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医師不足に立ち向かう

鈴木土身「お医者さんも来たくなる地域づくり」を読みました。

未来予測の本を読んで、住み続けられる地域でいられるには、医師の確保が重要と思いました。本書は秋田県鹿角市の事例紹介になっていて、医師確保の具体的な学びになると思い、選びました。

私が選んだポイントは以下の3点。

①医師の人事は大学が決めていた
→あえて敵を作らない住民運動が発足。行政や大学医局の政策の「被害者」になるのでなく、住民主体で、発信を始めた。

②全国の道の駅などにチラシを置き続けた。
→人の繋がりが育まれ、フリーの医師から問い合わせをもらえるようになってきた。

③お医者さんも来たくなる地域を作ろう
→医師をチヤホヤすることではない。「ここで働きたい」と思うような地域を作るしかない。

私の感想
上記①について
市民の会の事務局に病院職員がなるなど、みんなを巻き込んで大きな力にしていくところに心が熱くなります。地元を愛するがゆえの行動力だと思います。

上記②について
ネットの活用とかでなく、チラシを足で運んで全国を周るというやり方には驚きます。チラシを一回二回配ったのでなく、何年も繰り返し配り続けたことが実を結んでいったのだと思います。

上記③について
医者探しの活動が人の繋がりを作って、地域づくりになっていった。私はそう受け取りました。
行政や大学医局に対して嘆くのでなく、自分たちから動いて、打開していく姿勢を見習いたいと思いました。

ありがとうございました。

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