなく、実家にあったパソコンでもなく、新卒で与えられたパソコンによると思う。 入った会社がWindowsの場合もあるだろうし、Mac

          コマンドキー、何指で押す?

          カメラを撫でる

          「カメラなんてお出かけや旅行の時しか使わないのだからレンタルで十分」だと思っていた時期が僕にもありました。でも今は家にカメラがあって僕は幸せだ。カメラが好きなのか、それとも写真が好きなのかという議論があるけれど、僕はきっとカメラが好きなのだと思う。寝る前にカメラを撫でる。電源を切ったままスイッチをカチカチ押してみたり、なんとなく構えてみたりする。まるでモデルガンみたいに。 そうして点検するみたいにカメラを触って、満足したら眠る。それを繰り返すうちにカメラを持って出かける日が

          カメラを撫でる

          ためしにYouTubeデビューしてみた

          これまでも旅行の動画を限定公開でYouTubeにあげるということはしていたので、とりあえずはYouTubeに投稿するということへのハードルは低かったのだけれど、いざ世界中に向けて発信するとなると心づもりというものがある。でも心づもりばかり考えているといつまで経っても動画が出せないので、とりあえず不格好でも未完成でもいいから、とにかくまずは「動画を投稿する」という実績を解除してみようじゃないかと思い、YouTubeに初めて動画をアップロードしてみました。 これで僕も事実上Yo

          ためしにYouTubeデビューしてみた

          温室、まだまだあるみたい

          温室が自分の中で来ている。温室、良い。 サウナじゃないよ、植物園の方ね。 カメラを持って温室の中をぐるぐる回るのにハマってきている。温室を出る頃には次の温室のことを考えている。いつかは飽きてしまうのかもしれないけれど、今自分の中にある火を大切にしたい。 東京神奈川だと神代・夢の島は行ったから、あとは新宿御苑の温室に行きたい。県外を視野に入れれば本当に色々な温室があるみたい。特に浜松や愛知にある温室はぜひ行きたい。今週の平日、お休みを取って行ってきてしまおうかしら笑

          温室、まだまだあるみたい

          日記に日記以上のことを記載するには

          1月1日からこのnoteとは別に日記をアナログでつけ始めて丸3ヶ月が経過した。一日も休まずに日記を続けられたのは本当に良かったと思う。一日にあったことを紙に書き出すという単純な作業は精神衛生上よろしい感じがするし、頭の整理にもなるからこれからも続けていきたい。問題は日記は日記にしか書かれていないので、もっと前後の情報とか、その時に欲しかったものなどが箇条書きにされていないので、まだまだ連続性がなくて読み物としてもっと魅力的にならぬものか..というところだ。かつてはモレスキンを

          日記に日記以上のことを記載するには

          カメラを持って温室へ【LUMIX LX100M2 作例】

          夢の島植物園の温室に行ってきた。2ヶ月で3箇所の温室に訪れていて、確実に温室にハマりつつある。今回はLUMIX LX100M2と。Panasonicに見捨ててられたライカの双子のコンデジです。 温室の良さは一言では言い表せられない。全身で緑を浴びてデトックス!というのが要するに言いたいことなのだけれど、それは森でも山でもできるじゃんと言われてしまうので、いや森や山は違うんですよ、接種できる養分が!というのを声を大にして伝えたい。 まず温室という建物が魅力的だ。トラス構造でド

          カメラを持って温室へ【LUMIX LX100M2 作例】

          写真集、出します

          植物園の温室を2つまわって、写真を随分撮った。 上手く撮れなかったものを除いて、「これはいい感じに撮れたぞ」と思うのが150枚近く手元にある。その写真を一枚一枚眺めていると、温室を歩いた時の音や湿度や植物のギラギラした緑色が立ち上がってくる。まるで手元に温室を持っているような気持ちになって嬉しくなってくる。 そしてそれから少し遅れてやってくるのが「これ、紙で見てみたいな」という感情だった。なぜ紙で見たいのか、言葉で上手く表現ができない。この辺りはkindleで読むか本で読

          写真集、出します

          憧れの温室

          夢にまで見た夢の島植物園に行ってきた。最高だった。ありがたがりながら一歩一歩楽しみながら歩いて、終わったらまた入り口に戻って2周した。最近はすっかり温室にハマっている。植物園とはちょっと違う。人工的なガラスの建物に植物と一緒に閉じ込められて、むせるようなグリーンを身体中で浴びるのがいい。すごく気持ちよくて、グリーンな感じになる。写真はまた今度、まとめて公開しようと思う。お楽しみに。

          コンパクトな休日

          出張を繰り返していたら振替休日が5日も溜まっていて、ぼちぼち消化しないとな…と思って少し無理して休みを取ることにした。 休みを取るにしても何らかの打ち合わせがいつも入っているので、ウェブ会議に出つつ、それ以外は家にいたり出かけたり好きにさせてもらいまっせ、な1日になる。それは、旅行に行ったりショッピングに繰り出したりするゴージャスな休みとは違って言うなればコンパクトな休日になるだろうと思う。コンパクトな休日は、日ごろできなかったシーツを洗濯したり、自転車を洗ってみたり、最近履

          コンパクトな休日

          一生懸命がんばれ、ヤバくなったら逃げろ

          結局、会社は入ってみなければわからない。 会社そのものは良い環境なのに、自分が配属された部署は劣悪な環境だったなんてことは平気で起こりうるし、その逆も然りだと思う。また、極端に言えば全ての人が良い人なのに自分の上司がとんでもない悪人だったなんてケースもあるわけだから、配属ガチャなんて言われ方をしても仕方がないのかもしれない。ただ我々だって生まれてきた時点ですごい確率を潜り抜けたガチャなわけだし、外に出て交通事故に出る確率や、牡蠣を食べて食あたりを起こす確率など、様々なガチャを

          一生懸命がんばれ、ヤバくなったら逃げろ

          知らないものを知らないままでいる贅沢とか

          わからないことや漢字がわからない言葉があれば、できるだけその日のうちに調べて解消するようにしている。 その一方で、「これってどう言う意味なんだろうねぇ」と言う言葉を、わからないままそばに置いといて、たまに手に取ったり、その意味を想像して楽しんでいる言葉がある。つまり、調べれば意味がわかってしまうのだけれど、それをあえてわからないままにしておいて、そのわからなさを楽しんでいるのだ。 ここ数年わからないままにしている言葉はクルマのギアにある「S」と「B」だ。Sがちょっとギアを落

          知らないものを知らないままでいる贅沢とか